1000万ポンドの原点

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2009 [2009年03月13日 01時00分]
UKのCosta Coffee(コスタコーヒー)のコーヒーテイスター
Gennaro Pelliccia(ジェナーロ・ペリッシア)氏の舌に
1000万ポンド(約13億円)の保険がかけられた。

保険をかけたUKのコーヒーチェーン、コスタコーヒーはロンドンで1971年に創業。
保険の引受け窓口となったLloyd's(ロイズ)は、アンダーライターたちの働きかけで
ロイズ法が制定され、法人化してロイズ組合となったのが、その100年前の1871年。

巷ではこの保険話は、過去にもスポーツ選手や芸能人の脚や声帯などに
保険をかけた例が持ち出されて、
舌(味蕾)の能力という特異性や保険の高額さが話題になっているが、
私は、「コスタとロイズ」という組み合わせに興味がある。

ロイズは、1688年ごろエドワード・ロイドがロンドンに
「コーヒーハウス」を開店したことに発祥するからだ。
このコーヒーハウスで、ロイドは貿易商や船主、船員などの顧客に
海事ニュースを提供、これに保険業者が加わり取引の場として利用したことが、
損害保険会社ロイズの原点である。

320年前のコーヒー屋が、現代のコーヒー屋の保険を受ける!

今回の保険を引き受ける際、ロイズの組合やアンダーライターが、
「自分たちの原点と英国コーヒーハウスの歴史の重みを加味して考えた」
かどうかはわからないが、そういう伝統的な英国気質を想像すると面白い。
「見たか、スターバックス!元植民地の歴史薄い国の企業など相手にならんわ!」
と、思ったかどうかも定かでは無い・・・
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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