オモシロオカシイ

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2012年11月01日 06時00分]
日本珈琲狂会(CLCJ)と日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)は、来2013年で設立10周年を迎える日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)に対して提言する。
 
 SCAJ主催の‘SCAJ World Specialty Coffee Conference and
 Exhibition’(SCAJ ワールド・スペシャルティコーヒー・カンファレンス アンド
 エキシビション)は、2005年・2006年と東京国際フォーラムで開催されたが、
 ‘WBC(ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ)2007’を併せ催した2007年よ
 り東京国際展示場(東京ビッグサイト)へ会場を移した。会場移設後の会期3日
 間の総来場者数は、WBCの誘致併催に成功した2007年こそ39500人となっ
 たが、翌2008年は20520人と凡そ半減、これ以降、2009年に19381人、
 2010年に19828人、2011年に20490人と横ばいで推移した。今2012年
 の来場者数は対前年比で約12%増加の22997人となり、WBC効果による
 2007年以後では最大の伸びと実数を示して盛況となった。但し、2011年の
 日本珈琲狂会アウォードでSCAJの催事に対して「ヴェルジ賞」が贈られた理由、
 「マンネリ」や「お手盛り」や「楽屋落ち」など新鮮味や面白味に欠けているとい
 う運営課題、これが解消された、とまでは言えない。要は、本来のスペシャル
 ティコーヒーに不可欠な‘unique’(ユニーク)、即ち新たな「オモシロオカシイ」
 がSCAJ催事に足りないのである。
 
◎お菓子いスペシャルティ:展示会場篇
「スペシャルティコーヒーとお菓子」を組み合わせた企画を、「オモシロオカシイ」(面白可笑しい)新たな催事案として提起する。毎毎の会期中、遠く海外より世界各国のコーヒー生産者や団体がやってきて出展しているが、それを覘いて巡る来場者は、コーヒーのみを試飲するばかりである。いわゆるコーヒーの「友」や「おやつ」が足りない。そこで可能な限り、生産各国で日常に楽しまれている「友」や「おやつ」を各ブースで供してもらう。各国多様なお菓子を食べながらコーヒーを飲めば、言葉の壁を超えて生産国の日常を歓談することになろう。生産者と消費者、生産者同士、消費者同士が和やかな雰囲気の中で、相互に新たな発見と理解を進める恰好の場と化すのである。「スペシャルティコーヒーとお菓子」を解説したカードを作り、スタンプラリー形式でブースを巡ってもらうのも一興か。
 
◎お菓子いスペシャルティ:競技会場篇
また、お菓子に合うスペシャルティコーヒー競技をエキシビションとして提案する。競技に参加する者は、事前に提示されているお菓子(あえて和菓子が良いだろう)を試食し、これに合うスペシャルティコーヒーの生豆を選び、これに合う焙煎と抽出で競技に臨む。「スペシャルティコーヒーとお菓子」それぞれの香りや味わいをどう捉え、どう合わせる意図があるのか、それを各競技者がプレゼンテーションしていく。審査する者(できれば一般来場者主体が好い)は、実際に会場でお菓子を食べながら競技者のコーヒーを飲み比べる。コラボレーションでもペアリングでもマッチングでもマリアージュでも、冠は何でも結構であるが、要は課題のお菓子に最も合うスペシャルティコーヒーを供した者が勝つ競技である。コーヒーの世界に興味はあるが気後れしがちな一般来場者の喝采を浴びるは間違いないし、実際にスペシャルティコーヒーの世界にも新たな伸びしろが出る。
 
面白そうだと飲み、飲んだら笑う可き、それなく何がスペシャルティコーヒーか? 現状のスペシャルティコーヒー催事にはまだ足りないユニークにユーモアも加え、スペシャルティコーヒーの世界を拡げ味わう「オモシロオカシイ」企画を提言する。
 
コメント (36) /  トラックバック (0)

コメント

No title
y_tambe URL [2012年11月01日 22時30分] [編集]

なるほどきみの言わんとする意味がだいたい見当がつきました、きみはこう言いたいのでしょう、「ツマミはどこだ!」

to:y_tambeさん
帰山人 URL [2012年11月01日 22時52分]

悪質な冗談はやめて下さい。SCAJは死ぬかもしれないのですよ。ほら、来場者の顔はだんだん蒼褪めていくではないですか。ねッ、おしえて下さい。企画はどこだ!

