ウルトラは遠かった

ジャンル:スポーツ / テーマ:マラソン / カテゴリ:走の記:大会編 [2010年05月17日 05時00分]
10野辺山 10野辺山 (1) 10野辺山 (2) 10野辺山 (3)
大会前日、車を走らせ道中の「道の駅こぶちざわ」で「蕎麦羊羹」を添えた「延命そば」昼食。
八ヶ岳高原ラインを進み、途中の「まきば公園」「赤い橋」で八ヶ岳の山塊や富士山を望む。
10野辺山 (4) 10野辺山 (5) 10野辺山 (6) 10野辺山 (7)
高原を清里から野辺山へ、JR鉄道最高地点に寄り、大会会場を通過し海ノ口の宿入り。
会場の南牧村社会体育館へ行って受付後、宿に戻り温泉入浴、5人相部屋のフトン上で
持参の小麦物語パンと往途入手の小淵沢産おからコロッケが夕食、一服後に早々に就寝。

「おんたけ」「知多半島」に続く次のウルトラは、「サロマ湖」?「富士五湖」?「四万十川」?
いや、「野辺山を制するものはウルトラを制す!」日本最強のロード100Kに挑戦する。
暁闇起床、珈琲淹れ身支度して宿を出る。気温5度は寒いが大会会場は熱気に包まれ…

2010年5月16日
『第16回 星の郷八ケ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン』 100K

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荒川静香氏のハンドタッチを受けてスタート、朝霧で霞む田園風景の中、走者の列が行く。
コース中のエイドステーション実に26ヵ所!最初の5Kエイドに先回りの荒川氏が待つ。

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前日にソフトクリームを舐めながら見たJR鉄道最高地点も霧中で通過し、進路を北へ。
緩やかな登り続き、10K手前からの未舗装路にもトレランシューズの私は待ってました
…のハズが左膝の内側に鈍痛を感じアッという間に痛みが酷くなっていく。ゲゲッ!
いつが原因起点か謎の左膝爆弾、大会での爆発を怖れて休息に努めたのに、早すぎる!
でも歩くのはまだ早い、痛みをこらえて走り登り10Kを設定予想より約7分早く通過。

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エイドでアンパンを食べ、食べた梅干の種をしゃぶりながら写真を撮って霧中で夢中走。

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15Kを過ぎてさらに標高が上がると徐々に視界が開け青空が広がり山稜が姿を見せる。

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コース最高地点(1908m)、眼下に雲を見る雲上ランを心で喜び味わい、「生命の水」
湧水を舌で喜び味わい、20Kを予定通り約2時間40分で通過、だが膝はもう激痛だ。

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持参の芍薬甘草湯は既に15K服用、20Kエイドでドキシン服用、痛みよ去れと願う。
飛ばし過ぎを自重するハズだった下り坂が、一歩ごとに激痛地獄で走り続けられない。

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30Kでついに設定予想より遅れ始め、トボトボ走と高速歩行を交互に繰り返して進む。
35K稲子湯エイドでおしるこを食べながら小休憩をとってみる。だが、意識は初盤で
肉体は終盤という支離滅裂な状況は改善しない…しかし、42K第1関門時刻が迫る…

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関門突破をするためには激烈なペースアップしかない、と38K付近からムリヤリ走る、
「この走りですらムリ」「ムリでも走れ」と脳内で戦いながら40Kを通過…だが関門時刻。
42K地点に到着、第1関門時刻(6時間経過)に手元計測で1分51秒タイムオーバー。
前ゼッケンを外し、履き替える予定で預けたランニングシューズを受け取り、42K部門
(6時間30分制限)のフィニッシャーを祝福しながら、スタート会場に戻るバスに乗る。

タイム 記録無し ※第1関門タイムアウトでDNF

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大会会場に戻り、くぐれなかったフィニッシュゲートを横目で見ながら、蕎麦と豚汁は
シッカリいただく私…味はウマイ!が気分はウマクナイ!暫く後に相馬剛選手100K
部門2連覇達成の瞬間を迎え、崇敬の念と同時に立ち会える自分に嫌悪もしてしまう。

