蕎麦に居るね 19

ジャンル:グルメ / テーマ:うどん・そば / カテゴリ:食の記 [2014年10月09日 23時30分]
斑尾高原でのトレラン大会に参加、その前後で北信上越にて蕎麦食、合わせて五演。
 
 
2014年10月4日
 
「かじか亭」で蕎麦を食す。
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「ざるそば」(並/850円)
上信越道の豊田飯山ICより約18km北上して、富倉地区へ。富倉小学校跡地で富倉ふるさとセンター事業組合が1990年に開設した「かじか亭」へ。初訪。昼飯の1食目。
 《とみくらそば【富倉蕎麦】 長野県飯山市富倉のそばは、山ゴボウ(オヤマボク
  チ)の葉をつなぎにして打つ。(略)県下の山村ではそば打ちに同様のつなぎ
  を使う土地が多い。 / ●富倉そば 山ゴボウの葉の繊維を打ち込み、のば
  してからしばらく乾燥させる。生地は紙のように薄い》
  (新島繁『蕎麦の事典』柴田書店)
だだっ広い駐車場から店に入れば、客は私1人。‘富倉そば’は、俗に‘幻の蕎麦’などと言われているが、オヤマボクチつなぎの蕎麦自体を「時香忘」で食べている私に、‘幻’でも何でもない。予想よりも黒みが薄く肌理の細かい灰色の麺。やや釜は早いが空煮えではない私好みの硬い麺は、香り高くはないが、ツルンツルンの口当りが好い。このツルンツルンは、オヤマボクチだから? それとも、打ち粉に片栗粉を使うからか? 汁にも妙なクセが無く、控えめな味わいが好い。総じて素直な仕立て、フツー美味い。
 
「はしば食堂」で蕎麦を食す。
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「ざるそば」(並/おかず付/950円)
富倉地区内を約1.7km移動、民家の蕎麦屋「はしば食堂」へ。初訪。昼飯の2食目。靴を脱いで座敷に上がれば、グループ客と入れ替わりで、客は私1人。黙っていても先に出てくる‘おかず’、窓から山の景色を眺めながら、枝豆や煮物や漬物を食べる。予想よりも赤みが強く透明感のある褐色の麺のぼっち盛り。ヌルヌル強烈の口当り。このヌルンヌルンの麺に甘酸っぱいクセがあるのは、つなぎ分が多いから? それとも、蕎麦粉が酸化しているからか? 汁にも茸系の妙に生臭い甘味があって、私の好みでは無い。バアちゃんとの話は好い‘おかず’だが、蕎麦自体は私の口には合わないナ。
 
「加藤」で蕎麦を食す。
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「もりそば」(500円)
富倉地区より新井方面へ北上して、国道18号線を南下して計約35km、妙高高原駅前の「加藤」そば屋へ。再訪。昼飯の3食目。店置きの漫画『ザ・シェフ』を読んで、注文した「もりそば」を待つ。1人入ると1人出る入れ替わりで客数人。ドンブリ茶碗に放り込まれた「もりそば」登場。太目の麺が香り薄くて味は濃い、コレは前回と変わらないが、今般はシメが効いていて、ポクッとした噛み応えが心地好い。これならば、出汁甘さと醤油辛さが分離気味の汁にも合っている、イイねぇ。田舎食堂の蕎麦屋の味ブレとしては、許す許さないよりも、それも風情の内と言いたくなる、のんびりした雰囲気。
 
 
2014年10月5日
 
「道の駅 ふるさと豊田」で蕎麦を食す。
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「天ざるそば」(950円)
トレラン大会後の帰途、涌井地区の蕎麦屋を覘くがやはり3件共に店は終わっていた。昨年同様に、豊田飯山IC近くの「道の駅 ふるさと豊田」へ。温かい蕎麦を食べるつもりだったが、イーゼル看板の‘天ぷら’推しに屈して、券売機では「天ざるそば」を押す。相変わらずガランと人気の無い食堂、ココの指定管理者である株式会社斑尾の事業評価はずっと‘A’だけど、大丈夫か中野市。だが、「天ざるそば」の麺と汁は、相変わらず食堂の駄蕎麦として充分な水準。天ぷらの味も平凡だがまあ悪かぁない、コレで珍しい茸や山菜でも揚げてくれればなぁ…などと勝手なコトを思いつつ蕎麦湯を飲む。
 
「長野自動車道 姨捨サービスエリア 上り線 田毎庵」で蕎麦を食す。
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「肉そば」(800円)
道の駅での蕎麦は遅い昼飯だったので、続き、NEXCO東日本が‘ドラマチックエリア’(?)とかいう意味不明のリニューアルオープン(2014年3月29日)をさせた姨捨SAで、やや早い夕飯とする。狂言本『木賊(とくさ)』に挙がった信濃の名所に、「さらしな(更級)の里、おばすて(姨捨)山、たごと(田毎)の月」とあり、‘姨捨’SAに‘田毎’とくれば、蕎麦は当然か? もっとも、更級に掛けて‘更科蕎麦’という‘芸’はないだろうが。そもそも、運営するアルピコ観光サービスには味でも過度の期待ができないが、果たして…仕立てや味に何らの文句も情緒も無い「肉そば」は、値段だけ‘ドラマチック’?
 
 
トレラン大会はついで、2日間で蕎麦5食が本命?いや、本命とする蕎麦探しは続く…。
 
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コメント

No title
ナカガワ URL [2014年10月11日 13時36分]

いいなあ。走りに行ってるんだかそば食いに行ってるんだか。両方なんですね。5軒まわるコツは何かありますか。

to:ナカガワさん
帰山人 URL [2014年10月11日 15時09分]

コツ?…どうだろうなぁ。1人ってコトかなぁ。店巡りに‘斟酌’ほど邪魔なモノは無いので、ニンゲンを排するコトがコツですね。

No title
ナカガワ URL [2014年10月11日 21時03分]

全くその通りですね。よく考えたら、自分も実行していることでした。何とか他人と共有できそうなのは鯛焼きくらいです。

to2:ナカガワさん
帰山人 URL [2014年10月11日 21時27分]

そう。店を紹介されたり紹介したりするのはイヤじゃないんだけど、「一緒に巡りましょう」とか「ついていきたい」とか言われると、もうダメ、行く気が失せる。ま、そんなコト言っていると、例えば「ふじおか」みたいな(2人以上で要予約の)蕎麦屋には行く機会を失うんだけどネ(笑)

No title
しんろく URL [2014年10月13日 22時00分] [編集]

あざいお市の出店ブースの一つに
手打ちそばのお店がありました。テントの下でうって、湯掻いてと打ち立てゆでたてを500円でというもの、長男と妻は味わえたようですが、ハーフが終了してからは、待ち時間がかかるにもかかわらず行列が途絶えず、食べることができませんでした。
今庄から出店しに来ていました。

to:しんろくさん
帰山人 URL [2014年10月13日 23時06分]

え~今庄からぁ?…そばの里?ふる里?忠兵衛?真琴?
そんなコトより、応援行けなくてゴメンなさい。この土日、下痢が酷くてダウンしてました。早く直して、新蕎麦を食べなくては!

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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