No title
村田さんきち URL [2012年11月02日 13時21分] [編集]

はこめまして。
毎回、興味深く拝読いたしております。

ツイッターでもRT&コメントさせていただきましたが、こういうアイデアが、SCAJの中からは全く出てこず、毎年同じことをしているというのが、彼らの味覚の貧乏さと発想の貧困さ(←独自性、創造性や顧客目線の欠如という意味で)を、よく表していると思います。

・・・にしても、ペアリング選手権は・・・彼らの貧乏舌ではイメージできんでしょうね。
だいたい、ペアリングおろか、カプチーノ一つ取っても、JBCに出てくるロースター付きバリスタのプレゼンが、あのようなレベルでは・・・。

No title
じょにぃ URL [2012年11月02日 13時43分] [編集]

帰山人さん。
若輩ながらコメントさせて頂きます。
今回の提案は良いと思います。

私は会場に入る時点で
ある程度のお菓子(チョコ・クッキー等)を
渡して好きな所に行って
そのお菓子をつまみながら試飲をする。
お菓子もそれぞれのブースや所々に置かれていて
自由にとることが出来る
菓子メーカーをスポンサーに付けるなども良いかもしれません。
基本、珈琲を飲む人の大半の一般人は
何かを食べつつ珈琲を飲むのではないのでしょうか。

味を分析する意味でブラックで飲むのは良いと思いますが
一般人はお菓子を食べたり砂糖やミルクを入れて飲みます。
お菓子のほかにも砂糖・ミルクも全ブースにあればいいと思います。
私はブラックで提供された時
『これに砂糖やミルクを入れたらどうなんだろうなぁ』
と毎回思います。
私はブラック⇒砂糖⇒ミルク⇒牛乳
と飲みながらすべてのパターンを試しています。
最後はほぼ牛乳になってしまうんですけど
その中にでも珈琲に力があれば
牛乳に負けないので面白いです。

いろんなパターンがあると思いますので
そのパターンに対応した環境を作ってもらえると
いいかなぁと私は考えます。

私はまだ一度も行ったことが無いので
的外れや見当はずれな所もあると思いますが
そこはご容赦頂ければと思います。

意見と言うか私の提案になってしまいました(^^;)

to:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月02日 17時59分]

どうも、ようこそお越しくださいました^^/
SCAJ催事で斬新な企画が創出され難いのは、舌よりも組織体制の問題でしょうねぇ。ある程度で一旦カタチができてしまうと、変に失敗したくはないのでどうしても守旧に留まって陳腐になる、口は出すけどカネと手は出さないジジイが混じってしまう業界組織にはよくあることですナ。グダグダ言っても仕方がないので、看過できないのであれば横ヤリでも竹ヤリでも突っ込もう、って魂胆です(笑)
まぁ仮に起案したエキシビションが実行されてそれなりにウケたとします…おそらく既存の競技会のプレゼンスキルにも変化を及ぼすんじゃないか…そんな計略も入っているワケで…

to:じょにぃさん
帰山人 URL [2012年11月02日 18時23分]

うむ、「お菓子や砂糖・ミルクを用意しろ」っていう要求はワカランでもないけれど、意外と実行が難しいかも…「あった方が好い」程度では経費や手間からみるとリターン(商業的成果)が弱い、と捉えられるでしょうからネ。お菓子を物的なホスピタリティじゃないところに使わないと「カンファレンス」にならない。そこで、ただの試供品拠出じゃないぞ、生産側と消費側の互いの理解を増すという社会的・文化的な大義名分があるぞ、って経費や手間を負担する方に直接コミュニケーションをとるやり方を考えたワケであります。
機会があれば行ってみてください、実はコーヒーの「友」問題どころか、来場中のメシ(食事)ですらマトモな環境じゃない、って問題も味わえますよ^^;

No title
村田さんきち URL [2012年11月02日 18時24分] [編集]

レスありがとうございました。

組織の問題・・・。
ガチガチに固まるほど歴史のある団体でもなくて、むしろこれからいろいろな試みを行って、マーケットを広げていかなければいけない段階なのに・・・というところでしょうか。

