運がいい?

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2014 [2014年02月12日 01時00分]
世はスペシャルティコーヒー時代?、世はオンラインショップでコーヒーを売買する時代?…UCC上島珈琲の‘DE CICA’(デシーカ/ユーシーシーフードサービスシステムズ運営)に対抗するためには、‘KEYCOFFEE通販倶楽部’(キーコーヒーコミュニケーションズ運営)では弱い、と焦燥したのか? キーコーヒーがまた動いた…honu加藤珈琲店の買収である。
 運がいい? (1) 運がいい? (2)
 
 《当社は、平成26年1月31日開催の取締役会において、以下のとおり、honu
  加藤珈琲店株式会社(以下「加藤珈琲店」といいます。)の株式を取得し、子
  会社化することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。(略)加
  藤珈琲店は、インターネットを中心にコーヒー豆の焙煎加工販売を展開してお
  り、10万人に及ぶ顧客と60万人近いメルマガ会員数を有し、創業以来27期
  連続で増収を続けている成長著しい通販企業であります。》
  (2014年1月31日付 IRニュース/キーコーヒーWebサイト)
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2020年に創業100周年を迎えるキーコーヒーは、2012年の1月にアマンドを、2013年の同月にルノアールを傘下に収める発表、これで3年連続の買収劇。来年はどこだろうか? 11年連続で‘楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー’(ジャンル賞:グルメ・ドリンク部門)を受賞した加藤珈琲店ではあるが、昨2013年8月決算期に増収は続いたものの減益(営業利益・経常利益・当期純利益の全てに1200万円の損失)…身売りする頃合として絶好だったか?
 
 《ネット販売に活路を求めながらも多くの焙煎ショップの売上げが伸び悩むなか、
  ずば抜けた販売量を誇っている。「私は運がいい。ただ、それだけです」と、社
  長の加藤達也さんは静かに笑う。(略)名古屋出身の加藤さんは15歳で地元
  の専門店でアルバイトをはじめ、コーヒーの魅力に目覚める。東京農業大学
  で熱帯作物学を専攻し、農産物としてのコーヒーの生態を学んだ。卒業後は、
  UCC上島珈琲(株)名古屋支店へ。(略)それまでの経験を生かし、意気揚々と
  出店。それが現在の栄店である。だが、現実は厳しかった。オープン半年で
  自家焙煎をはじめたが、試行錯誤の連続。借入金の返済も、重くのしかかっ
  ていたので、最初の10年は年中無休で店に立っていた。(略)…開業当初か
  らの「自己満足ではなく、飲む人の満足を」追求する、加藤さんの姿勢は今も
  変わらない。》
  (「個性派ビーンズショップ ⑥加藤珈琲店」/café‐sweets[カフェ‐スイーツ]
   vol.54 2005年9月/柴田書店:刊)
 
今般の買収劇は、《自己満足ではなく、飲む人の満足を》得られるだろうか?それは、加藤珈琲店のコーヒーを飲む《10万人に及ぶ顧客》か、それとも加藤珈琲店を飲み込んだキーコーヒーか?…合従連衡を繰り返しつつ資本の集中と店舗の系列化が進んでいくコーヒー業界、そうした潮流に個人経営のコーヒー屋は逆らえない、という最たる例示なのだろうか。いずれにしても、「街のコーヒー屋さん」には二度と戻れない店がまた一つ増えてしまった…さて、《私は運がいい。ただ、それだけです》と《静かに笑う》のは、いったい誰なのだろう?…
 
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コメント

No title
ha-dara URL [2014年09月14日 16時21分] [編集]

先ほど加藤珈琲店の商品が届いたところ 1部がこれまでのものとは違うという強い印象を受け、以下の文面をたった今キーコーヒーのご意見番に投稿したところです。
=========
今年1月に御社が完全子会社化した 加藤珈琲店にて 9月以降に怒涛のコーヒー豆 ゴールデンブレンド2kg入り(1999円)を購入。本日到着した。

しかし、パッケージが変わっていることに加え 開封から豆の様子が以前のものとは違うようで 味も違っていた。

知り合いの店のオーナーから業務用の御社のコーヒーをたびたび譲り受け
ていて以前はそればかり飲んでいた

それと全く同じではない。が。 上記セットについては加藤珈琲店に御社の製品が流されているのではないかという疑念が浮かんだ。

だとしても決して不味いコーヒーではない。美味しい。

しかしテイスティングから 豆が違うような感じや 作り手が違う 作っているものの意志が違う そう感じた。

店違いの食堂の同一メニューの差異と取れるくらい違ってる と感じた。

楽天のページには製造者が加藤珈琲店となっているが 送られてきたパッケージには 
販売者:加藤珈琲店となっていてパッケージには製造者が明記されていない。

回りくどい言い方になったが 要求はひとつ

もし 今現在、もしくはこれから先そのようなことがあるとしたら きっちりそのことを明記してもらいたい。

もし、潜在的が疑惑が生じれば双方にとってリスクになりかねない。

それに御社が自信を持ってコーヒーを販売している珈琲屋なら 名前を隠す必要はどこにもないから。

(返信不要)
=======
ただのカンチガイならこれ幸い成り

ただ、これまでのコーヒーが飲めなくなるかもしれないという強い危機感を感じ これが事実でなかったとしても危惧しているとおりにならないよう 牽制の意味も込めコメントとして書き残したくおもったところです。

to:ha-daraさん
帰山人 URL [2014年09月14日 19時49分]

貴殿が不快な思いをされた事は理解できましたが、何を‘危惧’して誰に対して‘牽制’したいのか、私にはわかりません。記事で述べたコトが(私の)カンチガイだとしても、私は《「街のコーヒー屋さん」には二度と戻れない店がまた一つ増えてしまった》と既に断じてしまったのですから、私は‘危惧’を抱えていませんし、仮に私が‘牽制’するとすれば買収を繰り返すキーコーヒーの戦略に対してであって、商材にはあまり関心が向きません。1グラム1円のコーヒーの変化そのものについては、(買収されようがされまいが、以前からも以後も)起こりうるコトだと存じます。

No title
ha-dara URL [2014年10月31日 03時49分] [編集]

帰山人さんの仰るとおりです。
一グラム一円のコーヒーの変化そのものについては 起こりえます。
生物である以上 また時価等様々な要因により変化が生じるのは致し方無いかと思います。
上記の「キーコーヒーのものだ」とする発言は ここを見る不特定多数の方々へは
主観に基づく1個人の感想である、程度にとどめてもらうことを希望します。
加藤珈琲店は私にとってはかなり代えがたい存在です。
キーコーヒーによる買収の影響で
全体的な商品の味が変質してしまうことが加速されるのを嫌ったのかもしれません。

なんにせよ、感情的になりすぎた部分があるとおもいます。
買収されたにせよ加藤珈琲店からそれなりの豆が買えることを期待したいとおもいます。

to2:ha-daraさん
帰山人 URL [2014年10月31日 09時18分]

加藤珈琲店が貴殿にとって《かなり代えがたい存在》で《それなりの豆が買えることを期待したい》のであれば、《返信不要》などとしないで気が済むまで追及すればイイのに…と私は思います。蓋然性があるという判断、致し方無いという感情、この2つは切り分けた上でコーヒーを楽しみたい…と私は思います。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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