謎解きはサロンのあとで 前篇

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2013 [2013年08月24日 05時00分]
晩夏のコーヒー催事は、「目からウロコのコーヒー談議」(2009年)、「コーヒーから世界をのぞいてみよう」(2010年)、「コーヒーの夢と未来を語ろう」(2011年)、「ドリップの不思議」(2012年)と続いて、今般は「コーヒーで世界は変えられる」……何? 前夜祭もある? ではそれも、翌日の‘コーヒーサロン’も……さて、謎解きはサロンのあとにいたしましょう。
 
2013年8月20日
「コーヒーハンター川島氏を囲んで大いに語ろう」(コーヒーアミーゴス中部発足前夜祭)
 
 謎解きはサロンのあとで (2) 謎解きはサロンのあとで (3)
‘コーヒーアミーゴス中部’がその発足前夜に、『私はコーヒーで世界を変えることにした。』を著した川島良彰氏(ホセ)を招いて、コーヒー読書会ならぬコーヒーテイスティング集会を開催。会場の珈琲工房ひぐち北一色店に集ったアミーゴスに交じり、カッピングを楽しむ。
 
Session 1 ~ルワンダ3品~
‘Rwanda Trading Company’ vs. ‘Goto Keza’ vs. ‘Huye Mountain’(全てホセ)
私は南部フイエ(ブタレ)産が好み。US資本のTrading Companyはバランス良いが大人しすぎる、Goto Kezaは独特の発酵気味の香り強いが安定性に欠ける。東アフリカ独特のソーキング・プロセスやポテト臭についてホセが写真資料を説く、百聞は一見に如かず。
  謎解きはサロンのあとで (4)
Session 2 ~ブルンジ2品/タンザニア1品~
‘Ngozi’(スターバックス) vs. ‘Nyamasaka CoE#17’(SAKURA) vs. ‘Southen Highlands’(スターバックス)
ドライカップではンゴジの方が臭かったが、スティーピングではニャマサカの生アスパラの青臭さが強烈。スタバの豆はタンザニアも含めて熱劣化を感じる。いずれも好みで無い。これらの群では、(見面の)焙煎度よりも火通りの生焼け加減が気になって味が取れない。
  謎解きはサロンのあとで (5)
Session 3 ~ペルー2品/ハワイ1品~
‘San Ignacio’ vs. ‘Lagrima de Andes’ vs. ‘Maui Mokka’(全てホセ)
いずれも‘ハンターズ’クラス。サン・イグナシオは4品種混雑だが、カトゥーラ亜種単一のラグリマ・デ・アンデスよりもコクのある酸味があって、深煎りしたくなる私好み。マウイ・グロウン・コーヒーのモカ亜種は、乾燥後6ヵ月熟成独特のコクを察知できない(以前飲んだ時もそうだったので、私の官能が鈍いのか?)が、サッパリした酸味は好みでフツー旨い。
  謎解きはサロンのあとで (6)
Session 4 ~グァテマラ4品~
‘San Sebastian Pacamara’ vs. ‘San Sebastian Pacamara Natural’ vs. ‘San Sebastian Villalobos’(以上ホセ) vs. ‘Finca Los Caballitos’(スターバックス)
サン・セバスティアン3品は‘プルミエクリュカフェ’クラス。開栓・粉砕しただけで場を圧倒する香り。ビジャロボスの甘みや(焙煎込みではまぁ私好みの)水洗パカマラのキレのある酸味を捉えたいが、天然パカマラの熟した香味が強烈で、ロス・カバリートスが味気ない。ホセが持参で説く地図は39年前のグァテマラ、私はコレが一番気に入ったナ、最高(笑)。
  謎解きはサロンのあとで (7)

締めのジャンケンで残り物のサン・セバスティアン・水洗パカマラを得る、ラッキー! 解散。テイスティング計13品でも思いの外に手間取ったが、肩肘張らないユルい集会は面白い。但し、焙煎や保存が揃えられていない今般、生豆の特性として比較対照する精度は低い。一期一会の味取り味比べ、といったところか。また、コーヒー各各の栽培された地勢や環境については、探求不足と痛感。地勢や品種や精製でコーヒーは変えられる、焙煎や抽出や保存でコーヒーは変えられる…では「コーヒーで世界は変えられる」のか? 少なからず、「世界でコーヒーは変えられている」ことだけは間違いないナ、そう感得した前夜祭だった。
 謎解きはサロンのあとで (14)
 
その後、「コーヒーハンター川島氏を囲んで大いに語ろう」勝手に第2弾(?)。ホセと樋口精一氏の酒宴に呼ばれ加わり、串焼きの店でコーヒー談議。さらに泊まる樋口邸へ移り、ビールや(私の持参した)氷出し冷珈琲を飲みつつ、深夜まで杯盤狼藉のコーヒー談議を延延。三粋人、いや‘三酔人珈琲問答’か?…そう想いながら、ホセの隣で眠りについた。
 
続く
 
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コメント

No title
y_tambe URL [2013年08月25日 06時25分] [編集]

レポートお疲れ様です。後編も楽しみにしてます。
マウイのモカ亜種は、純粋なモカ(=イバイリ)と、モカ・ハイブリッド(MH-1とMH-2の二系統あったはず)のどっちでしょうか?

to:y_tambeさん
帰山人 URL [2013年08月25日 20時01分]

どうも。IbairiかMHか…知らない^^; ホセに訊こう!

No title
ナカガワ URL [2013年08月26日 01時12分]

世界を変えるハンターのお茶会、象牙に毛皮にトラのひげ、お楽しみ。こちらは終わることのないお茶会をしているハッターかしらねえ。毎度アリスを怒らせてます。

to:ナカガワさん
帰山人 URL [2013年08月26日 02時24分]

お茶会は散茶の会ばかりと思って淫したが、切ったハッターの大太刀回りもアリんスか。 終わることのないと委員スが、ゲイシャ遊びにも‘秋’が来るんでありんしょう。
お茶会でも何でもやってもらって、ホセには「図に乗るの?今でしょ!」を実践してもらわねばなりません。私の狙いは、まるきりサドの‘悪徳の栄え’ですから。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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