「シリツ」が必要なんでしょうね・・・。

No title
じょにぃ URL [2012年11月02日 18時46分] [編集]

帰山人さん。
マニアVS珈琲屋
たまたま生で見てました。
動いている帰山人さん初めて拝見しました。(笑)
帰山人さんは経済もお詳しいですね。
お菓子を用意してくれないと言うのであれば
バックにごっそりお菓子を詰め込んで
珈琲試飲しながら
モグモグとお菓子食べて巡ってたら
怪しまれますかね(^^;)
逆に皆から『チョーダイ!!』って
なったりしますかね(笑)

to2:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月02日 18時48分]

う~む、「シリツ」までもが必要と自ら判断するかどうか(苦笑)。まぁ組織全体でその気になるまで、メメクラゲとなって噛みつき続けていこう!(諦めるか飽きたら、それもやめるけど:笑)

to2:じょにぃさん
帰山人 URL [2012年11月02日 19時03分]

アレ見たんですね…お恥ずかしい限りです^^; まったく、マニアとかオタクとか、勝手に吹聴しやがって…(承太郎風に?)「やれやれだぜ」w
お菓子持参巡りかぁ…怪しまれるというよりも白眼視?…ま、そんな奴にかまうこと無いんだけれど、ケッコウその手は業界重鎮系かもヨ。「チョ~ダイ!」派は即トモダチでしょう、それが正しい!

No title
シマナカロウ URL [2012年11月02日 20時15分]

帰山人様
小生も「マニアVS珈琲屋」見ました。衆寡敵せず、の状況をものともせず、ほとんど独演会の観がありました。それにしても閣下は博学でいらっしゃる。何を言ってるんだか、さっぱり分かりませんでした。ガハハハハハ、という地鳴りのような笑い声だけが耳に残っております。あなかしこ。

村田さんきち URL [2012年11月02日 21時12分] [編集]

ツイッターでまでお返事をいただき、ありがとうございました。

社団法人にシリツは無理…(←苦しい)

to:シマナカロウさん
帰山人 URL [2012年11月02日 22時18分]

ロウ師も見ていただけましたか…出演は恥ずかしいけれど、内容に関しては一帰当千に足りず退屈でありました、今度は千人用意しやがれ、ガハハハハハ。

to3:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月02日 22時38分]

SCAJは社団法人っても「一般」(設立当時は旧法上で有限責任中間法人)なので中途半端、シリツはできますが途中まで、患部を縫合できないのであります^^;

No title
ナカガワ URL [2012年11月02日 23時41分]

「マニアVS珈琲屋」ってなあに?おせーてください。

to:ナカガワさん
帰山人 URL [2012年11月03日 00時06分]

Ustream 2012年10月25日21時
「週刊フレーバー・番外編・対決 マニアvs珈琲屋」
http://www.youtube.com/watch?v=52pEAoiT8Sw

No title
珈子 URL [2012年11月03日 10時38分] [編集]

1時過ぎまでエンエン・・・エ58(7?)人がみてる?・・・時点でその中の一人でした。
やっぱり公開される中でのお話の範囲だなと思いました。秘密の勉強会をコクウコーヒーさんで開いてください。すっ飛んで行きます。

お菓子の提案・・大賛成です。しかも和菓子のチョイスがニクイです。コーヒーには和菓子が合います。洋菓子だったら焼き物類です。今洋菓子店はイートインスタイルの所が多いのですが、「お願いコーヒーにもっと気を使って」というところが多いです。コーヒーを知らないですね。
「コーヒーとお菓子」をセットにしたならもっともっと底辺が広がると思います。アア~このテーマは直接お話ししたいです。コクウコーヒーさんで企画してください!!ぜひ!

to:珈子さん
帰山人 URL [2012年11月03日 13時48分]

>公開される中でのお話の範囲だなと思いました。
あ~、それは珈子さんが日頃に拙愚ブログを読んでいただけているからでしょう…珈琲漫考抜きに捉えるとケッコウヤバイと思いますよ、アレでも^^; あとスペシャルティコーヒーを語ろうにも、その是非を云々する以前に認識自体が不足していた、ってのもあるけれど^^; コクウ珈琲の件は、コクウ篠田さんの意志も汲みませんとネェ(笑)

