やっとび伊吹7 尾花遊走編

ジャンル:スポーツ / テーマ:ジョギング・ランニング / カテゴリ:走の記:日常編 [2015年10月19日 01時30分]
病んで『夢高原かっとび伊吹2015』大会を欠場して「待ってろよ伊吹山!」と言ったものの、行かず登らずのまま秋は深まっていく…このままはイヤだ。じゃ、「やっとび伊吹」!
 
2015年10月18日
伊吹山登山
 
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雲一つない青空に浮かぶ山を見上げながら「待たせたな伊吹山!」と叫んで、伊吹薬草の里文化センターからスタート!上りの往路は‘かっとび’コース。走る足が重い。まぁ、気道に軽い炎症があるので、ゆっくり進もう。一合目で約36分経過。二合目で約45分経過。おぉ、伊吹山はススキの原を抱えて待っていてくれたゾ。ススキの上に浮かび飛ぶパラグライダー、私は尾花(ススキの穂)を胸に飾って遊び進む。山頂を見上げても琵琶湖を見下ろしても、視界の半分はススキだ(笑)。三合目で約1時間9分経過。五合目で約1時間27分経過。
 
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秋の陽射しは夏より柔らかいし、照り返す地の温度も高くはないが、息ゼイゼイで汗ボトボト。ん?ヘリコプターが山の東麓方面で旋回と上下動を繰り返している…訓練?事故?大事に至らなければいいが。七合目で約1時間48分経過。八合目で約2時間経過、ここで少憩。再始動するとハイカー渋滞、まぁ、バテ気味の私には丁度イイ。往路は約2時間19分で山頂に到着。秋晴れの日曜日、さすがに人が多い。四囲の遠望を楽しんだ後に、売店「えびすや」に寄って「久しぶりのただいま~」、苺ソフトクリーム(特盛?)を食べる。
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「えびすや」店内でチューペットとチョコ菓子をもらってオヤジさん(店主:松井純典氏)と談議、「昨日遭難があって今も捜索中」(後掲)と…あのヘリはそういうコトかぁ。オヤジさんの友人で「この山の植物の根っこだけ見て、何の花だかわかるのはココの大将とオレくらい」と言いながら美味そうにテキーラを飲む年配の常連さんとも話し込んで、その豪快な人生行路を聴く。あ、私にもテキーラと柿が出てきた。喫煙四服しながら、延々2時間弱のオモシロ長談議…え~と、私は伊吹山へ何しに来たんだっけ(笑)。
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 「滋賀・伊吹山で74歳男性が遭難 パーティと離れ単独行」
 《17日午後2時20分ごろ、滋賀県米原市の伊吹山で登山をしていた自然保護
  団体「伊吹山もりびとの会」の男性から「一緒に登っていた会員がいなくなった」
  と通報があった。滋賀県警米原署などが捜索したが見つからず、18日朝から
  捜索を再開する。 同署によると、遭難したのは彦根市内の男性(74)。午前
  10時ごろ、他の会員たちと伊吹山ドライブウェイの上平寺越駐車場から山頂
  に向けて出発したが、昼前に「他のルートを探す」と1人で隊を離れた後、消息
  がつかめないという。 同会は滋賀県内を中心に約70人の会員がおり、夏場
  は山頂の植物のボランティアガイドなどをしている。》
  (「京都新聞」 2015年10月18日)
  
[秋空の下でススキが揺れる伊吹山]
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あ~テキーラも話も美味しかったな。下りの復路は‘登山道’コース。すれ違うハイカーが私の胸の飾り尾花を見て「そのススキ、いいですね」、「天然100%の無料のアクセサリーだよ」と応じて笑う。ゆっくり駆け下って、復路を約1時間22分で戻る。喫煙しながら汗が引くのを待って、伊吹薬草の里文化センターの館内で開催中の「ヤマノススメ パネル展~伊吹山のススメ~」を観る…え~と、私は伊吹山へ何しに来たんだっけ(笑)。帰途、伊吹山ドライブウェイで下りてきた多数の警察や消防の車とすれ違う…どうなったかなぁ。別の話題、前日に読んだ新聞のコラムが気になったので、関ヶ原でチョット寄り道。
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 《岐阜県関ヶ原町で今月四日、「関ヶ原駅前観光交流館」がオープンし、早速そ
  の日に私も寄ってきた。お土産コーナーが充実し、特に目をひいたのは、東西
  カップうどんのセットが売られていたことである。(略)関ヶ原は、単に徳川家康
  の東軍と石田三成の西軍がぶつかり合った合戦の場というだけでなく、食文化
  を含め、生活習慣などの面で東西の境目に位置している。カップうどんで東日
  本と西日本の味を同時に比べられるとは、おもしろい趣向だと思った。》
  (小和田哲男 「東日本と西日本」/「中日新聞」夕刊 連載コラム「紙つぶて」
   2015年10月17日)
 
「関ヶ原駅前観光交流館」で、早速に小和田哲男氏オススメの「日清のどん兵衛 関ヶ原 東vs西 食べ比べ!」セットを買いながら考える…もしも伊吹山が無かったら、あれほど見事なススキの原も無いだろうし、遭難者も出ないだろうが、《食文化を含め、生活習慣などの面で東西の境目》もどうなってしまうだろう、と。爽やかな秋風に揺れる尾花を抱(いだ)いた伊吹山で、遊び走った「やっとび伊吹」に満足した。
 
 そのままに 尾花抱いて 伊吹山 ──帰山人
 
 
【2015年10月20日 追記】
 
 「行方不明の男性、遺体で発見 滋賀・伊吹山」
 《滋賀県米原市の伊吹山で17日、彦根市岡町の長束憲一さん(74)が登山中
  に行方不明になった事故で、米原署などは19日、沢に滑落した長束さんの
  遺体を発見した。 同署は、長束さんが頭部を負傷して沢で動けなくなり、低
  体温症で死亡したとみている。 長束さんは自然保護団体「伊吹山もりびとの
  会」の事務局長。17日は会員11人で登山中に「他のルートを探す」と1人で
  隊を離れ、行方不明になっていた。》
  (「京都新聞」 2015年10月19日)
 やっとび伊吹7 追記(1)
 
遭難事件の続報では、当人が心残りであったか否かはわからないが、気の毒な結果となった。山も人の世にあり、人の世も山にある、ということだろう…と覚えておきたい。
 
コメント (4) /  トラックバック (0)

コメント

しんろく URL [2015年10月19日 10時21分] [編集]

何度か一緒に活動した知人です。
今日も10時すぎからヘリコプターが飛んでます。無事を念じるばかりです

No title
ちんきー URL [2015年10月19日 20時09分]

テキーラに柿・・・合うんですか???

to:しんろくさん
帰山人 URL [2015年10月19日 21時53分]

松井さんたちも知っている方のようですね。山頂談議で伊吹山をめぐる様々な人間模様も拝聴しましたが、キッカケが遭難事件とは辛いものがあります。

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2015年10月19日 22時00分]

売店のケンちゃんがメキシコから持参したテキーラに松井店主の自家採りの柿…合いましたよ。もっとも、柿は酔い醒ましや宿酔防止に効くと言われているので、下山時に酔っ払って遭難しないように出されたのだと思いますが。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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