知多半島で遠足する

ジャンル:スポーツ / テーマ:マラソン / カテゴリ:走の記:大会編 [2010年04月26日 05時00分]
「ダイトレ36K」「恵那峡ハーフ」の疲労を残し、春の「おバカ3週連戦」はウルトラ100K。
昨2009年の「OSJおんたけウルトラ」は別に、ロード走の100Kウルトラは初挑戦だ。
とこにゃん だんご 登り窯 大吉
前泊する常滑駅前の会場ホテルにチェックイン後、「やきもの散歩道」をのんびりと散策。
「とこにゃん」や「登り窯」で記念撮影、醤油たれが香ばしい団子を店頭買い食い、緊張感ゼロ。
「八百善」は時間が合わずあきらめて「大吉」で夕食後、ホテルに戻り大会受付、早めの就寝。
 
日が変わって午前3時半起床、珈琲を淹れ身支度しながら快晴予報の長い一日を想い図る。
階下に降りるとホテルロビーに参集したのは、70・80Kが同時出発でも計100人未満。
さすが遠足(とおあし)系、ほぼ日の出時刻の5時「じゃあ、行きましょうかぁ」でスタート!
 
2010年4月25日
『第4回 知多半島一周ウルトラ遠足』 100K
 
知多スタート 知多鳥が舞う 知多常滑南下 知多朝の海沿い
この大会、実際は一周どころか半周もしないという名称からしてユルイ感じ、だが憎めない。
朝焼け空に鳥が舞う。今回は(あえて4キロ近い背荷で)完走だけが目標なので焦りは無い。
車もほとんど通らない常滑の市街を、やがて海岸端の堤防を、無言の集団が南下していく。
 
知多10K 知多朝のセントレア 知多美浜町突入 知多野間灯台
坂井の10Kエイドで約1時間経過。実質まだ眠っているセントレアが海を隔てよく見える。
美浜町域に入り、陽が昇り空の青さが際立つ中、野間灯台で記念撮影する走者は私だけか?
 
知多南知多町突入 知多20K 知多25K 知多35K
やはり南セントレア市にされなくて正解と思いながら南知多町に突入し、緩やかな坂を越え、
内海の20Kエイドで約2時間20分経過、やっと体が起きてきたか?トイレ(大)ストップ。
徐々に西向きから南向きに変わる海岸、晴天のシーサイドロードランは至極の気持ち良さだ。
中洲の25Kエイドを過ぎ、「暑くなりそうですねぇ」ランナー同士の口数も徐々に増える。
 
海と魚の香り豊かな豊浜から師崎の街、半島先端を一気に回り込んで片名の35Kエイド。
ここで約4時間経過、本日初の喫煙一服込み大休憩、70K挑戦で折り返す走者と別れる。
 
知多再び美浜町 知多40K 知多再び南知多町 知多50K
ロードサイドの店舗が開店準備の気配をにおわせる中、東向きとなった海岸を北上していく。
再び美浜町域の矢梨を過ぎ、フルマラソンに距離は迫り時間は越え、疲労をハッキリ自覚、
40Kエイドで約5時間経過、この辺りから前後の走者が顔馴染みに固定され始めてきた。
 
古布の43Kエイドで、海沿いの国道247号線に別れを告げ道を折れ、今度は半島内陸の
緑多き山間を進む。増えてきた先行折返しのランナー、エール交換のついでに「目印が
悪くてコース間違えやすいぞぉ」の声、留意して走り進むが…確かに見逃し迷いやすい!
(現に悪気無くショートカットして私の後続走者がなぜか先行?という状況もチラホラ…)
 
短く緩い坂でも長く辛く感じ、大宝寺の50K折返しエイドに到着、約6時間経過だ。
「もくれん観音」を背に記念撮影、握飯や焼芋を頬張りながら喫煙二服目の休憩談笑大会。
まだ半分と言う者、もう半分と言う者、私「ここからウルトラ遠足(えんそく)に変更!」。
 
知多57K 知多60K 知多日間賀島望む 知多65K
まだクランプが起きる徴候は無いが全身疲労で思い通りに走れない状態、道連れ走者と
マラソン談議をして互いに気を紛らせながら走る。57Kエイドから再び海沿い復路、
60Kエイドでえびせん看板に寄りかかり、左前方に日間賀島を見ながら走り続ける。
途中のサークルKにトイレ(小)借りで寄ると、他のランナーも冷たいモノ買いに寄る寄る。
 
65Kエイドで約8時間40分経過、「早歩きでも完走制限(17時間)できるぞ」の声にも、
私の脳裏には「おんたけウルトラ」での歩くことすらできない終盤が思い浮かび、恐怖する。
 
知多じゃこソフト! 知多75K 知多80K過
師崎まで走り進み、往路で見逃した店を探す…あった!「ジャコデス」の「じゃこソフト」!
道連れ走者の「ウーン、ビミョ~」に、「私は食べていきます!先に行って!」と応える。
店頭沿道で味わって再スタート、が、ついに歩きが混じり始めたのはこの食欲の代償か?
75Kエイドに着くと先行走者から聞き及んだスタッフが「じゃこソフトどうでした?」
マラソンでグルメレポート?の他方で、足を引きずり歩き、80Kエイドで約12時間経過。
  
知多野間灯台夕景 知多まだ走る 知多夜のセントレア 知多90K
朝とは異なる日没近い野間灯台の夕景が美しくも寂しげ…さて酷い身体状況をどう読む?
激痛をこらえれば一歩も走れないわけではないが、残った距離に体が持つ保証は無い…
トボトボとでも走り続ける後続に抜かれ、半日以上ぶりでセントレアを眺め、歩く歩く。
90Kエイドで約14時間経過、もはや一歩一歩が激痛となり意識が飛びそうになる。
 