私の嗜好は、コーヒーには和菓子「も」合います、程度なんですがネ^^; エキシビションに和菓子を選んだのは、コーヒー産出側である遠来の関係者に対しても謀っています。「日本に行ったらね、私たちのスペシャルティ生豆が日本のお菓子に合うのよ、ほらコレ」みたいな「お土産」(?)知見にもなれば、と(今回はかなりマジメに図っております^^/)。

村田さんきち URL [2012年11月03日 16時39分] [編集]

ツイッター見たら、まだコメント募集中とのことでしたので、あつかましくも。

スペシャルティだからできる、高次元のペアリングが、あります。
僕が豆を買っているコーヒー屋さんは、そういうノウハウを体系的に持っていて、僕自信も彼にアドバイスをもらいながら自分でやってみました。いくつかは、僕のブログに書きました。

ここでキーになるのは、「コーヒーが主」という考えを捨てることだと思います。「従」までいかないにしても、フードとペアと考える。

カンファレンスの主催者がコーヒー屋さんの寄り合いですから、そういうのはプライドが許さないのか、あるいは日頃ろくなもの食べてないから想像がつかないのか、その辺はわかりませんが、コーヒーマニアでない人の食卓におけるコーヒーの立場はどういうもんか、ということを考えないと、普及はしないと思うんです。

端的な例を言えば、女の子とデート中、お茶しながらコーヒーの蘊蓄たれて、モテるんですか?ということです。

そこで、ペアリングです。
デザートであれば、コーヒーがデザートを美味しくするような。食後なら、フードの重さを消して、食事の幸福な余韻だけが残るような。

きちんと焙かれて、フード/デザートに応じてブレンドされたスペシャルティなら、それができるんです。

で、このような合う/合わないは、特別な知識、味覚がなくても分かります。

なので、帰山人先生がおっしゃるように、来場者全員が審査員になれます。

そして、そうすることで、特定のロースターがJBC4連覇という、どう見ても八百長の疑惑を持たざるを得ない(=観客的としてはドッチラケ)状況を、変えることができます。

長くなりましたが、僕は、以上、コメントさせていただいた点で、帰山人先生のアイデアは、画期的だと思う次第なのです。

to4:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月03日 23時00分]

わはは、私よりも過激ですねぇ。ただ、「特定のロースターが云々」という事態を問題視するのであれば、ペアリング・エキシビション(?)導入だけでは状況を変えることは難しいでしょう。既存のチャンピオンシップ競技の本道は、いわゆる「スペシャルティコーヒー」じゃなくても成立するものです。むしろ期待するのであれば「展示会場篇」でしょうか。真の「スペシャルティコーヒー」は競技会やフレーバーホイールの中には無いこと、社会的経済的概念で成立しているものであること、それを理解できた時、既存の催事はいやが応でも変容していかざるを得ない…競技会偏重の運営崩壊という変容でネ(ニヤリ)、そこが画期的だと思う(自画自讃)w

村田さんきち URL [2012年11月03日 23時29分] [編集]

お返事ありがとうございます。
まぁ、過激なワーディングが度をすぎて、よくぶっ叩かれております(笑)

…ということはともかく、おっしゃる通りだと思います。楽しみの本質はコンペではないし、それはスペシャルティじゃなくてもできることですよね。

消費国側から、なにを生産者にフィードバックするのか、ということを考えると、「日本では、こういうもんをコーヒーと一緒に食べるんだよん(だから、これに合う豆を作ってケロ)」、というのは良いですね…。

to5:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月04日 00時15分]

どうも。「消費国側から生産者にフィードバック」…コレ、SCAJ会場とかでなら(やって来る方々は階層でも上位ですから)個対個ではヨシかもしれませんが、業界全体の潮流で捉えるならば私は躊躇します。食うや食わずで豆を作っても輸出グレードに届くか届かないか、届かなきゃ死にそうな生産者の方がコーヒー界では大半であることを忘れてはならない。「この菓子に合う豆を作れ」なんて傲慢な註文は驕りと奢りの業である、そう引け目を感じながら捉えるべきであります。スペシャルティってのは、一握りの大名遊びでしかない!このワーディング、駄目?(笑)

