ワタル世間は鬼ばかり?

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2009 [2009年11月16日 03時00分]
♪飲むんだったらUCC、いつでもどこでもUCCコーヒー♪
(実質の商業ベース、という意味で、また、乳飲料区分ではあるが)
缶コーヒーの歴史はUCC上島珈琲創業者上島忠雄氏の創案による。
今2009年、UCCは発売から40周年キャンペーンを打ち出し、
缶コーヒーを殆んど飲まない私も、故・上島氏に敬意を表するべく
ミルク入り缶コーヒー壁紙をダウンロードして自宅PCに貼ってある。
だが、現在の日本国内の缶コーヒーはコカコーラ(ジョージア)が
約4割のシェア、以下もサントリー(ボス)、ダイドー(D-1)、
アサヒ(ワンダ)、キリン(ファイア)、ルーツ(JT)と続いて、
本家UCC面目丸潰れ。キリンとサントリーの経営統合が進めば、
缶も含めたRTD分野ではコーヒー2強時代となり、
UCCの失地回復はより困難になる?…

「UCC上島珈琲、ユニカフェを子会社化」(2009年11月13日発表)
 UCC上島珈琲は、コーヒー製造・販売のユニカフェを子会社化する
 …UCCは缶コーヒー用原料事業に強いユニカフェと組むことで
 缶コーヒー事業の強化やシェア拡大を図る。

子会社化されるユニカフェは、缶コーヒー用原料事業で急成長し、
東証一部に株式上場を果たしたが、ここ3期は販売不振で連続赤字続き、
現経営陣お手上げ状態により、UCCに実質身売りすることになった。
ユニカフェの驀進を主導した現社長大武浩幸氏は、座右の銘を書名にした
『利他に生きる コーヒー業界の風雲児 大武浩幸のコーヒー業半世紀』
という自著を出し、中小企業基盤整備機構の出資先選定委員も務めたが、
自社の基盤整備には手が回らず、出資される側で「利他」をUCCに与え…

それにしてもユニカフェの親会社(現状でも法人筆頭株主)にして、
コーヒー輸入卸の老舗であるワタルは切ない想いをしているのではないか。
子(ユニカフェ)が売上高約1.5倍の大企業に成長する姿を長年黙って
見守っていたところ、売上高約18倍の業界最大手の他人(UCC)に
とられてしまった、親(ワタル)の心境はいかばかりかと…

子の風雲児に急を告げられ、まさに「ワタル世間は鬼ばかり」、
コーヒー業界の一端話、お後がよろしいかどうかすら私には理解できない。
 
コメント (10) /  トラックバック (0)

コメント

No title
ちんきー URL [2009年11月16日 21時58分]

現状自分が愛飲している缶コーヒーは「バロー」製の38円ブラックコーヒーです。

to:ちんきーさん
kisanjin URL [2009年11月17日 17時50分]

缶コーヒーの(日本国内の)市場規模は年間で、約8000億円、約3億5000万ケース分と言われていますので、単純に1本当たりに換算すると約76円。
なんと、ご愛飲PB商品はちょうど半額!2本飲んで平均1本分ですね。あ、倍飲めって勧めているわけではありません(笑)

No title
しんろく URL [2009年11月17日 23時09分]

私も子供の頃はUCCミルクコーヒー大好きでした。
大学を出て家に戻ると、コーヒー好きな両親に影響され、自宅でレギュラーを飲むのが当たり前に・・缶やインスタントからはあっというまに遠ざかり、いまでは、kisanjinさんには到底及びませんが、コーヒー好きです。一応。

仕事中はブルックスがメイン。マクドナルドのコーヒーもよく飲みます。自宅ではこの前ご紹介したコーヒー院ロマン亭さんのオリジナルブレンド(父が買ってくる)

缶は年に数回、出先で仕方なくコンビにで買う時がありますが、その時はUCCブラックのボトル缶のアロマなんとかというのを買ってます。たしか7年位にはセブンイレブン限定でプレミアムブラックなんてのも売ってましたが、缶にしては中々な味だったのを覚えています。

to:しんろくさん
kisanjin URL [2009年11月18日 23時49分]

