monとnon

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2015 [2015年04月20日 01時00分]
自分で淹れたコーヒー以外を独りで飲む場合は、ほとんどが自家焙煎のコーヒー店だが、何にでも例外はある。頻度は低いが、自家焙煎ではない喫茶店を訪ねることもあって…。
 
在住地の愛知県春日井市にある勝川大弘法通り商店街は、2001年以来、毎月の第3土曜日に「勝川弘法市」を催している。春日井市は、《勝川大弘法通商店街は、古き良き面影を残した老舗店から新しいお洒落なお店まで、バラエティに富んだ活気ある通りです。「勝川(かちがわ)」という縁起のよい地名は、小牧長久手の戦いの戦勝に因んで徳川家康が命名したという言い伝えも…》(春日井市Webページ「Da Monde 春日井」)と言っているが、地名に関しては、それより古い「加知」または「賀智」が元ではないかと考えられるものの、由来や経緯は未だ明らかでない。明らかであるのは、今般2015年4月18日の勝川弘法市で、「mon」と「non」が顔を揃えること…自宅から走って行こう!
 
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まずは、勝川大弘法(元像は1928年に建立/台座を含めて高さ18m)を見る。この像は、1999年以来、「高野山真言宗 持明院別院 勝満山 崇彦寺(しょうまんざん しゅうげんじ)」と名乗る寺が所有している。つまり、勝川弘法市と大弘法像は、いずれも、平成の世に再興を目指した勝川大弘法通り商店街が企んだ一種の「メディア装置」である。次に、弘法市と同時開催された「春日井カエルまつり」を覘いたが、こちらも平成の世に春日井蛙プロジェクト(2011年~)が企んだ一種の「メディア装置」だ。…ま、それだけ。
 
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「cafebus non」(増田希)は、2013年創業の《新しいお洒落な》(?)移動カフェである。いわゆるフレンチバス仕様の自動車による移動店舗で、《ほっこりするラテアート・カフェドリンク》をウリにしている。弘法市での出店は、勝川大弘法通り商店街の南端、「勝川カフェ mon」の斜め前であった! 「キャラメルラテ」を注文して、1時間前に焼いたばかりのコーヒー豆を贈って、nonちゃんと談話。ついでに来店した客とも談話…コレが面白い。
 
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「勝川カフェ mon」(高野仁)は、1966年創業の《古き良き面影を残した》(?)喫茶店である。春日井市の勝川駅周辺総合整備事業によって、2007年3月に再開発ビルのパセオ1階へと店を移した。今般は、約1年ぶりの訪店。「純氷のかき氷」のエスプレッソミルクを注文して、1時間半前に焼いたばかりのコーヒー豆を贈って、マスターと談話。ついでに「純氷のかき氷」の出前を頼んで、nonちゃんにも賞味をさせる…コレが面白い。
 
 《喫茶店に残された快楽、それは単なるコミュニケーションにあるのではなく、
  都市のいれものに無雑作にぶちまけられた脈絡のないカオスに眼をこらし、
  それによって自らが空間の中に獲得した相対的な時間を推し量り、じっくり
  と消費することなのである。》 (大場正明 「都市の腐蝕画」/『ユリイカ』
  1987年4月号:特集*喫茶店 滅びゆくメディア装置/青土社:刊)
 
自家焙煎ではない喫茶店に残された私の快楽、それは単なるコミュニケーションにあるのではなく、都市のいれものに一見は無雑作にぶちまけられた脈絡のないカオスに眼をこらして企図や模様を読み取り、それによって自らが空間の中に獲得した時間を推し量り、じっくりと消化することなのである。「mon」と「non」は似ているようで似ていないし、似ていないようで似ている。この両者に共通することは、「メディア装置」として情報が消費されるのではなくて、良し悪しを超えた意思を観取する面白さがあることなのだろう…。
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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