No title
村田さんきち URL [2012年11月04日 09時41分] [編集]

お返事ありがとうございます。

スペシャルティは、生産国の実情を考えれば、傲慢な大名遊びだというのは、そのとおりだと思います。

スペシャルティというのは、言うまでもなく、そもそもがピンスポット狙いだと思うんです。万人向けではないが、特定層の嗜好にはバッチリ合う。ゆえにスペシャルでありユニークであるわけで。

服でいれば、既製服ではなく、オーダーメイドに近い。

しかし実情は、スペシャルティにしてもフェアトレードにしても、単なる看板です。産地、農園のストーリーや海外のトレンド、あるいは高邁とされる思想のみが蔓延し、肝心の「味」が置き去りにされているんじゃないかと。

有名ブランドもんの吊るし服に群がる現象と、はっきりいって、変わりはない。

少ない経験ではありますが、東ティモールやコスタリカのフェアトレード豆のヒドさや、町のスペシャルティを謳うコーヒースタンドで売っているコーヒーの凡庸さ、あるいはJBC4連覇のロースターが量販用に卸している豆のクソ不味さは、なんとしたことか・・・。
スーパーで売ってるキーコーヒーのスペシャルブレンドの方が全然マシでして・・・。

ですから、実に空虚なムーブメントであると、僕個人としては、感じざるを得ないんです。

それが少しでも「実」を伴うためには、ABCの一方通行ではなく、CからB、BからAへのフィードバックがないといけない。ピンスポット狙いなんですから、なおさらだと思うんです。

嗜好などというものは多分に作られたものであるということは重々承知しておりますが、しかし、スペシャルティやフェアトレードが謳う「適正価格」とは、生産者が、顧客の求めるクオリティ、味を実現したときに、はじめて払われる対価であるべきだと思うんです。

to6:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月04日 20時38分]

ふむ、スペシャルティ(やフェアトレード)のコーヒー実態に酷いモノがある、という認識には同意です。でも、スペシャルティがピンスポ狙いのオーダーメイドである「べき」とは思い難い。スペ生豆(やFT生豆)の価格や香味に問題がある時、それは作った人間よりもそれを買い上げて流した人間に起因するのですから…。
上手く喩えられないけれど、スペ生豆ってのはフツーとはチョット違った風合や柄が特徴の服地や反物みたいなもんかなぁ。だからメインストリーム(コモディティ)生豆っていう服地や反物の「中」にあったり「横」に並んでいたり…いつの間にやら「上」にしてますが、業界のアホどもが(笑)何にしても風変わりな服地や反物を無闇に高い「吊るし」にしてしまう消費国側のコーヒー屋を質して糾して正していくのが先決かと…

No title
ナカガワ URL [2012年11月05日 01時20分]

動画、タモリ倶楽部みたいで面白かったです。空耳アワーとか、クイズコーナーもほしいですね。
それに「傲慢な大名遊び」というのはいいですね。それがもっと憧れられるものに育ってほしいです。そして、いずれ革命が起き大名のお抱えコーヒー屋たちが野に放たれ、その中のひとりが田舎の貧しい寒村に逃げのびます。街道途中の茶堂を任され、日々を過ごします。ある日、宝くじが当たり、その人は自分を受け入れてくれた寒村の人々に自分が最高だと信じるコーヒーを取り寄せてお菓子と一緒に振る舞います。村人たちは一晩夢のような経験をします。
まず憧れになり、それが陳腐になり、また憧れられるように復興し、そんな繰り返しが何度も何度も起きてよい、と思います。

No title
村田さんきち URL [2012年11月05日 10時03分] [編集]

生豆は反物、服地という比喩は「なるほど」です。
ここで(間に商社が噛んでいる、いないはさておき)、アパレル企業もしくはテイラーであるコーヒー屋が、焙煎された豆あるいはコーヒーという服に仕立てるにあたり、服地の「目利き」を行うわけですよね。

