欅林のシャムロック

ジャンル:学問・文化・芸術 / テーマ:アート / カテゴリ:観の記:美面 [2009年09月10日 19時00分]
2009年9月10日
名古屋市境にほど近い海部郡蟹江町、国道1号線北沿いの
「レストラン ヴァン・ドゥ・ルポ」にて、ついで(?)のランチを摂り、
店内壁をギャラリーにした個展画の鑑賞。

Sayaka Shibata ‘forest mare’

徹底して(植物の)クローバー葉を主題にした作品が並ぶ。
葉の描線鋭くも全体は青や緑を基調にした作品群には
ゆったりとした無条件の安らぎを感じ、
淡く温かみのあるベージュやピンクで描かれた作品群には
画面の奥を貫く硬質な芯が幻覚されるのはナゼだ?

作者が作品を創生する過程も背景も私は知らないが、
柴田さやかが広告会社で制作する姿はかつて見ている
(以前私が勤務していた会社の部下だった、ということ)。
半ば顔をしかめて独りコピーやデザインをひねり悩む柴田は、
その表情とは裏腹に、柔らかで楚楚とした気を醸していた。
他方、控えめな物腰とは裏腹に、制作物を披露する柴田は、
秘めようにも抑えがたい芯のある気を発していた。

その表層の柔らかな印象と内在する鋭く深い主張の漏出、
先の作品群の仕分けは、この人物そのもの、と私には感じられた。
こうした表出する印象の二面性が渾然としてまとまり昇華する、
「きっと店を囲む欅(ケヤキ)のようにまだまだ成長するんだろうなぁ」
そんな新たな展開を勝手に期待しながら、食後の絵画に遊んだ。

以上は私の勝手な心象だが、作者の真情や意図に離れて
的が外れていたら、きっと柴田は笑いながら睨んでくれるだろう…
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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