再び山に残して

ジャンル:スポーツ / テーマ:ジョギング・ランニング / カテゴリ:走の記:大会編 [2011年09月27日 06時30分]
日本国内(の1Day大会)では、(UTMFが延期されているので)今もって最長級のトレイル
ランニングレース、昨2010年大会で懲りたハズが…再び無謀な挑戦に行く。荒れ狂った
台風が残暑も連れ過ぎた週末、大会前日にスタート会場へ向えば、そこには秋空と走友。
「おんたけウルトラ完走翌日御嶽登山バカ仲間」かおちん・Yさん・くみちゃんと再会を喜び、
しらちゃん(TDS完走お見事)を祝い…秋の連戦開始、信越五岳の地に私は帰ってきた!
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2011年9月24日
『Shinetsu Five Mountains Trail 110km 信越五岳トレイルランニングレース2011』
 
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数日前からの気道炎と歯痛を抱えた不安を走友との喋りで紛らせ、毎度の後尾スタート。
夜明け前に降った雨が止んで、ひんやりとした斑尾高原の朝景色、のんびりと走り進む。
 
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ん?渋滞とは珍し…あ、泥坂は走れないからナ。ん?前後が騒がし…げっ、蜂の襲来!
刺された走者を気遣いつつ、追い抜くYさんと雑談走少し、でも追えない(笑)、1Aに到着。
 
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ん?釜石山から大明神岳へ向う急登が今までにない厳しさ…体が重い、これはマズイな。
大明神岳の(今回はまぁまぁ)絶景を眺めた後、追い抜くくみちゃんへガイド走少し、でも
追えない(笑)…攣り気味の足を庇えば泥で滑って転倒、左手首捻挫より足完全攣り痛い。
幸い短時のスパスムで済み、ゲレンデをそろそろと走り下る、あ、ススキが刈られている。
2Aに到着、hisabonさんと会ってど~も、小用、巨峰(今回はまぁまぁ)を頬張って再始動。
 
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好んで走る森の中、気分は良いしクランプは出ないが体が重くてフラフラする感じは続く。
袴岳への登り途中で気分も悪化しブラックアウト気味、停まって進んで山頂で小休止だ。
あ、(名付けて私の)「走るサプリ」かおちん登場、んじゃ長い下りをしばらく一緒に走ろう。
「タバコとトマト、トマトとタバコ」リフレインが叫んでいる(?)まま3Aに駆け込み…トイレ!
ん?ペーパーに鮮血…あ、やっぱ痔病も来たかぁ、が、ここで「痔・エンド」は無い!(笑)。
先行で再始動するしらちゃんを見送りながら、冷えたトマトにかぶりつく、コレコレウマイ!
 
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再始動で関川沿道の緩~い上り、昨年より涼しいので今年は全部ジョグで行け、キツイ。
蕎麦畑の手前でへばって小休止、コリャこの先1時間以上連続では動けない、と観念だ。
それでも夏に遊び走った信濃路自然歩道の途、前後のヘロヘロ走者に「関門まで全部
走れる下りだぞぉ~」と叫び、聞いて加速した走者と「ホ~ゥ」喊声をあげて走る走る~。
 
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4Aで笹寿司を頬張りコーラをおかわりしタバコ吸いながら自力全身マッサージ、体動け!
胃をやられ気分が悪いままペースダウンしても完走を目指すかおちんと第1関門を通過、
黒姫の手前コスモス見晴らし野尻湖は美しい、その先の長い上り坂歩きは美しくないっ。
それでも夏に遊び走った御巣鷹林道の途、後ろのヘロヘロ歩者(?)に「上りは終わり、
川まで全部下りだぞぉ~」と叫び、聞いて加速した走者と黙々と走る走る~、ギリギリだ。
 
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ん?つづら折りの山道10m先をムクムクした生命体がノッソリと歩いて…げっ、仔熊だ!
「クマさんに出会った」と後ろの走者に言えば「さっき鹿も2頭いたぞ」、先の大会スタッフに
言えば「あ~、猿も出たよ」、ハチ・シカ・クマ・サル…こりゃあ生物多様性大会か?(笑)。
吊り橋を渡り、恐怖の西野発電所急登に備えてトイレ付き休息…さぁ一気に上るかぁっ、
ん?かおちんが続いてこないゾ…相当に辛そうだが、第2関門まで時間の余裕は薄いぞ。
 
