荒んだ演芸

ジャンル:スポーツ / テーマ:大相撲 / カテゴリ:あ・論廻 [2010年01月31日 07時00分]
私はそもそも好角家ではない。また相撲の中でも「大相撲」は、神事に由来して日本相撲協会が主催する演芸興行であり、およそ「スポーツ」でも「国技」でも無いと考えているので、秩序や清浄を強く求める巷の改革論に違和感を感じてもいる。
 
だが史上最悪の横審委員「内舘牧子」が、2010年1月25日をもって委員を退任したことは、角界に関して待ちに待った朗報。横綱審議委員会とは日本相撲協会理事長の諮問機関で、文字通り「理事長からの諮問により力士の横綱昇進を審議すること」が役務で、この役務を曲解し越権した言動を繰り返した内舘牧子は最悪の存在。内舘は横審委員に就任後、東北大学大学院の人間科学専攻修士課程に入学し「神事としてみた相撲」を研究テーマに宗教学を修めている。当然に宗教的儀式としての相撲の歴史と伝統に造詣があるはずで、「大相撲には相撲道の精神がある。それを無視した朝青龍とビシッとした態度を取らない師匠がいるから…」という意見はもっともである。しかし「私は鬼のように怒らなきゃならなかった」という発言は、内舘の無知蒙昧ぶりを超えてバカ丸出しとしか言いようが無い。
 
内舘は最後の横審出席後に記者会見で「これだけ狼藉をはたらいているのだから、もう引退しているのよ。一般社会ならとっくにクビ」と朝青龍を批判したようだが、狼藉をはたらいていたのは自分でとっくにクビになるべき存在が自身であるという自覚が無いらしい。日本のマスコミも宗教的儀式としての相撲の歴史と伝統に則り、内舘の「大相撲」に関する罪を徹底追究するべきところなのだが、この程度の道理が補正できぬ状況では演芸興行に口を出す資格無し。
 
加えて言えば、朝青龍の泥酔暴行問題に関しても、あくまでも「演芸興行団体所属のプロ芸人の行為として」是非を問うという見地が世間に見られない。「相撲に勝って勝負に負ける」どころか「相撲も荒(すさ)み道理も荒(すさ)ぶ」内舘的白痴化には痛恨の思い。まあ、原論無き荒んだ浮世話は、基地移設もJAL再建も雇用対策も全て同様の課題を抱えているので、相撲なぞ元来語る価値も無いか?
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
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