この「目利き」のやり方に最も大きな問題がある、と、僕も思います。

どうもあの、三角形のピラミッドの頂点がスペシャルティという概念には、強い反発を覚えるのです。

マスマーケット相手の大きなメーカーならともかく、個人店規模のロースターであれば、自分とこの顧客の嗜好や懐具合に合わせて生豆を目利きできるのが、スペシャルティの可能性だと思ったりします。
ミル、農園あるいは畑レベルでトレーサビリティが確立されていますので、上のような目的を持って、きちんとした目利きがやりやすい、という点がスペシャルティの良いところのハズなんですが・・・。

嗜好に合うか、合わないかという話しですから、そこでは、官能評価で85点以上とか、コンテストで上位入賞などというのは、どうでもいいことだと思います。
しかし、実際のところは、多くのスペシャルティを謳うロースターは、そういう「人がした評価」にべったり依存してるわけですよね。

---

で。生産国へのフィードバックという話しからかなり反れてしまったんで、少しだけネジを戻させていただきます(決して巻いてはいけない?)が・・・。

仕事で何カ国か行って暮らしてみると、食事はまだ我慢できても、お菓子だけは、「やっぱ日本のがいちばんだ」と思ってしまいます。
そうすると、お菓子、デザートとペアで飲むコーヒーも、やはり、海外とは変わってくると思います。

ちょっと、先ほどのスペシャルティの話しとは逆説的になってしまいますが、最大公約数的な日本人の好みについて生産側に知っていただくことは、彼らにとっても、メリットにならなくはないと思うんです。そうすることで、やみくもに品目を並べるんじゃなくて、絞込みをして堅い売り先を確保できる可能性が高くなると思うんで。

もちろん、消費側としては、良い生豆は海外の商社・大メーカーに先に抑えられてしまって、日本にはロクなのが回ってこない、という現状があると思います。そこで、「こういう生豆が欲しいんだ」という声を出していくことは、あながち悪いことではないのではないかと、思う次第です。

もっとも、COEの上位入賞豆に群がって落札価格(ということは最終的には小売価格)を吊り上げることしかできない連中ばっかですから、期待薄なことは承知のすけなんですけどね・・・。

to2:ナカガワさん
帰山人 URL [2012年11月05日 13時53分]

はは~ん、バベットの晩餐会ですナ(笑)
繰り返し何度も起きてよい、というより、実際に何度も起き続けることでしょう。最後の晩餐だって、最後じゃないもんなぁ…でも、黄昏て滅び去る人類を見ることができないのはチョット残念であります^^;

to7:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月05日 14時19分]

わお、堂々巡りになってきたような…^^;
も一回私見を言うと、「こういう生豆が欲しいんだ、という声を出していくこと」は個対個であればアリ、それが対話である限りは決してムダじゃないから。でも服地や反物を「着る物」に仕立てるロースターは、生産工程の仕上げ人であって、消費者じゃないワケで…誰に何の責任を持って商売するのか?声をあげていく「向き」を間違えちゃいけない、と思う。
そもそもコーヒーの百姓の多くは、「堅い売り先を確保できる可能性」なんて求めちゃいないし、求める必要もない。そこを勝手に読み違えると腐臭のする「大名遊び」になってしまう。「日本人の好み」を真っ先に学ぶべきなのは、生産工程の後段者、すなわち日本の服地反物卸屋とテイラーであります。
だいぶんSCAJ企画話からズレてしまいました^^;

No title
村田さんきち URL [2012年11月05日 14時38分] [編集]

ですね・・・^^; すいません。<堂々巡り。
最後に。

>「日本人の好み」を真っ先に学ぶべきなのは、生産工程の後段者、すなわち日本の服地反物卸屋とテイラーであります。

その点は、完全に同意であります。

to8:村田さんきちさん
帰山人 URL [2012年11月05日 15時20分]

いや、お互い気が長いのか強いのか暇人なのかw
原則「来たコメは返す」私の身勝手、だから終わらない^^;
今般のスペ話は一旦オヒラキ…でも乞う次回?(笑)

No title
cocu-coffee URL [2012年11月05日 20時25分]

