語らネパ!

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2016 [2016年07月04日 01時00分]
コクウ珈琲を拠点とする「Studio Riverbed」(田原由紀子&小川友美)によってコーヒー催事が企画された。コクウ珈琲では昨年に『おいしいコーヒーの真実』(Black Gold)を上映してからフェアトレードコーヒーを叩きまくる催事を開いたので、てっきり今度もまた『A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー』でも上映してからサードウェイブコーヒーを叩きまくる催事かと思っていたが、企画の相談を過日に受けたところ違っていた。いや、映画は映さないが趣旨は似たようなものか?(笑) 今般も私が加わって、コーヒーを語らねば! 
 語らネパ! (1) 語らネパ! (2)
 
2016年7月2日
「コーヒーのことを語ろう ~ネパールから、おいしいコーヒーを~」
コクウ珈琲:篠田康雄 + YAJIMA COFFEE:矢島明 + 吉岡コーヒー:吉岡知彦
ゲスト:池ヶ谷靖(鳥目散帰山人)
 
 語らネパ! (3) 語らネパ! (4)
昼と夜との二部制で各25名の定員は予約で満席。昼の部、スタート。まずは、同じネパールの生豆(シャンジャ郡マヤタリ村カレンダーラ/カツーラ/パルプトナチュラル)を3店主がそれぞれ焙煎したコーヒーを、それぞれの抽出法で淹れて参加者に飲み比べてもらう。次に、飲み比べたコーヒーの原料となった豆のネパールでの生産過程を写真で投影、現地をここ4年連続で訪ねている吉岡知彦氏が解説する。今年の現地視察に同行した矢島明氏も少説。その後、‘スペシャルティコーヒー’などをキーワードに篠田康雄氏が課題を提起、私も加わってコーヒーとコーヒー店について幅広く4人で対談。参加者からの質疑にも応答。さらに、参加者の前に3店主が並んで、それぞれのコーヒー抽出を実演してレクチャー。
 
 語らネパ! (5) 語らネパ! (6)
催事を締める直前に私がマイクを奪い、即興でネパールを絡めた小話をして散会(ヒヒヒ、3店セットのネパール豆は完売したゾ)。昼の部を終えて休憩中、私が焙煎したカレンダーラのコーヒーを勝手に淹れて、店主ら関係者と味わう。夜の部、スタート。進行する内容は昼の部とほぼ同じだが、今般取り上げているネパールコーヒーを農園主ボダ氏と共同生産している池島英総氏(SHANTI・SHANTI・COFFEE FARM)が、なんと終盤に駆けつけてくれた。夜の部を終えて、関係者の皆で撤収して、打ち上げは車で約6km移って「トスカーナ」で。この間、篠田さん矢島さん吉岡さん池島さんとコーヒー話が止まらない。私自身のコーヒー探究にとっても、好い催事だった。
 
 語らネパ! (7) 語らネパ! (8)
今般の催事「コーヒーのことを語ろう ~ネパールから、おいしいコーヒーを~」では、私はゲストというよりもオブザーバーでもありキュレーターでもあったように思う。そもそも、篠田・矢島・吉岡の3店主ともに、人見知りする照れ屋のクセに芯には主張があるクセ者揃いで、ある意味「やっかいで楽しい」連中だ。いくら店主同士に親交があるとはいえ、同じロットの豆を同時に飲み比べさせる企画のために店を休業して集まる事態だけでも異常である。この「やっかいで楽しい」連中の尋常ではない挑戦、それ自体に拍手を送りたい(これは催事の参加者へも何度も私が言った)。さて、ネパールのコーヒーは、近年の生産量が国全体で年間約500トン、これは世界全体のコーヒー生産量の約0.005パーセントであり、ネパールの紅茶の年間生産量に比しては約2.5パーセントである。そのネパールにおけるコーヒー生産の課題(流通・資本・振興策・病虫害対策・生産風習など)にまでは、催事の中で詳細に取り上げることはできなかったが、これを機に改めて探究をして語っていこう、と私は思った。それらの実態と課題自体が、ネパールのコーヒーが‘スペシャルティ’であることを示しているのだから。もっと、コーヒーを語らねば! そして、ネパールのコーヒーを語らネパ!
 
コメント (0) /  トラックバック (0)

コメント

この記事にコメントする

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://kisanjin.blog73.fc2.com/tb.php/929-52ecc9d6
編集

kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
Powered by / © Copyright 帰山人の珈琲漫考 all rights reserved. / Template by IkemenHaizin