Bang Goes the Coffee

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2010 [2010年03月20日 01時00分]
コーヒーを燃料にした車‘Carpuccino’が激走!?

この報に接して私は咄嗟に、昨今研究されているコーヒー滓(かす)を
バイオディーゼル燃料にした車だろう、と思ったのだが事実は違った。
コーヒー滓を700℃で乾留して分離発生したガスを燃料とする車だ。
carpuccino.jpg
2010年3月11日に始まる「ビッグバンサイエンスフェア」の為に
英国放送協会(BBC)の子供向け科学番組‘Bang Goes the Theory’
のプレゼンターJem Stansfield氏が、その名も‘Car-puccino’で
ロンドンからマンチェスターまで210マイル(約338km)を走破。
CPD2.jpg
報道によれば、エスプレッソ11760杯分に相当する約155ポンド
(約70kg)のコーヒーが必要だったそうで、実際には55~70km
毎に燃料を補給、100km弱毎にフィルターを交換、その度に停車し、
最高時速は90キロ以上出せるが、結局は推定約10時間かかっている。
おまけにガソリン車と比べて約15倍のコストになるそうで、実用は?
CPD3.jpg
‘Carpuccino’は、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場した
デロリアンに似せたくて、フォルクスワーゲンの1988年モデルの
シロッコがベース車に使われている。余談であるが、初代シロッコは
ジョルジェット・ジウジアーロのデザインだが、ベース車に使われた
2代目シロッコはVW内製デザイン。そしてこの間に開発されていた
現実のデロリアンDMC‐12も、ジウジアーロのデザインである。
2代目シロッコはジウジアーロを外してジウジアーロ=デロリアンを
パクった、つまりオフザケ改造車同士が似ているのも、実はそもそも
ベース車自体がパクリだったからである、と私は考えている。
CPD4.jpg
‘Carpuccino’に原燃料コーヒー滓を供与したのはコスタコーヒー。
約1年前には同社のコーヒーテイスターの舌に約13億円の保険が
かけられて話題になった( 1000万ポンドの原点)。

BBCにもコスタにも私の欲目はないが、なかなか興味深い。対して
今春の日本、「有名大学のミスコンファイナリスト達が受験生を応援!」
とかいう発想低俗で意図不明なキャンペーンを全日本コーヒー協会が
繰り広げていた。茶目っ気タップリにコーヒーを熱く柔らかく扱った
‘Carpuccino’と比べると、コーヒーを題材に教育へ目を向けても、
英国と日本ではこうも違うか、と格の違いを見せつけられてガックリ。
せめてマキャート(しみ)をつける程度でも、日本のコーヒー界にも
再考と奮起を促したい、そう思わせる‘Carpuccino’は賞賛に値する。
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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