おんたけギラギラギラ

ジャンル:スポーツ / テーマ:ジョギング・ランニング / カテゴリ:走の記:大会編 [2010年07月20日 05時30分]
ロード走のウルトラ経験も無くトレイル100km大会に挑戦した昨2009年、
そのヨレヨレ完走から1年、その舞台・王滝村に私は再び帰ってきた!
膝蓋靭帯炎・腸脛靭帯炎・鵞足炎に加えて転倒以来の膝痛を怖れ、直近2カ月は
ほとんど走っていないまま、いきなり復帰戦が「おんたけウルトラ」再走の暴挙!
 
2010年7月18日
『OSJ おんたけウルトラトレイル100km 2010』 105.7K
 
前日昼過ぎに大会受付を済ませ、早々に宿(民宿「みやま」)入りは前回同様。
「あ、去年はコーヒーごちそうさま」の再会者も含め、相部屋一同で走談議。
昨年は緊張で今年は慢心で眠れぬまま、宿車相乗りでスタート地点へ向かう。
2010おんたけウルトラ  2010おんたけウルトラ (1)  2010おんたけウルトラ (2) 
膝爆弾で泣いた先日の「野辺山100K」と連続DNFは避けたい気もあるが、
さすがに足も体も作れていない我が身に卑下無くも絶対完走は誓えない。
「行けるところまで行く」の思いで、星満天の空の下を最後尾でスタート。
2010おんたけ30分-2時間  2010おんたけ2時間半-5時間  2010おんたけ5時間半-8時間
2010おんたけ9時間-10時間半  2010おんたけ11時間-12時間半  2010おんたけ13時間半-15時間 
携行したデジカメで、自走約30分毎のコース風景を撮影することにした。
頻繁に目を腕時計にやるが、初盤の暗闇は走っても「まだこんな時間か…」、
だが次第に空が白むと歩いても「え、もうこんな時間…」、気持ちだけが焦る。
2010おんたけK表示1  2010おんたけK表示2
2010おんたけK表示3  2010おんたけK表示4 
5K毎の距離表示も撮影していくが、進むにつれて5K感覚がどんどん長くなる。
私も含め鈍足走者に共通らしく、互いに「距離看板まだですかね」の問いが増える。
2010おんたけ100-1 
第1関門(約40K:7時間制限)に6時間17分で到着すると、エイドには
予想通り塩水キュウリしか残っていないが、それでも疲れた体にはウマイ!
2010おんたけウルトラ (4)  2010おんたけウルトラ (5)  2010おんたけウルトラ (6) 
緩くも延々終わらない林道の上りと下り、ギラギラギラの日照地獄を進むが、
視界が白と黄土色しか記憶に残らない雨荒天の昨年大会と風情異なり、
湧水の白、木々の緑、湖面の青、眩しく見晴らし良い絶景が目を楽しませる。
2010おんたけウルトラ (7)  2010おんたけウルトラ (8)  2010おんたけウルトラ (9) 
50Kを過ぎてクランプも膝爆弾も来ないのは予想外に嬉しくもあるが、
右股関節に違和感、さらに呼吸が浅くなり、拍動が悲鳴を上げ始めた。
「足を休めても体を作らないとこうくるかぁ」と冷静に自嘲しながら失速し、
ようやくの第2関門(約70K:13時間制限)に12時間30分で到着。
エイドの握り飯を頬張り、関門便で用意したタバコを燻らしながら大休憩、
関門制限の声を聞いた5分後に「じゃ、行ってきま~す」、ノロノロと再始動。
2010おんたけウルトラ (10)  2010おんたけウルトラ (11)  2010おんたけウルトラ (12) 
ついに右膝痛も酷く出はじめ、心肺疲労も限界に達してきた。バテバテ仲間と
前後して声を掛け合いながら進むが、第3関門(約85K:16時間制限)まで
約5K残しの80Kを約15時間15分通過。もはや残り5時間弱でゴールへ
行き着こうとすれば、ゾンビ状態を超えて廃人化し走歴自体が終了する気配、
走大会累積39回目にして初めて、自らの意思で途中棄権を決断する。
と、瞬間脳裏に浮かんだ思いは「己に恥じない棄権で終われ!」、全力爆走を開始、
第3関門に15時間43分で到着し、意地汚くエイドの素麺をすすり味わう。
スタッフに棄権を宣言しタグを渡す。
2010おんたけ100-2  2010おんたけ100-3  2010おんたけ100-4
  
