JCS参加記(1)~ルワンダコーヒー

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2009 [2009年05月26日 01時00分]
2009年5月24日
日本コーヒー文化学会(JCS)第16回総会に参加。
総会議事後に記念行事の講演2題。

基調講演「ルワンダとルワンダコーヒー」
講師の駐日ルワンダ大使が遅刻、ルワンダ全般の紹介ビデオに続き
大使が喋るが、次の仕事がケツカッチンで質疑応答タイムも無く、終了。
講演によれば、コーヒーのウォッシング・ステーション(WS)は
2009年現時点で125カ所にまで増えている。

近年のルワンダでは、コーヒー生産の全量増加以上に、
フルウォッシュト比率を高めることに躍起だが、
ウォッシングステーション数の増加率に比例するほどには、
フルウォッシュトグレードの生豆生産量が増加していない。
これは、栽培や精製の課題だけではなく、むしろ運搬流通などの
インフラ整備の立ち遅れが原因ではないか、と私は想像する。

講演スライドでも色鮮やかなコーヒーバイク(収穫豆運搬用自転車)が
紹介されていたが、実際は意図に反して普及が進んでいない。
さらに大きな課題として残っているのは、輸出用コーヒーの大量輸送経路
(港のある近隣国への鉄道網など)が全く確立されていないことであろう。
ルワンダは「千の丘の国」「アフリカのスイス」と呼ばれているが、
その内陸国であるがゆえの流通上の不利性が続く限りは、
ケニアやタンザニアを越えるコーヒー市場のポジションは遠い。

ルワンダコーヒーは、昨2008年にアフリカ大陸初の
カップ・オブ・エクセレンス(COE)が開催されて、さらに注目を浴びている。
しかし、そのルワンダCOEが当初の目算より1年遅れたことや、
今2009年は早々と中止になったことも、忘れてはならない。
日本のコーヒー関係者の唱える、右にならえのルワンダコーヒーの喧伝は、
どうも私には欲目に偏った話に聞こえてならないのだが、残念ながら、
今回の学会ではその当たりの疑念は払拭どころか拡大しただけだった。

それにしても、“Project Rwanda”が 普及を画策している
Coffee Bike は実用機能美に溢れて実にカッコイイ!
自転車界の神格、マウンテンバイク製作を実質創始した名フレーマー
Tom Ritchey(トム・リッチー)が手がけたのだからアタリマエか?
「このコーヒーバイクで世界を旅してみたい」私はそう思ってしまうのだ。
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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