大変が続いている

ジャンル:その他 / テーマ:ひとりごと / カテゴリ:あ・論廻 [2016年03月11日 14時46分]
揺さぶられた。壊された。呑みこまれた。流された。暴れられた。爆ぜられた。撒かれた。垂らされた。汚された。移された。放られた。虐げられた。騙された。2011年3月11日14時46分に始まった大変だ……あれから5年が経っても大変だ。
 大変が続いている (1)
 
原発爆ぜた日本死ね!!! 何なんだよ日本。 世界一安全な国じゃねーのかよ。 5年前見事に原発爆ぜたわ。 どうすんだよあそこ人すめねーじゃねーか。 子供を産んで子育てして社会に出て働いて皆で暮らすって言ってるのに日本は何が不満なんだ? 何が想定外だよクソ。 除染するのはいいけど希望通りに帰還するのはほぼ無理だからwって言ってて帰還するやつなんかいねーよ。 不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから原発止めろよ。 オリンピックで何兆円無駄に使ってんだよ。 聖火台とかどうでもいいから原発止めろよ。 有名なデザイナーに払う金あるなら汚染を除去しろよ。 どうすんだよ人生やめなくちゃならねーだろ。 ふざけんな日本。 きちんと廃炉にできないなら原発動かすなよ。 原発も止められないし住めない土地もなくならないけど安全保障なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。 国が住めない土地作ってどうすんだよ。 イベントやれば金出すってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出して生活にかかる費用全てを弁償しろよ。 安全保障だ秘密保護だ一億総活躍だって言ってるやつ見繕って国会議員と閣僚を人柱で作業させれば少しは除染できるだろ。 まじいい加減にしろ日本。
 大変が続いている (2)
 
 《消費は時間を刹那的に、細分化します。そのために、時間をゆっくり使う
  ことは、ずっと斥けられるままになってきました。そのことが、日常というも
  のをどれほど見わたしのわるい窮屈なものにしてきたか、そしてそのぶん、
  言葉というものもまたどれほど見わたしのわるい、窮屈なものになってき
  てしまったかということを考えます。 そういう時間の使い方をすることで
  実際には何が失われてきていたかということを、大震災、大津波、原発
  事故によって砕かれた日々の時間は、あらためて問いただしているかの
  ように思われます。何が失われていたか。》 (長田弘 「一日を見つめる」
  2011年11月1日/『なつかしい時間』 岩波書店:刊 2013年)
 
 大変が続いている (3)
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故は大変である。始まりから5年を経た今も大変が続いている。《何が失われていたか》……《熱願冷諦》が失われ、《絆は頭痛のタネ》が失われ、《KizunaよりもTsunamiを》が失われ、《より速くより高くより強く》が失われ、《冗談じゃない!》が失われ、大変に生きている自覚が失われている。沈痛から目を逸らしても、陰鬱に耳を塞いでも、悲嘆の口を噤んでも、大変が続いている事実からは逃れられない。もっと沈痛を、さらに陰鬱を、いっそう悲嘆を……あれから5年が経っても大変なのだから。
 
コメント (0) /  トラックバック (0)

コメント

この記事にコメントする

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://kisanjin.blog73.fc2.com/tb.php/894-f9557352
編集

kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Powered by / © Copyright 帰山人の珈琲漫考 all rights reserved. / Template by IkemenHaizin