奇跡の佳作

カテゴリ:ウスモードさんアーカイブ [2009年02月03日 23時15分]
今日 ハ ウスモードです。

先日、エル・チェの映画2部作の第2部を観てきました。
(レイトショー92席に私1人…豪華プライベートシアター!)

まず、映画としての仕立てについて、
「あっ、してやられたなぁ…」というのが素直な感想です。

第1部は時間軸が異なる2つのシークエンスが
交互に語られる保守的手法で使われています。

第2部は第1部のような手法は使わず、
ひたすらアルト・ペルーでのゲリラ活動を描いている。
この地味さ悲惨さ際立つ第2部のために第1部を作りやがったな!

つまり「派手から地味」という落差よりも
「地味からもっと地味」という落差を狙って仕立てたハズで、
このソダーバーグの仕立てに、はまっちまいました。
いやあ、この映画はソダーバーグが監督で良かった、と思います。

ソダーバーグはカメラワークや光影技法の「下手さ」では
筆頭格のアカデミー監督です。
題材や描写に関しても取捨選択の過激さや稚拙さを、
技量不足という劣等感ではなく、新たな表現手段と言い切れる、
厚顔であざといタイプです。

この能力不足による取捨選択の過激さが、今作にはピッタリでした。
まさに、奇跡のマッチング。

それにしても、
「狂狷の徒」たる理想主義者の抑圧された怒り、
ここだけは私もゲバラになりたい…と感じました。

うすモード
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
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