大坊珈琲の時間 逸言

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2015 [2015年06月01日 01時00分]
《日常の生活とかけ離れて、緊張して、一滴一滴、珈琲が淹れられるのをじーっと見て、珈琲を飲むということ。そういう経験っていうのは、すごく大事なんだろうなって、思いますね。自分がいいと思うものは何だろうっていうのは、実際のものを見て初めて気がつくことって多いです。》(大坊恵子:談/『大坊珈琲の時間』pp.138-139)…フム、そうかもしれないな。
 
2015年5月30日、コーヒー本『大坊珈琲の時間』(大坊勝次・キムホノ:著/自由空間:刊)の関連イベントである「『大坊珈琲の時間』を楽しむ会」が名古屋のちくさ正文館で催された。
 
 大坊珈琲の時間 (1)
昼飯に蕎麦でも食べてから行こうと、千種駅前の「花がたみ」を訪ねると昼の部のみ臨時休業。では今池まで歩いて「大盛屋」へ。せいろとミニ天丼のセットを食べてから、会場へ。
 
 大坊珈琲の時間 (2)
チクショウ(ちくさ正文館)自体に来たのが久しぶりなので、ゆっくり店内を巡って立ち読みしていると…2階の会場から降りてきた大坊さんにバッタリ。そのまま2階の会場へ行って、「大坊珈琲を味わう」の一番客に(「どう?どう?」って…まぁ毒見役?だな:笑)。「大坊珈琲店」閉店後に続いていた少し籠って暗く沈んだ感じの味わいが劇的に改善されている! 「コレは、スーッと軽やかに抜けていく。イイです」の評に、「よかった~」と笑顔の大坊さん。今般の催事のために金憲鎬(キム・ホノ)さんが焼いた器、デミタスカップというにはやや大きいが、手になじんで好い。大坊さんの作った柔らかく苦甘い液が、舌になじんで好い。
 
 大坊珈琲の時間 (3)
参加者全員が順次コーヒーを味わった後、兼松春実さんの司会で「大坊勝次×キムホノ を聞く」が始まる。『大坊珈琲の時間』のスタッフ(校正・装丁・写真・編集)、そして大坊恵子さんに対談者2人、本の作成時に撮られた写真から好みの画像を選んで発表。本には使われていない画像も投影されて眼福。特に、「都会のど真ん中で(大坊とキムという)野生動物を追う」とか、「木村(伊兵衛)が撮った永井荷風に倣って大坊さんが撮れた」とか、カメラマン木村一成さんの話が楽しい。大坊さんとキムさんの対談は、本の内容を踏襲したものだったが、気恥ずかしそうでもあり茶目っ気も感じさせる2人の話しぶりは、演芸だ。
 
 大坊珈琲の時間 (4)
対談終了後…参加していた(「東明茶館」常連客だった)A氏・H氏と思いがけず再会して、談話。大坊さんとキムさんにサインを貰い、大坊夫妻には「じゃまた来週…」と言って会場を去る。夕飯に蕎麦でも食べてから帰ろうと、千種駅前の「花がたみ」へ、もりそばの大盛。
 
 大坊珈琲の時間 (5)
《理智で考えても現実に組み込めない時、「こんなのありかい──」とつぶやいてみる。自分の感覚が「なんでもありだよ」と答える。すると急に肩の力が抜けてすんなり受け入れてしまう。その時、現実が表情を変える。自己の感覚に問いかけ、自己の感覚が答える。その人、一人だけの世界であり誰も立ち入ることのできない“自由”。》(大坊勝次:談/『大坊珈琲の時間』p.150)…フム、そうかもしれないな。「大坊珈琲の時間」は続いていく?
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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