穴と雪の女王

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2014 [2014年03月22日 01時00分]
「いや、そんなこと言ったってねぇ、私は寝てないんだよ!」(雪印乳業石川哲郎社長:当時)の一言で、2000年に大規模食中毒事件(有症認定者数1万4780人)を起こしていた雪印乳業は、「穴」に落ちて解体された。その市乳部門は、雪の結晶と北極星を表したシンボルマークを残したまま、日本ミルクコミュニティ、雪印メグミルクと社名を偽装して生き延びたが、牛乳の商品名に‘雪印’を冠することは控えていた。しかし、《2014年3月11日に、メグミルク牛乳は、雪印メグミルク牛乳に変わりました。》の報、「穴」から這い出る驕慢ぶりが下劣。
 穴と雪の女王 (1)

 穴と雪の女王 (2) 穴と雪の女王 (3)
もっとも、1963年から発売されていた「雪印コーヒー」(いわゆる‘コーヒー牛乳’/乳飲料)は、メグミルクで出直し後のほんの一時「MEGCOFFEE」としたが、すぐに「雪印コーヒー」に戻していた、白白しくも。その上、2012年には《50年目を迎える》として「復刻版」を発売、さらに、2013年にも《50周年を迎える》として「オレたちの“ゆきこたん”プロジェクト」と称する「雪印コーヒー」の擬人化イラストコンテストを行った。社の歴史は「穴」に落ちて途切れたにもかかわらず商品の「雪印コーヒー」だけを存続させて、通称《社内で「雪コー」と呼ばれ》たからから“ゆきこたん”などというフザけた企画は、2014年も「2ndシーズン」と称して続けている。当初の擬人化イラストは既にリアル化(コスプレ)や3D化(フィギュア)が進んでいて、いずれ“ゆきこたん”を名乗るアイドルユニットを結成してデビュー曲を制作し全国ツアーに挑戦する、などと吐いている。仮に、アイドルの秘話が「幼い頃は‘雪印’で食中毒になりましたが、今は‘雪印’でアイドルの女王になりましたぁ~」などとなれば、それはそれで面白い?
 
 穴と雪の女王 (4)
そして、《2014年3月11日に、メグミルク牛乳は、雪印メグミルク牛乳に変わりました。》と
同時に、《雪印メグミルクは、『白い雪印コーヒー』を期間限定で発売》した。「しろコーヒー」が白白しくもまた増えた? 《『白い雪印コーヒー』は、まろやかなミルクのコクを引き立てた、白い雪印コーヒーです。しっかりしたミルク感に、雪印コーヒー特有の香ばしいコーヒーの味わいがほんのり引き立つように仕立てました。》…違う。ミルク感もコーヒーの味わいもぼんやりしていて面白くない。舌に残るヘンな後味は「雪印コーヒー」そのものだが…墓穴商品?

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「穴」に落ちた‘雪印’が無義道にも「穴」から這い出てまた落ちそう。いわば「雪の女王」とでも呼ぶべき「雪印コーヒー」を、“ゆきこたん”と“白い雪印コーヒー”で祭り上げる商魂…嗚呼、“ゆきこたん”と“白い雪印コーヒー”は「穴(アナ)と雪の女王」だった…穴があれば入りたい。
 
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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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