笹ヶ峰高原のグリーンハウス前でクランプに襲われ休止。自問、気道炎で喘鳴、クランプ
頻発、歯痛だわ痔だわ目は霞むわ、そりゃ気萎えの保身か?…自答、次の関門は突破
できるが、今軽症でも先で倒れる場合は昨年よりヒドイ状態が現実だ、悔いは残るが5A
(第2関門)までだ。決断すればやること一つ、疲れた走者を1人でも多く関門突破させよ!
まず、かおちんだ、待って一緒に牧場道を歩き始める…「先に行くけど、必ず関門突破だ、
かおちん!」言い置いて走る。陽が傾いて薄暗くなり始めた林の中を、前を歩く者に関門
突破を促し叫びながら走る、キャンプ場の声援とハンドタッチを返しながら爆走して5Aへ。
 
タイム 記録無し ※第2関門、66.6Kで約12時間23分で自主棄権DNF
 
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かおちんも関門制限ギリギリ到着組、再始動する走者を見届け、私はゼッケンを外した。
昨年同様に回収・シャトルとバスを乗り継ぎ、再びの廃残を厳しく感じながら後泊の宿へ。
翌日の閉会(表彰)式会場へ、完走した走友を眩しく祝い、DNFの走友と不堪を嘆き合う
(かおちんは70KでDNF)。昨年大会DNFの「再挑戦などと簡単に口にできない体と心の
壁」を忘れて届くほど「信越五岳」は甘くはなかった。走る道と心を再び山に残して去った。
 
 
  (※関連記事は「蕎麦に居るね8」参照)
 
コメント (8) /  トラックバック (0)

コメント

No title
しらちゃん URL [2011年09月27日 23時41分] [編集]

ハチ・シカ・クマ・サル、か。すばらしいね。もっとも、ハチにさされたひとりとしては、生物多様性を喜ぶ余裕なし(苦笑)。

DNF残念でした。リタイアしようかどうか迷う気持ちは私もTDSで経験しましたよ。私はゴールはしたものの、足のケガがひどくて、かなり暗い気持ちです。復帰まで相当かかりそう。

to:しらちゃん
帰山人 URL [2011年09月28日 00時08分]

大会ではいろいろありがとう!…え?しらちゃん、ハチにやられたの?私「おんたけウルトラ」で刺されましたが、確かに喜べはしないね、お大事に。
でDNF、いや「迷う気持ち」は同じでも棄権と完走では全く違いますよ。100K級の完走を続けるしらちゃん、走力はモチロン(大会前から立ち向かう)気力が違うんだろうな、と思い知らされます。足のケガ、お大事に。そして、またヨロシクです^^/

No title
しんろく URL [2011年09月28日 21時57分] [編集]

お疲れ様でした。
過酷な状態での過酷な大会でしたね、私自身も初のクランプを経験し、コレが起きてもなお走ろうとする帰山人さんはすごいなと恐れ入ったしだいです

to:しんろくさん
帰山人 URL [2011年09月29日 02時14分]

え?恐れ入らなくていいですよぉ(笑)。だって私の場合、クランプ一発でスグ棄権していると、ほとんどの走大会でDNFですモン^^; まぁ、走力は充分でも第0関門(エントリーのクリック戦争)で泣いた方々のこと考えると、「気が萎えました」程度で棄権するのは憚られるって想いもあります。 いずれにしても負けは負け、看板写真のコンプリートはいつできるのやらorz(笑)

No title
ちんきー URL [2011年09月29日 22時29分]

信越五岳お疲れ様でしたm(_ _)m
やはりトレイルの100Kクラスのレースは厳しいんですね。
いつかは出てみたいと思ってましたが自分のレベルでは相当な覚悟が必要ではないかと・・・

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2011年09月30日 11時37分]

(自分のDNF云々は棚に上げて…)スタートした4人に1人はフィニッシュできない…という「厳しさ」はありますね。順を踏むならば、まずは50Kクラス(あるいはOSJ新城とか)の8~12時間大会を完走する経験は必要かな、と。そして、それを連続でこなす覚悟をして100Kクラスに挑む、ってところでしょうか?^^;やれますよ、ちんきーさんならば^^/

ご無沙汰しております。
山神親父 URL [2011年10月05日 22時43分]

こんばんは、覚えておりますか?
今年もまた斑尾の季節がやってまいりました。
もちろん今年も息子共々参戦します。
帰山人さんは斑尾参加されますか?
もし参加されるようで、会場で我々親子を見かけましたら、是非気軽にお声をかけていただけると嬉しいです。

to:山神親父様
帰山人 URL [2011年10月07日 02時21分]

「山神」を名付けた者として忘れることはできませんっ!(笑)
斑尾、行きますよ~^^/ そして今度こそお会いしましょう。
今年は山神サマどんな記録を出されるのか、楽しみであります。

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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