移るんです。

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2014 [2014年09月18日 01時00分]
珈琲屋台、移動珈琲屋、移動カフェ…ソノ手の店で初めてコーヒーを飲んだのは、いつ?
 移るんです。 (1)
 《この地に今や代官山名物となった「モトヤエクスプレス」が屋台風の移動式カ
  フェを開店したのは1996年。“カフェブーム”が起る前である。昔からあった
  屋台という営業スタイルを現代風にアレンジし、今日では固定店のオープン、
  FC化の実現など、ビジネスモデルにまで発展した。「モトヤエクスプレス」が
  “カフェ屋台”の先駆者と評される由縁である。代官山駅前の駐車場の他に、
  直営2号店である「ナショナル麻布マーケット」、FC展開のひとつとして西郷山
  公園前にも出店。代官山に“移動ビジネス”が集まる理由のひとつに、先駆者
  が開拓したエリアであったことが挙げられる。》 (新世代参入で進化する移動
  ビジネス 代官山「ネオ屋台」ストリート/シブヤ経済新聞 2002年5月31日)
 
1999年6月10日に、「モトヤエクスプレス」2号(ナショナル麻布マーケット)店でエスプレッソを飲んだ…これが移動カフェでコーヒーを喫した初体験だったようだ(備忘録による)。ちなみに、同日に、恵比寿の「マックカフェ」日本1号店でエスプレッソを、渋谷の「セガフレード・ザネッティ」日本1号店でエスプレッソを、翌11日に、水道橋の「ブレンズ」日本1号店でエスプレッソを、翌々12日に、銀座の「ル・カフェ・ドトール」1号店でエスプレッソを飲んだ。いずれも前年(1998年)に開業した店であり、この3日間には他にも、渋谷の「スターバックス」でエスプレッソを、品川インターシティの「スターバックス」でカフェモカを、同ビルの「アローマ・デル・カフェ」でエスプレッソを、同ビルの「クラッセ・ディ・ミラノ」でエスプレッソを、新宿サザンテラスの「トレファツィオーネ・キアロ」でエスプレッソを、初台の東京オペラシティの「ドルチェ・ヴィータ」でマキャートを、銀座の「タリーズ」でエスプレッソを飲んだ…珈琲狂ならば‘ノストラダムスの大予言’よりも‘エスプレッソの大流行’だった。アノ頃の「モトヤエクスプレス」のエスプレッソは、他の固定店の風味に負けていなかった。
 
 
珈琲屋台、移動珈琲屋、移動カフェ…ソノ手の店を描いたコーヒー漫画、出たので読む。
 移るんです。 (2) 移るんです。 (3)
『珈琲いかがでしょう』1
(コナリミサト:著/EDENシリーズ マッグガーデン/2014年9月13日発売)
《いい香りに誘われた先にあったのは、ちょっと風変わりな移動珈琲屋。気ままな店主が一杯一杯丁寧に淹れた珈琲は人々にやすらぎを与え、時に苦しみから救うこともあるという。優しくほろ苦い、一杯の珈琲からはじまる癒しの物語》(第1巻腰巻)…っても、《苦味を知ったからこそ描けるものもあるのでは?》(pp.179-180)というより、「苦味を知ってからこそ描けるものもあるのでは?」と言いたくなるほど、気ままというより差し出がましい店主の青山一が巻き起こす甘っちょろい物語。だが、もしかすると、「はしもと」や「」や「レッドダイヤモンドクラブ」よりも、移動珈琲屋「たこ珈琲」のコーヒーは旨い? コーヒーを淹れる画のオノマトペ、‘ぽふ’とか‘とろとろ’とか‘もこもこもこ’とか、うぅ、蕁麻疹が出そうで苦手だが、《じんわり染みて どろんと消える》(p.96)移動珈琲屋は好い。
 
 
珈琲屋台、移動カフェ、移動珈琲屋…ソノ手の店でコーヒーを飲むこと、少ないハズが…
 移るんです。 (4) 移るんです。 (5)
そもそも、‘ほっこり’とか‘ちっちゃな幸せ’とか‘心がきゅんとする’とか、うぅ、蕁麻疹が出そうで苦手だが、例外はある。移動カフェ「cafebus non」の増田希(nonちゃん)が語る場合は好い。「中馬のおひなさん in 足助」で出遇って以来、通常出店している豊田市駅前まで時折、nonちゃんの笑顔を訪ねるようになってしまった。移動カフェという業態は固定店よりも客を選べない。客を探して場を移るようで、探された客から逃げることができない。ニンゲン嫌いでは続けられないのが、移動カフェ。ニンゲン模様が面白いのも、移動カフェ。だから、nonちゃんや常連のお客たちとの‘会話’を喫してしまうのであろう。珈琲屋台、移動珈琲屋、移動カフェ…ソノ手の店が‘移る’のは、《優しくほろ苦い》から?
 
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コメント

No title
じょにぃ URL [2014年09月19日 12時41分] [編集]

帰山人さん。

この漫画。見た感じは
女子!!
って感じですよね。

コーヒーってよりも
人間模様や本音や現実がそこにはあって
読んでてドキッとする描写が多いのが
今までの珈琲漫画と違う感じがします。
生々しい感じもします。

画と内容のギャップがありますね。

人に重点を置いて
コーヒーは軽く。
くらいが丁度良いのかもしれませんね。

いつも帰山人さんの珈琲アンテナの受信感度には驚かされます。
じょにぃは週一は本屋をチェックするようにしていますが
帰山人さんはどれくらいの頻度でチェックしていますか?

to:じょにぃさん
帰山人 URL [2014年09月19日 23時25分]

「女子!」かぁ…「食べて、笑って、恋するWEBコミック誌」ってのが『EDEN』の(以前の)キャッチだったみたいだしね。ただ、電子化(Web)漫画には、男子/女子という分別を感じなくなっている、私は。まぁ、「漫画論」として語ると長くなるので、それはいずれまた(笑)
書店(実店&Web)チェック、週一はしていないなぁ。たぶん、感度が良いんじゃなくて、無指向性のアンテナなんじゃないかと(笑)

No title
ナカガワ URL [2014年09月20日 00時07分]

いいですねえ。読者のみなさんがキサンジンセンセの行動に興味をもって。
「備忘録」というのは、ブログのことではないのですよね。レコーディングダイエットのようなノートをつけられているのでしょうか。
----みんながこういう質問ばかりして、ニセキサンジンが現れたり、キサンジニストとかキサンジナーとか、増えるかも。

to:ナカガワさん
帰山人 URL [2014年09月20日 00時28分]

「備忘録」…正確には、高橋書店の手帳(TD/現:ニューダイアリー3)にプラチナ万年筆インク(万年筆本体は現在セーラー)で、飲んだコーヒー全てを記し続けているだけです、1987年1月1日から本日にいたるまで。
ニセモノが現れて、代わりに手帳をつけたりブログ書いたりしてくれるならば、大歓迎…あ~面倒くさいモン!

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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