街から人の姿も減り暗い夜道を進むゾンビ、大会スタッフの車が接近、「大丈夫ですか?」。
常滑競艇場入口まで来ると大会主催者の川崎氏がいた、聞けば後続走者は一人だけだが、
ここで衝撃の主催者発言!「アンタ、ゴールしたら直ぐに私の言付をスタッフに伝えて」。
ゲゲッ!あとわずかだし、これは急がねば…全力疾走だ!走る!走ってフィニッシュ!
知多ゴール1 知多ゴール2 知多完走メダル
 
タイム 15h55分09秒
 
最終ランナーを迎えて互いの健闘を称えあい、大会スタッフに礼を述べて会場を去った。
 
予告通り「とおあし」ならぬ「えんそく」になった誇れないロード走の初ウルトラ鈍足記録、
だが100K制覇は独特の充実感、春の陽射しを浴びて知多半島で遠足し、満足した。
  
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コメント

No title
ちんきー URL [2010年04月26日 21時03分]

第4回 知多半島一周ウルトラ遠足100kお疲れ様でした。
前週、前々週の疲れも癒えぬ中での100km・・・
「ランニングの鉄人」なのか「ランニング〇カ」なのか・・
自分には到底真似できません。
ですがレポート読むと何故か出場したくなるのは文章の魔術師「ゴッドハンド帰山人」の成せるワザですね。
流石に3週連戦は出来ませんが1戦に絞るならこのレース「あり」だと思いました。
(実際の苦しみを知らないのでお気楽に考えてるかも)
またランご一緒した時にはこのレースの話聞かせてください。
それではお身体ご自愛なさってくださいm(_ _)m
本当にナイスランでした!

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2010年04月27日 16時58分]

>1戦に絞るならこのレース「あり」だと思いました。
いくらユルイ大会とはいえ、名入りの完走メダルがいただけるし、
記録としてウルトラ完走者を名乗れるワケで、価値はあります。
でも、天気の良さそうな日に思い立ち、早朝に常滑駅前に行って、
このコース通り延々走れば・・・あっ、自主ウルトラ遠足ができる!
35Kポイント折返しで70Kシーサイドロングランとかも、
その気になったら、ちんきーさんもお誘いしますよ!
但し、私と共走する場合は「じゃこソフト」強制です!(笑)

No title
ちんきー URL [2010年04月27日 20時48分]

そうそうコメし忘れましたが「じゃこソフト」興味津々です(≧∇≦)

to:ちんきーさん
帰山人 URL [2010年04月28日 09時34分]

甘冷たいソフトクリームに塩味のちりめんじゃこ(まんま!)、
奇食ですがランナーが欲する補給食としては…完璧です!

No title
しんろく URL [2010年04月28日 18時30分]

遅くなりましたが
ウルトラ完走おめでとうございます
次となってくると、夜叉ヶ池伝説マラニックhttp://homepage2.nifty.com/yasyagengorou/
あたりに挑戦なんて、いかがでしょうか?

to:しんろくさん
帰山人 URL [2010年04月28日 19時06分]

ありがとうございます。
>夜叉ヶ池伝説マラニックあたりに挑戦…
走り始めた頃は、「帽子つばにコップ洗濯挟み」の「夜叉」なぞ別世界…
その後「いびがわ」や「かっとび」に出合って、地域的にも親しみを
感じはじめているし、走力的にも別世界とまでは思えなくなってます。
が、「2ステージ(2日)目の自前コーヒー淹てをどうするか」とか
「おんたけウルトラと連戦は厳しすぎる」とか「(仮に)富士登山競争も
やると3連日になってしまう」とか、勝手な理由で見送ってま~す。
↑135Kだからムリッ…と素直に言えない自分がオソロシイ:笑。

No title
庭ガール URL [2011年04月26日 21時17分] [編集]

「帽子つばにコップ洗濯挟み」の意味が少し分かったようなわからないような庭ガールでーす。
走らない大会なので今は参加に前向き姿勢です。参加料が高すぎると思います。こんなに支払ったことは過去ございません。^^で、やめることになる可能性もある。
家を一泊空けなけらばならない点もネックですが、参加が決定すれば、家事のことも何もかも忘れ、ストレス解消になります。^^135キロの方が家事より良いかもー。
アウトドア道具で珈琲はたてれんのですか?←ごめんなさい。ど素人意見です。朝のこの一杯が良いのでしょうね~。

夜叉ヶ池伝説マラニック参加決定したときは
呼ばれなくても、ここに宣言に参ります。^^

to3:庭ガールさん
帰山人 URL [2011年04月26日 23時19分]

「夜叉ヶ池伝説マラニック」参加者は「帽子つばに給水用コップを洗濯ばさみで留める」のがキマリ(?)だったハズですが昨年大会の写真とか見てみるとやってないなぁ、廃れたかな?
>アウトドア道具で珈琲はたてれんのですか?
モチロン淹てられますよ、登山でも珈琲淹れている方いますよネ。但し私の場合、起床直後に自分で焙煎した珈琲豆を挽いて手縫いのネルドリッパーで淹れることが絶対条件(30年間毎日の行事です)なので、コンロ・ミル・ポット・カップ・ドリッパー他一式全てを用意して、(仮に夜叉の場合だと)2日目3時半スタートよりかなり前に仮眠を打切り、例え暴風雨でも体育館周囲で淹れることになるワケで…

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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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