職場はブルックスやスーパーのPB、外飲はマック(マクド)・ドトール・スタバ、自宅はお気に入りのコーヒー屋の豆…こういう言い方は失礼かもしれませんが、現代日本のコーヒー好きの標準典型でしょうか。これも身勝手な言いぐさですが、その「好き」度くらいがシアワセかもしれないと、ちょっとウラヤマシクなることもあります。
某有名コーヒー店主にして「日本コーヒー界の首領(ドン)」と称される方に(知己なればこそだと思いますが)「業界にとって日本最悪のアマチュア」と揶揄して紹介される私は、まさに「好き」を超えて「狂っている」と言わねばなりますまい。生豆を見てウマそうとかダメそうとか解析している限りは、標準典型の範疇には入れてもらえそうもありません(笑)。ご飯を炊く度に、米の品種や産地、生産者、生産方法、鮮度、精白歩合、土壌、施肥、気候などを思い浮かべて、良し悪しや炊き方を考え込むのと同じ感覚でしょうか…

No title
ナカガワ URL [2009年11月19日 03時09分]

朝日新聞にはユニカフェの新役員人事が発表されていました。
上島達司前UCC社長、大武社長とも「コーヒー好き」の片鱗ある世代の方々。新聞によれば新ユニカフェ新役員になる上島チルドレン・コーヒープリンス1号2号(ちなみに3号は珈琲館の社長)、お父上に似たコーヒープチオタクのような方、という噂は聞きません。どちらかというと現在はハーバート・ビジスク・ボーイかしら。それも大切とは思いますが、コーヒー好きにもなってほしいです。UCCさんもユニカフェさんも現場の人たちは結構コーヒーに志を抱いて就職してきている方たち。そうした兵卒たちと臆さず対話できるパットン将軍みたいな指導者になってほしいです。

to:ナカガワさん
kisanjin URL [2009年11月19日 10時36分]

そうですね。コーヒーに限らずどんな業界でも、剛腕冷徹と思える手腕の奥に「愛着」を感じさせる経営者の姿を求めるのが、現場の常でしょうし、ユーザーの支持も結局そこに行きつくのではないか、と思います。M&Aや再編を否定するつもりはありませんが、手数や規模が拡大してもコーヒーに対する「愛着」を感じさせる姿勢が滲み出ることを今後のUCCに望みたいですねぇ。真鍋さんや大武さんの功労が語られ続けるグループであれば、私は「♪飲むんだったらUCC」と歌い続けたいと思いますが、さて…

No title
しんろく URL [2009年11月19日 21時46分]

kisanjinさん、ランナーズ1月号のP78(斑尾の記事)上段の写真のほぼ真ん中に写ってないですか?

No title
ナカガワ URL [2009年11月19日 23時12分]

マークが変わりましたね。気がつきませんでした。素晴らしい!!
昔「料理長殿ご用心」という映画がありました。ロバート・モーリー演じる美食に狂った料理雑誌のオーナーが「鶏じゃなくても卵の良し悪しはわかる(料理人でなくても料理の良し悪しはわかる)」と。批評する側される側の距離を興味深く観ました。コーヒーに狂ったお客様がいる、つまり批評が盛んな業界であってほしいものです。個人的にはルナチックなアドボケイトが、サイエンスをコンサイエンスにする?なんて思っていますし。

to:しんろくさん
kisanjin URL [2009年11月21日 17時51分]

書店で確かめたところ…ご指摘通り写ってますね、かなり小さくですが。見つけていただいて恐縮です(きっと自分では見過ごしたと思います)、ありがとうございます。紙面に写っていることよりも、斑尾をスタートしたからの最高のトレイルを思い起こせて興奮がよみがえりました。しんろくさん、来秋是非走ってください!オススメいたします。

to:ナカガワさん
kisanjin URL [2009年11月21日 17時59分]

ゲゲッ、目が早いですね。お褒めいただくような完成度ではないのですが、私の気持ちの中ではCLCJ=日本珈琲狂会を発足することにしたので、ちょっと先行してオフザケをしてみたのです。あ、当然ながら主宰者一任権限?でナカガワさんには会員になってもらうつもりですからヨロシクお願いしますm(_ _)m

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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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