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前日同様に美しい八ヶ岳山塊の眺望と高原の風に吹かれながら、清里「天女の湯」に行き、
汗を流して傷んだ足を慰めるべく温泉に浸かる。さらに滝沢牧場で地元産花豆の自家製
アイスクリーム(味はウマイ!気分はウマクナイ!)を舐めていると、陽が傾き始めた。
そうだ!DNFの私にもまだやるべきことが残っていた…再び会場駐車場に車を置き、
足を引きずりながらゴール手前約500mの沿道に立つ。苦痛・疲労・歓喜・闘志…
私には果たせなかった激闘を終える勇者たちに拍手と声援「ラストォ!ガンバで~す!」

nobeyama.jpg
2008年OCフルマラソン以来861日振り2回目のDNF…いつかはこの日が来る、
と予想はしていたが、やはり来てしまうと悔恨からは逃れられない。「まぁ、スバラシイ
山と空と風の中で至極の雲上トレイルLSDを6時間したと思え」とも自ら慰め考えたが、
今まで全ての大会で直前まで抱いた不安と異なり、今大会で直前まで膨らんだ感情は
不安ではなく恐怖だった。そして私は敗北したのだ。野辺山ウルトラのゴールは遠い。
だが、あのフィニッシュアーチをくぐりたい!そう思いながら帰途の車を走らせていた。

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コメント

No title
ちんきー URL [2010年05月17日 22時03分]

野辺山高原100キロお疲れ様ですm(_ _)m
DNFは残念でしたがそれよりも膝の方が心配です(>人<*)
ここの所ハードなレースが多かったので体にもかなりの負担が・・・
ここは体を休めて回復に努めるのが一番かと。
膝の方も検査してもらった方がいいと思います。
ご自愛なされる様<(_ _)>

No title
しんろく URL [2010年05月17日 22時33分]

レースお疲れ様でした
帰山人さんのチャレンジスピリッツにはいつも度肝を抜かれます。これから長くなる競技人生ですから、残念なレースとの出会いがあるのも「人生」ならではのもの、そして次への糧となってくるものではないでしょうか、月並みなことしか言えませんが・・・
とりあえずは、膝を養生してください

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2010年05月18日 00時18分]

ちんきーさん、心配させてスイマセンm(_ _)m
>それよりも膝の方が心配 >ここの所…体にもかなりの負担が…
>ここは体を休めて回復に努めるのが一番かと。
ありがとうございます。って、都度都度ちんきーさんへエラそうに諫止
しておいて、コレじゃ今までと逆ですよね、面目無いm(_ _)m
 
傷みはツボでいう血海(けっかい)を中心に、縫工筋・薄筋・半腱様筋
がやられています…つまり鵞足炎(がそくえん)。努めて休養いたします。

to:しんろくさん
帰山人 URL [2010年05月18日 00時51分]

しんろくさん、ありがとうございます。
貪欲よかれと慢心して欲を貪ったらこの体たらく…
>とりあえずは、膝を養生してください
下見会もありますしネ!
膝と同時に心も養生して欲を転じて生かしたいと…

膝の調子はいかがですか?
hisabon URL [2010年05月22日 21時32分] [編集]

野辺山、ご苦労様でした。

膝の調子はいかがですか?僕も4月のハセツネ30kの下りで左膝を内側にひねり、まいりました。だましだまし練習してましたが,よくならず1週間安んでやっと回復した模様です。

今年の野辺山はいい天気で気持ちよかったのでは?
道志村トレも天気に恵まれ,よかったです。

相馬さんが一位だったのですね,驚異的な時間ですね^^
さあ,来年の野辺山,僕も走りたいと思います(エントリーを早めにします)がんばりましょう~

to:hisabonさん
帰山人 URL [2010年05月22日 22時34分]

お気遣いありがとうございます。膝の痛み(傷み)の回復度合は、もう少ししないと判断できません。不完全燃焼だったので、早く走って取り返したい気持ちは正直ありますが、ここはグッとこらえて休養モードです。
来年の野辺山、hisabonさんの背中を追ってフィニッシュし、雪辱を果たしたいと思っています。その時はヨロシクです!

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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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