ブラザーズ・ノイズ

ジャンル:映画 / テーマ:映画感想 / カテゴリ:観の記:映面 [2013年06月24日 23時30分]
惹句の「この未来を、誰が予想したか。」がアヤシイ…‘想像を超える駄作を目撃する’予感。題名“忘却”がアヤシイ…題名通り忘れたくなる映画は、『フォーガットン』(2004年)で沢山。まぁサイエントロジストが主演者だからアヤシイのは当然?…マッド・サイエンス覚悟で観る。
 ブラザーズ・ノイズ (1)
 
『オブリビオン』(Oblivion) 観賞後記
 
観てみると、‘想像を超える駄作’という程に酷くは無かった。トム・クルーズ演じる主人公ジャック・ハーパー49号の独白イントロダクションは、5年分しか記憶が無い設定なのでスグに偽りと判ってネタは割れるが、その後の強引で粗い真相の暴露にも腹は立たない。戦闘は『スター・ウォーズ』(1977年)を、作戦は『インデペンデンス・デイ』(1996年)を、半ば“忘却”しながら足して3で割ったような展開、ややショボいがまあまあ楽しめる作品。
 
 ブラザーズ・ノイズ (2) ブラザーズ・ノイズ (3) ブラザーズ・ノイズ (4)
まず、スカイタワーに駐機された‘バブルシップ’が好い。そして、空を駆け雲を抜け自在に飛ぶ‘バブルシップ’が好い。また、廃墟と化した地表に舞い降りた‘バブルシップ’が好い。さらに、偵察機ドローンと闘う‘バブルシップ’が好い。つまり、パトロール機‘バブルシップ’が好い。『オブリビオン』は、美しき玩具‘バブルシップ’が実質の主役であり、それが好い。
 
 ブラザーズ・ノイズ (5) ブラザーズ・ノイズ (6)
ジャック49号が空を仰いで上げた両手に花、ジュリア役のオルガ・キュリレンコとヴィカ役のアンドレア・ライズボロー、綺麗な造花は匂わないので眺めるだけで充分。それにしても、話に‘クローン’を絡めること、昨今のSF映画の流行病(はやりやまい)? 『オブリビオン』の場合は‘クローン’抜きでもホン(脚本)に成ったであろうに、特攻した‘クローン49号’が‘兄弟クローン’を道連れて大量虐殺、残された妻子の前にはすり替え‘クローン52号’…どうにもスッキリしないタッチダウンが残念。その‘人類最後の試合’(?)前、‘オリジナル’(?)のジャックが好きだったという歌“A Whiter Shade of Pale”(青い影)が流れる…躊躇無く使い捨て殺される運命の実験動物たちの“sister's noise”(シスターズ・ノイズ)、いや『オブリビオン』は“brother's noise”(ブラザーズ・ノイズ)が悲しく響き渡る、酷薄映画。
  ♪ brother's noise 捜し続ける 彷徨う心の場所を 
    重ね合った この想いは自分で壊してるから…! ♪
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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