タイム 記録無し ※第3関門(15時間42分32秒)通過後、自主棄権でDNF
  
回収バスでフィニッシュ会場まで戻り、さらに相部屋完走者と共に宿へ戻る。
「行けるところまで行く」の思いを遂げはしたが、完走の満足感には程遠いか?
2010おんたけウルトラ (13) 
それでも風呂を浴び飯を喰らい爆睡し、翌朝も再び走談議にしたり顔で
加わる我が身のフテブテしさに、「再起して完走に戻ってくる」と自惚れる。
 ♪真夏のおんたけを 走れよ ギラギラギラ 後先考えりゃ後になるぅ~
   中年夏休み あれから ギラギラギラ 無駄な期待ばかり 胸騒ぎぃ~♪

 (※関連記事は「御嶽キラキラキラ」と「蕎麦に居るね5」参照)

  
【2010年7月27日 追記】
リザルトが出た。
 
CP(関門)位置が昨年大会時とは若干異なるので正確な対照にはならないが、
私の走力では誤差の範囲内なので比較しておく。
 
第一関門(7時間制限)   6時間17分42秒(昨対10分26秒遅)
第二関門(13時間制限) 12時間30分20秒(昨対41分34秒遅)
第三関門(16時間制限) 15時間42分32秒(昨対1時間26分40秒遅) 
 
とにかくガムシャラで経過時間に過敏だった昨大会の方がはるかに早い。
裏返して言えば今大会は時間を軽視して最初からノンビリしていたことになる。
そして、さらにその前提として事前の故障や練習不足も含めて、
完走への道程を詳細に詰めきらないまま甘い感覚でスタート地点にいた、
というナメた今大会参加がこの結果である、といえるのだろう。

理由が何であれ数字がどうあれ、鈍足でも誇れた昨大会時の結果と、
それなりに楽しんでも誇れない今大会時の結果、どこに違いがあるのか?
再起を狙う自分自身に照射するべく、この追記を残しておきたい。
 
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コメント

No title
しんろく URL [2010年07月21日 20時43分] [編集]

おんたけ100お疲れ様でした。
炎天下でツライレースだったと思います
ほんとにお疲れ様でした

to:しんろくさん
帰山人 URL [2010年07月21日 21時57分]

確かに炎天下のロングランは予想以上に体力を消耗しますが、気分自体は昨年の雨風雷よりはやはり気持ち良かったですね。
振り返ってツラく悔やめるのは、30分毎写真が15時間経過で、5K毎写真が80Kで終わっていることです。85K以降の写真を撮りに行く、そのためだけに「おんたけウルトラ」にまた挑戦するつもりです!w

コーヒーありがとうございました
しらちゃん URL [2010年07月22日 00時09分]

コーヒーありがとうございました。
昨年同宿だったことは忘れていたのですが、コーヒーを飲んだとたんに昨年も同じものをいただいていたことを思い出しました。人を忘れても味は忘れないって、失礼ですね(苦笑)。

やけに帰りが早かったようなのでびっくりしたのですが、リタイアはちょっと残念ですね。でも、その翌日に御嶽山にのぼったのはすごいことです。レースが終わった当日に登るのはもっとすごいですが。

来年はおんたけにはでないつもりです。どこか別のトレイルないしはウルトラでお会いできるといいですね。

to:しらちゃんさん
帰山人 URL [2010年07月22日 20時25分]

