駄~ジリン

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2014 [2014年09月22日 05時00分]
なぜ尾張旭市が「おいしい紅茶の店」日本一なのだろうか?…などと勘繰ってはならぬ。‘いいだしっぺ’であるTEAS Liyn-an(ティーズ リンアン)の堀田信幸氏が、そうしたかったから、他に理由は無い。それよりも、日本紅茶協会が認定した「おいしい紅茶の店」(全国215店舗、うち尾張旭市に17店舗/2013年11月1日現在)の紅茶は、本当においしいのだろうか?…それを訝しむべきであろう。それはそれとして、在住地の二つ隣の市である尾張旭の「スカイワードあさひ」を会場として、コーヒーの二つ隣(?)の嗜好飲料である‘紅茶’を題材にした催事がある…一昨年の初回はマラソン大会と重なり、昨年の2回目は日本コーヒー文化学会に絡んで行けなかったが、今回は行く。どうして珈琲狂が「紅茶フェスティバル」を訪ねるのだろう?…などと訝しんではならぬ。
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2014年9月21日
「第3回 紅茶フェスティバル in 尾張旭」
 
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まず、事前に申し込んであった「紅茶の製茶体験」(午前の部)。独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の野菜茶業研究所(金谷茶業研究拠点)内に事務局を置く日本茶業技術協会の会長である武田義行氏の指導で体験会が進む。武田さんが摘採して萎凋した無農薬栽培の‘べにふうき’茶葉を、板の上に広げて手揉み…ヘタクソだ! 敢えて茎の部分も除かずに浅く大きく揉捻した茶葉を、濡れ布巾に包んで静置。発酵を待つ間、他の催事を覘く。「紅茶アイドル for Tea 8」(何じゃそりゃあ!)のステージショウを観て、紅茶バザールで試飲しまくり。日本やブラジルや台湾の紅茶・緑茶などを飲むが、ウ~ン、どれも不味くはないが、どれも唸るほどに美味くもないナァ。
 
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戻って武田さんの製茶技術論を聴く。曰く、「国産紅茶の多くが青臭くて湿った臭いがするのは、発酵止めになる温度を低くしてしまうから」…ナルホドなぁ。私の茶葉は発酵がまだ少し浅いが残念にも時間切れ、200℃に熱したオーブンへ放り込んで、発酵止め。
 
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加熱後の茶葉を軽く揉み整えて、100℃に熱したホットプレート上に広げ、軍手をしてたえず動かしながら乾燥。さらに、舟形にしたガーゼにまとめて、ホットプレートで乾燥。
 
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待つ間に、武田さんが先行して作った‘べにふうき’紅茶を皆で試飲…やや渋いが甘い。他の数種の紅茶も試飲。そうこうしているうちに、私の手揉み紅茶も完成。揉捻や乾燥のプロセスは、茶葉の見た目の変化に先んじて立ち上る香りが次々と変化していくので面白い。しかし、コーヒー焙煎と勝手が違って、度合いとタイミングに自信が無い、反省。
 
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昼休み、会場周辺をうろつけば、木野照代さんにバッタリ遇い、炎天下でなぜか茶よりカカオとチョコレートの談議(笑)。帰る木野さんと別れて、バザールでcoharu*bagelの‘紅茶の生いちじくマフィン’と‘抹茶クリチあんベーグル’を買って昼飯に、モグモグ。日本紅茶協会の専務理事である稲田信一氏のステージショウ「紅茶ワンポイントレッスン」の冒頭を聞き流して、茶学術研究会公開シンポジウム「紅茶と緑茶の保健効果」へ。
 
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講演3題。斉藤由美氏(「イギリス時間、紅茶時間」主宰)の「歴史で辿る紅茶の保健機能と効果的ないれ方」…ウ~ン、ジャンピング現象の説明が溶存酸素量とは通俗に古いナァ。伊勢村護氏(公益財団法人篷庵社評議員)の「今、注目される緑茶カテキンの保健機能」…ウム、‘紅茶’フェスティバルで緑茶カテキンの機能優位は喋り難そう(笑)。横越英彦氏(GABA・カルピス研究家)の「美味しい緑茶は脳にも良い~テアニン~」…ウム、さすが茶学術研究会の会長、もはや‘紅茶’フェスティバルとは言えないナァ(笑)。3題総じて悪くない話だったが、やはり私には、茶でもコーヒーでも嗜好飲料を語るのに、‘カラダに良い’や‘脳に良い’や‘予防できる’といった健康機能の効果論は聞き苦しい。
 
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スカイワードあさひの8階へ上がって見た展望を想い返しながら帰って、手揉み紅茶を喫してみる。紅茶の製茶体験は面白かったが、出来は酷い。‘べにふうき’なのに「屁に封気」みたいだし、或いはニセモノとして「駄~ジリン」といったところか(笑)。しかし、どうして珈琲狂が「紅茶フェスティバル」を訪ねたのだろう?…などと訝しんではならぬ。コーヒーの一つ二つ隣(?)の嗜好飲料にも目を向けなければ、コーヒー自体も解せぬ。
 
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コメント

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kino URL [2014年09月23日 08時36分] [編集]

お引き止めいたしました。
お話にお付き合いいただいてありがとうございました。お持ちになっていた紅茶見かけは美味しそうでしたが・・・・・。
試飲会場の世界の紅茶や国内紅茶試飲販売、どの会場でも紅茶の香りが一切しなかったので???試飲止めました。
紅茶入門には楽しいイベントですね。
普通の人が気軽に参加できるイベントはイイナと思います。

to:kinoさん
帰山人 URL [2014年09月23日 11時44分]

え?私の製茶したモノのアピアランスが良かったの?…まぁ目指すところは、荒木・堀江・磯淵に「いいね!」と言わせるシロモノなので、今回の紅茶は全く遠く及ばない。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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