日和に再見

ジャンル:ライフ / テーマ:ひとりごと / カテゴリ:あ・論廻 [2015年11月05日 01時30分]
「明治節」を改め誤魔化した「文化の日」、2015年の今般も昨年に続いて、(中部学院大学の「学びの森フェスティバル」を含んだ)各務原市の催事「マーケット日和」が開かれた。秋の日和に再び日和見だ…行ってみよう!
 日和に再見 (1) 日和に再見 (2)
 
中部学院大学のキャンパスへ北側から入って、「半布里そば道場」出店ブースで「十割そば」(900円)を注文、待つ間に「珈琲工房ひぐち」出店ブースへ。今年もマネージャ(樋口美枝子氏)と社長(樋口精一氏)が夫妻で切り回している。ん?パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャが500円!露店とはいえ安すぎるだろ(笑)。ブラジル・パッセイオ農園ムンドノーボ(300円)を飲みながら、会場を歩く。やっと蕎麦が出てきた…ズルズル、仕立ては雑だが新そばの甘い味わいは上品で良し。
 日和に再見 (3) 日和に再見 (4)
 
シティカレッジ各務原特別講演会 各務原ことば大学
「果てしのないことばの話」 岡本仁×ミズモトアキラ
 日和に再見 (5)
ミズモトアキラ氏が岡本仁氏を迎えて催すトークショー、会場は中部学院大学各務原キャンパス大講義室、定員300人の催事だが参加したのはスカスカの70人程度か。影響を受けた本を問われて岡本仁氏が挙げた3冊は、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫:著/中央公論社:刊 1969年)と『ロンサム・カウボーイ』(片岡義男:著/晶文社:刊 1975年)と『風の歌を聴け』(村上春樹:著/講談社:刊 1979年)。オザケンの歌みたいにチャラ重いとか、アメリカ人が英語で書いたものを日本語に訳したようとか、「しらけ世代」にとって乾いた感じがカッコイイとか、‘文体’の話。講演では‘饒舌調’というコトバも出ていたが、私に言わせれば、昭和軽薄体の前触れというか、サリンジャー・コンプレックスというか、そんな感じだろう。岡本仁氏によるマガジンハウス時代の話は、「やっていくうちに見えることがある。編集者・岡本仁さんの社会の歩き方」(的野裕子:文/Webマガジン「greenz.jp」 2014年)でも読めるネタを少し饒舌にしたものだった。
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岡本仁氏曰く、「メディアは不公平だ」と。「鳥取にスターバックスがなくていい、という発想がない」中央集権で東京発信のメディアに「スターバックスがないとイケてないと思い込まされる」と。コレは好い‘ことば’だ。他に、「ハッピーエンド通信」の話とか『relax』の特別復刊プロジェクトの話とか…トークショーに退屈はしなかったが、語られる‘ことば’からは、果てしのない‘虚栄’(ヴァニティ)の臭いが芬々と撒き散らされていた。岡本仁氏やミズモトアキラ氏を支持しないと《イケてないと思い込まされる》感じに聴こえて、私はどうにもスッキリしなかった。まぁ、「本の街 かかみがはら」で誤魔化しの「文化の日」らしい暇つぶしにはなったことは好いけれど…
 
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講演会の終了が押したので、急いで遊歩道を南へ抜けて、学びの森エリアの「コクウ珈琲」出店ブースへ。ん?「ドリンク完売しました」…やっぱり遅すぎたかぁ。当初はさらに市民公園エリアへ南下して移動映画館や古本市を覘こうかとも思っていたが、休憩中の篠田康雄氏(コクウ珈琲店主)相手にベンチで寛ぎながら談議。「このイベントは場所も良いし、去年にも増して風も無い秋日和、賑わっているよなぁ」、「ゲイシャ買いに行こうか」…篠田さんと「珈琲工房ひぐち」出店ブースへ行ってゲイシャを買ってくる。話し込んでいるうちに、陽が傾いて森の木陰が芝生の広場まで伸びてきた、催事も終了。珈琲を飲み、蕎麦を喰い、講演を聴いて、秋の日和に再見した「マーケット日和」…面白かった!
 
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コメント

No title
cocu-coffee URL [2015年11月13日 16時34分]

去年も今年も忙しくてイベント自体を楽しむことは出来なかったのですが、のんびりした雰囲気がとても心地よくてお気に入りのイベントです。来年は売り切れにならないように多めに用意しておきます。

to:cocu-coffeeさん
帰山人 URL [2015年11月13日 23時03分]

出店者が気に入って次回を考える催事は、それだけでも「成功」と言えるでしょう。ま、売上もあっての話だろうけど(笑)

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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