ようこそお越しいただきました。
>人を忘れても味は忘れないって、失礼ですね
そんなことはありません。むしろ誇りにしたいお言葉だと思っております。宿で談話していた時に「これなら有料でもコース途中で売れば」と皆さんに言っていただきましたが、「どこか別のトレイルないしはウルトラで」も味で思い出す提供を考えてみようかなぁ(笑)
御嶽山には初めて登頂しましたが、景色天候大当たりぃ~…ホント登って良かったです。
今後ともよろしくお願いします。

No title
ちんきー URL [2010年07月22日 22時48分]

おんたけ100kお疲れ様でした。
復帰戦がおんたけ100kと言うのはかなり過酷すぎですよ(笑)
それでも85kまで行くってすごいと思います。
来年はリベンジですね。
自分も来年は参戦したいと思ってますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2010年07月23日 15時05分]

おっ、私に過酷といっておいて参戦予告しましたね!(笑)
まぁ、「おんたけウルトラ」は急登激降りが一切ないので緩坂早歩き大会、OSJ系では「新城」と対極に位置づけられるような大会ですね。
だから、まずはロードのフル完走からですね。
もっとも、今年は「おんたけ」と同日で初開催された「マウンテントレイル in 野沢温泉」もソソられるのでは?
http://www.trail-nozawa.com/
へへへ、さあどうするちんきーさん!^^/

No title
ナガ URL [2010年07月23日 22時29分]

昨年完走されてたのですね。宿は「みやま」ですか。なんと昨年わたしも泊まってました。きっとお目にかかっていたことでしょう。ぜひどこかで再会しましょう。

to:ナガさん
帰山人 URL [2010年07月23日 23時21分]

>なんと昨年わたしも泊まってました。
エェ!?そ、そうだったんですか!…初開催が予告された頃の私にとって「おんたけウルトラ」など別世界でした。いわばオリンピックやW杯と同じくらい自分には縁の無い遠い次元の大会だと…今は「また会いましたね」とか「同じ宿でした」とか「じゃまた来年」とか仲間が増えていく…ふと夢のような気分です。ナガさんのコメントを見ながらそんなふうに感じました。でも夢じゃない!
>ぜひどこかで再会しましょう。
ハイ!モチロン!再会が現実になる予感、今は確かで楽しみです。

コーヒーごちそうさまでした
k_fkmt URL [2010年07月24日 10時36分]

ゼッケン125番のk_fkmtです。

コーヒーごちそうさまでした。翌日もお話しましたが、レース中に全く眠気を感じなかったのは、本当にあのコーヒーのおかげです。カフェインももちろんなのでしょうが、とかく緊張しまくっていたスタート前のひと時を、あのコーヒーでリラックスできたことも、大きかったと思っています。

いずれまた、どこかでお会いできるような気がします。その時にまた、コーヒーの話を聞かせてください。

to:k_fkmtさん
帰山人 URL [2010年07月28日 22時02分]

完走おめでとうございました!
コーヒーが後押しできたのなら尚幸いです。そうなんですよ、今回同宿同部屋の皆さんとは私もどこかでお会いできるような気が…その時k_fkmtさんに出すコーヒー持っていなかったらどうしよう!?w話だけでもいいですかww

No title
ごぼう☆ URL [2010年07月28日 23時07分]

写真を撮りながら走るって凄技です!!
怪我をされてるとは言え、鍛え方が違うのか走れるんですね。自分じゃムリです。

to:ごぼう☆さん
帰山人 URL [2010年07月29日 11時11分]

おんたけウルトラではカメラ携行者が他の大会より少ないようですね。
ハードなのと関門時間的にそんな悠長な気分にならないからでしょう。
でも私の場合は「写真を撮りながら走る」んじゃなくて「写真撮りで休憩する」ですよ、ヤッパリ。だから、どこが凄技なのか、本人に自覚はありません…(笑)

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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