珈琲バカたれ

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2015年02月06日 01時00分]
日本珈琲狂会(Coffee Lunatic Club of Japan:略称CLCJ)は、2010年の2月6日に生まれた。創設5周年を迎えた今般、2月6日に公開された映画の話を糧にコーヒーを想う。
 
  珈琲バカたれ (1)
日本珈琲狂会が創設された2010年2月6日、この日に映画『涼宮ハルヒの消失』が公開された。このアニメーション映画で、エリック・サティ(Erik Satie)のピアノ曲「ジムノペディ」(Gymnopédies)と「グノシエンヌ」(Gnossiennes)が劇中のBGMとして使われている。これらの曲にエリック・サティが遺した示唆や諷喩は、涼宮ハルヒシリーズの「消失」を示し、そして、日本珈琲狂会が歩み始めた5年間をも見事に予見していた。すなわち、‘苦痛’や‘悲哀’や‘深刻’であり、また、‘舌上’や‘不動’や‘開頭’である。…ちっとも笑えないことだった。
 
  珈琲バカたれ (2)
日本珈琲狂会が創設された2010年2月6日、この日より80年前の1930年2月6日には映画『何が彼女をそうさせたか』が公開された。この藤森成吉の戯曲を原作とした帝國キネマ演藝製作のトーキーは、第7回キネマ旬報優秀映画投票第1位(邦画)を獲得した「傾向」映画である。その頃の日本は、不景気が長く続き、大震災に打ちのめされ、貧富の差が拡がり、怪しげな思想や宗教がはびこり、閉塞感が漂って、カフェは「風俗」と化した。それは、日本珈琲狂会が歩み始めた5年間の世情と見事に一致する。…何が狂会をそうさせたか?
 
日本珈琲狂会は、積極や楽観の仮面を被った‘希望依存症’のコーヒーを絶対に許さない、断固として非難する。日本珈琲狂会は、伝統の形骸化にも流行の世俗化にも屈することは決してない。この方針は揺るぎないものであり、真正に美味いコーヒー以外は、全てのコーヒーに罪を償わせる。奇しくも‘青瓶’なるコーヒーが日本へ侵攻した今般2015年2月6日、日本珈琲狂会は、自らを「傾向」コーヒーと認めて、低劣なるコーヒーの「消失」へ決起する。
 
  珈琲バカたれ (3) 珈琲バカたれ (4)
「コピ・タレ」(Kopi Tarik)はコーヒーを引っ張って泡立てたものであるが、日本珈琲狂会はコーヒーを引っ叩いて泡を吹かす「バカタレ」である。「コピ・タレ」を喫して、創設5周年を祝う。半端なコーヒーの愛好者たるよりも、徹するコーヒーのバカたれ!…コーヒーバカたれを誓う。
 
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コメント

No title
しまなかろう URL [2015年02月07日 10時33分]

帰山人様
 長女のアパートのすぐそばに「蒼瓶」がオープンしたそうなので、さっそく偵察命令を出しました。そしたら、なんとまあ、すごい行列。開店前から100人ほどが列を成していたそうです。気後れした長女は、「閑古鳥が啼いたころに行ってみる」と冷めたメールを寄越しました。
 さてこの「珈琲バカたれ!」の檄文は、かのクラーク博士のBoys be undershirts!に比肩するくらい熱い思いがこもっていましたね。閣下の「半端なコーヒー許すまじ」とする年来のポリシーは老残の身を叱咤するに充分なほど牢固たるもの。感動のあまり、思わず合掌してしまいました。
南無阿弥陀仏。

to:しまなかろうさん
帰山人 URL [2015年02月07日 11時45分]

労師、「青瓶」初日は4時間以上も行列に並んで「営業時間は19時までですが、16時までにお並びいただいた方で、終了」(青瓶Facebook)の仕打ちで、追い返された者が続出したようです。「寒い中お待たせしてしまいましたこと、本当に申し訳ありませんでした」(ジェームス・フリーマン)…こうなることはわかっていて、さらなる話題にして喧伝する…これが、ご令女をはじめとする「地域の皆様の暮らしと密着」と嘯く「青瓶」の正体ですよ。コーヒーそのもの以前に、ホスピタリティを掲げる資格がありません。私ゃ、一刻でも早く日本から出ていって欲しい。念仏は「青瓶」に唱えてやってください。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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