蕎麦に居るね8

ジャンル:グルメ / テーマ:うどん・そば / カテゴリ:食の記 [2011年09月28日 06時00分]
「まみくとい」(信越五岳)方面へトレラン大会参加、その前後日で蕎麦二演。
 
 
2011年9月23日
「せきざわ」で蕎麦を食す。
 
 soba201109.jpg soba201109 (1) soba201109 (2)
「有機自家栽培&契約栽培/手刈り/完熟/天日乾燥/低温貯蔵/自家製粉/石臼手挽き/生粉打ち」と、謳えることは全部謳いますみたいなスペシャルティ蕎麦屋(?)、前の箕郷(群馬県)時代(~2005年10月)から小布施(長野県)に店を移し(同年12月~)今にいたるまで、その名は聞いていたが立ち寄る機会を逃し続けて、今般が初訪である。果樹園が一帯広がる確かに「北信濃くだもの街道」沿いに店、開店30分前で私は3組目。外暖簾をかける気配で文庫本を閉じる…おっと、開店時で席オーバー、待ちが出ている。
 
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「三昧そば」(生粉打・変り・あら挽き)(1400円)
絶妙な茹で加減(ロスタイムゼロを前提にした場合)で、3種の蕎麦切りが順に出される。まず、生粉打ち…そのまま啜ってそのまま噛んで、ソバの香りと味はあまり強く出ていない。枯れた厭味は全くないままに、ソバ独特の甘味は強烈に感じられる。見面の予覚と異なる味わいが面白い生粉打ちだ。加齢臭のしないスッピン美熟女、とでも言うべき態の蕎麦。次に、胡麻切りの変り蕎麦…啜りこむだけでも胡麻の風味がほどよく感じられて、これはウマイ! ゴマとソバの香味が互いに協調し、ツルッとした食感にも好く合う、佳品である。さらに、あら挽き…「丸ヌキを粗く挽いてチョットの小麦粉を入れてます」の謳い通りの味。下粉がほとんど混じらない細打ちの蕎麦は美しい、がゴツゴツとした粗挽き独特の食感は強く感じられないので、啜りこんだ瞬間は美味しいが噛みしめた味わいではやや弱いか? 汁は、関東系の濃い口の味わいで、甘くなくクセなく仕上がっているので私の口に合った。その意味で山葵が付かないことに不満は無いが、ソバ甘いだけの「三昧」はやや飽きる。
 
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「むらくも」(そば粉入り蒸しようかん)(350円)
カウンターに並んだ隣席の鴨焼きと酒を(車訪で飲酒できないので)羨みつつ、では私は「本日の手作りそば菓子」を…運ばれ置かれ見た瞬間、思わず「ウッ」と小さく呻き笑った、食べる前からウマイとわかる(?)レベルの態である。果たせるかな、小豆・栗・そしてソバの全てが相際立って、甘過ぎず硬過ぎず最高の「むらくも」菓子の味わい。ブランデーをかければ、これまた食感が変るもソバの香りをさらに引き立たせ、再び「ウウ」と呻き笑う。
 
愚直と外連が入り混じる客捌きや謳いには感心できないが、蕎麦切りはまぁ上手、何故か菓子は特上。再来の価値ある蕎麦屋であるが、味は変って欲しくも変らず欲しくもある?
 
 
2011年9月25日
「きたざわ」で蕎麦を食す。
 
通い慣れつつある(?)涌井地区の蕎麦屋3店、トレランで傷み疲れた心身には居心地の良さも味のうち(?)、ではこの店だな。ヅカヅカと座敷に上れば、昼遅いから先客は一組だけ、ポット茶の椀を片手にドカッと座り込みながら「ざると天ぷらくださ~い」、気楽だナ。
  
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「ざるそば」(600円)と「てんぷら」(350円)
何度食べても「てんぷら」で驚くべきは、野草や山菜に限らずカボチャ・ピーマン・ジャガイモ・サツマイモ…といった変哲もない野菜がウマイこと(コレは「きたざわ」に限らないで近隣の一帯にある店で共通している。いや、都会人が食べている野菜が死んでいるだけか?)。おっと、蕎麦は柔らかく汁はかなり甘いハズが、本日は麺が硬めで汁が辛めと私好みの方向へかなりブレているゾ、高級業態の店と異なって許すべき味ブレだ(自己都合:笑)。噛み応えがある分、ソバの味がハッキリと長く味わえるゾ、ズルズルモグモグ…ウんマイ!
 
馴染み客と話し込んでいる看板娘(+半世紀以上?)が足投げ出し座りで座敷口を塞ぐ、「あ、ゴメンね」に「そのままそのまま」と言って跨いで「ごっつぉさ~ん」と退出、気楽だナ。 
 
 
「せきざわ」と「きたざわ」との好対照な二演、独りでもザワザワ楽しく味わう蕎麦屋巡り。
 
 
 (※関連記事は「再び山に残して」参照)
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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