汗が強く噴いている

ジャンル:映画 / テーマ:映画感想 / カテゴリ:観の記:映面 [2009年11月04日 21時00分]
映画『風が強く吹いている』観賞後記

現実の「東京箱根間往復大学駅伝競走」中継を新年早々観て過ごすという、
常套が私には無い。「箱根」は伝統あるが所詮ローカルな駅伝大会であり、
見栄と利権で全国化を拒み続ける関東学生陸上競技連盟の了見の狭量さ、
この主催団体を嫌い恨んでいるのが「箱根」を観ない最大の理由である。

現実には、鼻持ちならない関東学連の横暴を忘れて市井で「箱根」を
持ち上げる都度に、日本の長距離走界は総体に弱くダメになっているのだが、
そんな憂さを忘れさせる程に、この映画は確かに「風」を感じられる作品だった。

転じて、映画の題材が自分の私的興味(ランニング)に副っている、という
悪戯な理由で観賞に及んだ私には、『風強(かぜつよ)』を客観的に論ずる
資格は無い。だが、同好の士、特に初心者鈍足ランナーに向かっては言える、
「おーい、観て損はないぞ。観ながら高揚して、直後エライことになるぞぉ」
劇場で座っていただけなのに、ロングラン後かのように脚部に熱っぽい感覚。

高地トレーニング合宿中に走る、霧ヶ峰・白樺湖・女神湖辺りのシーン、
もう無性に走りたくなって仕様が無い。スクリーンに飛び込みたくなる。
劇場を出た後、気を鎮める為にスーパー銭湯に寄るハメになった私は、
水風呂から入ればいいものを、先にサウナに入りさらにヒートアップ、
気がつけば…「汗が強く噴いている」。
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コメント

No title
ちんきー URL [2009年11月04日 22時53分]

日本の長距離走界についてよく知りませんがこの映画はかなり評判いいみたいですね。

いろいろな方のブログにも話題として上がってました。

箱根駅伝と言えば昨日偶然ケーブルTVで放送していた「密着!!箱根駅伝 試練の夏」を見てそれぞれの思いを胸に頑張っている若者達に感動しちゃいました。

日本の長距離走界については良く知りませんが(笑)来年の箱根は見てみようかなって気になりました。

映画の方はTV放送を待つ事に・・・・

to:ちんきーさん
kisanjin URL [2009年11月05日 13時59分]

私も散々ケチをつけた割には節操なく来年の「箱根」を観てしまうかも…と思わせる映画でした。
主人公2人が原作にほぼ忠実に会話します。
「長距離選手に対する一番の褒め言葉は?」 「速い、ですか?」 「いいや、『強い』だ。速さだけでは長い距離を戦いぬくことはできない…」
スタンディングオベーションしたくてしたくて…
長距離市民走者には必見の映画ですねぇ。

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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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