何かすごく盛り上がってますね。後半は趣旨がちょっとずれている様な気もしますが・・・。
SCAJに行ったことが無いのでなんともですが、会の対象を業界人から一般消費者に変えちゃえば、少しは楽しい催しが出てくるんじゃないですか。
なんたら選手権も一般のお客さんにみせてナンボじゃなかろうかと思うのですが。スペシャルティーの啓蒙がしたいのならそろそろ消費者も巻き込んでコーヒー祭りみたくしたほうが効果があるんじゃないですかね。
そろそろカッコつけたイベントは止めにして、軽いノリのイベントにしようと会長に提言してください。そんなことは帰山人さんにしか出来ませんから。(笑)

to:cocu-coffeeさん
帰山人 URL [2012年11月05日 22時12分]

ご意見ありがとうございます。しかし、来場する一般消費者へPRの土産品を配りまくるカネも人員もSCAJにはありません。それは全協(全日本コーヒー協会)が任を担うべきで、するとネスレとAGFとコカ・コーラとサントリーとキリンとアサヒでブース割当の半分を占めるでしょうがネ^^;無数の一般消費者に浸透を促す戦略として3日間の催事を開くなんて愚かなことはできないでしょう。動員対象にも選択と集中が必要なのですよ。
私は良くも悪くもカッコつけたコーヒーがスペシャルティコーヒーだと認識していますから、ユーモアは加えてもその存在を貶めるような提言はできません。え?どっちの味方だ、って?CCAJ創設者がSCAJ会長に究極の提言をするならば、やはりそれは「解散」でしょうね。カッコつけに反感を覚えるからといって、催事の軽薄化で意趣返しするような幼稚な提言はできません。SCAJと違ってCCAJはそんなに愚かじゃありませんから(笑)

No title
cocu-coffee URL [2012年11月06日 13時24分]

SCAJの軽薄化や土産目当ての消費者をターゲットにする意味では無いのです。カッコつけに関しては、ブースや会場作りが写真等で見る限り、自分から見てカッコつけたい割には半端な感じがしています。ですから、もっと突き抜けてカッコつけてもらい、関係者以外の方にも「コーヒー業界かっこいいじゃん」と思わせるようなものにしてもらいたいです。軽いノリの件ももっと魅せることを徹底的に意識したものにしてもらいたいってことなんです。
打ち切りにも関わらず、書き込んでしまってすいません。

to2:cocu-coffeeさん
帰山人 URL [2012年11月06日 18時29分]

あ、恐縮。村田さんきちさんとのスペ全般話は一旦オヒラキと言いましたが、何にも打ち切っていませんよw
なるほど「コーヒー業界かっこいいじゃん」かぁ…すいません、機能論でしか恰好を捉えられない私はソコ不得手です、なぜならあんまり恰好イイと思わず求めず、なので^^;あぁ、お菓子活用案以外に具体案が欲しいよぉ~(笑)

No title
teaR URL [2012年11月22日 00時18分] [編集]

いまさらではありますが。マニアVS珈琲屋見ました。楽しく拝見させていただきましたけど、コーヒー屋の方々がちょっと無知すぎてびっくりしてしまいました(フレーバーコーヒーいがい行った事ない)。十分と言えば十分ですが、もっと突っ込んだ内容になってもいいのになんて…。
間延びしてしまう会話の流れも歯痒く、帰山人さんのブログを読む方がより面白いですね(いやでも本当に面白かったですよ)。
同じ国のブレンドとかは僕もやったりしてましたけど、昔のコーヒーって、農園別ではない自然のブレンドが生んだ妙みたいのがあったなぁってよく思います。
最後のツイッター話もよく知らなかったので楽しく聞いてました。まぁ話題の彼も僕のブログみてツイッターで批判してましたからねー。おんなじことやっているわけで。
そんな僕も図々しくも彼のお店にたまに行ったりしてますよ(笑)

to:teaRさん
帰山人 URL [2012年11月22日 20時29分]

いまさらではありますが、いやお恥ずかしい…まぁ仕掛けた側(フレーバー中川さん)が非スペシャルティな方ですからネ、仕方がありません^^;…というより中川さんもあ~なるコト承知で仕掛けたワケで、それを承知で受けた私から(誤解を怖れずに)言わせれば、所詮「コーヒー屋」は皆さんある意味で無知なんですよ(笑)
Twitter炎上(?)話は、話の中身に物理と感情が混じっている(そこはK珈琲Sさん側もネw)ので、私はソコから逃げまくり…そう、プロじゃないも~ん、どこに行っても客だも~ん(笑)

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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