冗談じゃない!

ジャンル:ライフ / テーマ:ひとりごと / カテゴリ:あ・論廻 [2014年03月14日 11時01分]
「中部原子力懇談会 情勢講演会 エネルギーの明日を考える」(全3回)の第3回を2014年1月25日に聴講。講師は中野剛志氏、演題は「エネルギー安全保障について」…のハズが当日の資料では「日本の原発の政治経済的な意義」となっていた。中野氏の言説は卦体だ。
 冗談じゃない (1)
 《(都知事選で‘原発’が争点になっている?ことについて)皆さんと違って
  東京都民はバカですから、ああいうものを争点にしちゃうんですね》 
 《国民自決権は国民主権と言い換えてもよい》
 《安全保障は‘民主主義’を守っている》
 《‘原発’は‘民主主義’を成り立たせるための存在である》
「国民自決権」って何だ? 国民が‘集団自決’でもする権利か? そんなもの、いらない。そのうちに集団的自衛権に代わって、集団的‘自決’権でも言いだすんじゃないのか? いらない。中野剛志氏は‘異能の官僚’と称される輩らしいが、‘無能の属僚’の間違いじゃないのか? 原子力ムラの催す会で吐かれた原発推進官吏の存意は、極めて浅ましい。冗談じゃない!
 
 冗談じゃない (2)
東日本大震災の発災から2週間後に私は、《「熱願冷諦」…この「諦」はあきらめる(断念する)の意では無く、諦視・諦聴の「諦」、明らかにする(真理をつまびらかにする)の意、今般の社会行動に足りぬものだ。》、と言った。半年を経るに近づいた時、《…最悪な語は「絆(きずな)」である。特に直接に罹災されていない者者が、TVで誌上でWebで街で口にする「絆(きずな)」ほど軽薄で似非なるものはない。》、と言った。震災からを1年経るに近づく頃は、《「絆」(きずな)の語を見ると反射的に「いいね!」ボタンを押す日本人は、国賊である。》、とも言っていた。発災から2年半を経た時には、《「熱願冷諦」にほど遠い者者、絆(きずな)を無闇に口にする者者は、この2年半の間も、津波に流されなかったか、残念至極。》、と。
 
 冗談じゃない (3)
東日本大震災の発災より3年が過ぎている今般、「忘れてはならない」や「風化させてはならない」との声が多い。つまり、特に直接に罹災していない者者はもう忘れている、非・被災地では既に風化している。最近に無闇に口にされて耳障りにも卑しい言葉は、「復興」である。迫り来る津波、流される街、刻刻と増える死者数、原発の暴走と爆発、シーベルト・ベクレル、広告の自粛、催事の中止、計画停電と節電…何かがプッツリと切れ、何かがポッカリと空き、何とも言えない陰鬱な時が続いた、アノ頃。騒ぎたてることも憚られる、そう感じながらヒソヒソと「終わったな」や「変わっちゃうよね」を囁いた、アノ頃。3年を過ぎた今春を今夏を今後をアノ頃の変調した日本人に見せて、それを「復興」と呼ぶだろうか? 国土強靭化? 再稼働? 東京オリンピック?…冗談じゃない! ジョーダンじゃない! 忘れてはならないこと、思い返すべきこと、いや、本当は個個に感じ続けているのに、目を逸らし、耳を塞ぎ、口を噤み、心の奥底に封じ込めようとしていること、それをソロソロとでも言い出す時機が来ている。「終わったな」や「変わっちゃうよね」をガアガアと吐き出す時機が来ている。「復興」はその後である。
 
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コメント

No title
ベランダのコーヒーオタク URL [2014年03月14日 14時26分]

仮に一京歩ゆずって原発OKとしても、あの不吉な海辺に無防備な姿をさらす原発だけは、福島以前に撤去すべきでしょう。
このまま進んでいくと、最初の東京オリンピックと同じことになる。

帰山人の憤りに同意です。

コーヒー以外のコメントは避けようと思っていたのですが。

to:ベランダのコーヒーオタクさん
帰山人 URL [2014年03月14日 17時21分]

例えば防災行政無線の放送、館山市では「大津波警報」(1月25日)、諫早市では「北朝鮮ミサイル発射」(3月11日)…いずれも人為ミス。でも使いこなせないのがJアラートでよかった…原発ならば…現段階では全てアカン。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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