カジュアルクラシック

ジャンル:音楽 / テーマ:音楽的ひとりごと / カテゴリ:観の記:美面 [2014年07月14日 01時30分]
「NHKカジュアルクラシックコンサート」とやら称している無料のコンサートを聴きにいった。
日本放送協会(NHK)とケーブルテレビ(CATV)の各地域の放送局が組んで催すもので、
受信料のCATV団体一括支払いを正当化したい卑しいNHKの宣伝事業を、CATVが加
入者向けサービスとして利用しているのだろう。今般はNHK名古屋放送局と中部ケーブル
ネットワークが主催。ま、タダならば、カッカカッカくる必要もない?いや、タダで当然だろう。
 カジュアルクラシック (1)
 
2014年7月13日
「NHKカジュアルクラシックコンサート」 (犬山市民文化会館)
 
高橋希(Pf)、小林裕(Ob)、松田拓之(Vn)、大宮臨太郎(Vn)、坂口弦太郎(Va)、山内
俊輔(Vc)のセクステット。《NHK交響楽団のメンバーを中心とした、ピアノと管弦楽による
コンサートです》というが、桐朋学園閥の「クァルテット・エクセルシオ」を追ったのか向こう
を張ったのか、高橋と同じ桐朋学園大学音楽部出身である山内・松田・大宮、この3人と
同じN響メンバーである坂口を入れた「クインテット・ディ・ピアノフォルテ・ラ・スペランツァ」…
これに東京フィルハーモニー交響楽団の首席奏者だった小林を加えて箔を付けた編成だ。
 カジュアルクラシック (2)
 
「このホールは、音の響きが自然な感じに届いて良い」と演者の‘ヨイショ’から始まったが、
梅雨の湿気が禍したか、音の刻みに深い響きが感じられないのが残念。再来月に第2子
を出産予定のピアニストは「2人分の迫力で…」と言ったが音の圧は控えめ。「私の楽器が
イチバン…」と口々に吹く割には無難に奏でる弦楽奏者4人。この「クインテット・ディ・ピア
ノフォルテ・ラ・スペランツァ」として協調した音に、独り管楽奏者という以上に毛色が違う音。
最初の「美しき青きドナウ」で何となく抱いた違和感は、プログラムが進んでもなかなか抜
けなかったが、ジャン・フランセ作曲「イングリッシュホルン四重奏曲」は良かったので拍手。
ま、‘カジュアル’を明確な企図が見えない軽さの意だと捉えて、気散じな時を過ごして好し。
 カジュアルクラシック (3)
 
アンコールは、NHK東日本大震災プロジェクトの復興支援ソング「花は咲く」だった。 演者
の想いは理解できるが、こういうのは苦手だなぁ。無理勝手を言えば、‘カジュアル’ならば
人災による原子力の大事故で通ずるところがある「ゴジラ」あたりにして欲しい。水爆大怪
獣『ゴジラ』(1954年)、劇中の「平和への祈り」は(高橋希が学んだ)桐朋女子高等学校
の生徒による合唱であり、「メインテーマ」は(弦楽奏者4人が籍を置く)N響の演奏である。
この「NHKカジュアルクラシックコンサート」が終演した頃(17時)に始まったハズのシネマ
コンサート「伊福部昭音楽祭 生誕100周年記念 ~ゴジラ生誕60周年とともに~」で演奏
を担当したのは(小林が籍を置いた)東京フィルである。‘カジュアル’で‘クラシック’だろ?
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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