1987年5月22日の珈琲訪店

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:回顧編 [2009年05月22日 01時00分]
朝、静岡県の自宅(当時)で吉祥寺「もか」のアントニエッタブレンドを
ネルドリップして喫飲後、江戸に上京。

当時まだ行き損ねていたコーヒー店に加えて、
前月に出た音楽誌「ショパン」別冊の『こだわり派のコーヒー店ガイド』を参考に、
3泊4日でコーヒー店を廻ろうという計画である。

1.虎ノ門の「全日本コーヒー協会」
  機関誌バックナンバー計5巻を入手。
  シロウトの若造が全協を訪ねること自体珍しかったらしく、
  事務所の方に奇異の目で応対された覚えがある。

2.「Kaffa(カッファ)」赤坂店
  カッファブレンド豆100g(430円)購入。
  いわずとしれた「コクテール堂」のビーンズショップである。
  この月の初め、自宅でもOLD5というカッファのブレンドを淹れているが、
  どこで入手したのか、覚えが無い・・・

3.六本木の水コーヒー「どんぱ」
  水コーヒーのホットを喫飲。
  水出しとしては、想像以上に焙煎が浅い豆を使用していた。
  メニューに「カプチーノの味を進化させた」ニッキ水コーヒーもあり。

4.六本木の「ヴィヴ・ラ・ヴィ」(料理本充実の書店)
  家庭画報特選『珈琲と紅茶を楽しむ』(世界文化社刊)を購入。
  当時よりさらに4年前に出版された大型ムックである。
  この本でコーヒーの概論を執筆担当しているのは井上誠氏である。
  エスプレッソの紹介は、直火式のポット型だけでマシン型の影も形も無い。

5.自由ヶ丘の「十一房珈琲店CafeTeddy(カフェテディ)」
  中濃80ccのスペシャルブレンドを喫飲。
  オリジナルブレンド豆100g(450円)購入。
  「ショパン別冊」で鼎談していた店主加藤晶子氏を訪ねた。
  店で飲んだスペシャルブレンドは、「ペルーをベースにキューバとメキシコを
  生豆段階で混合、焙煎後にモカを加える」ことを聞き出している・・・
  怖いもの知らずである。

6.学芸大学の「薫珈琲店」
  深煎りのペルーを喫飲。
  ほろにがブレンド豆100g(480円)購入。
  「手網焙煎は味のデリケートさを欠く、そのへんが手網の限界か?」
  と言うのが当時の感想だった。現時点では笑ってしまう誤解だが、
  この当時は自分の手網焙煎の稚拙さを転嫁していたようだ。

7.経堂の「NIZAN(ニザン)」
  ブレンドを喫飲。
  1985年8月号『喫茶店経営』の記事に「自家焙煎を看板にしたくない」とあり、
  なぜかそこに惹かれて訪ねたようである。

8.経堂の「Cleole(クレオール)」
  オリジナルブレンドを喫飲。
  スペシャルブレンド100g(530円)購入。
  蒸らしの断絶が無い極細連続注湯のネルドリップだった。
  この手の抽出は十一房系列とともに伝播していったようである。

9.新宿の「凡」
  ブレンドを喫飲。
  モカ・ブラジル・コロンビア・ブルマンの4種配合ブレンド。
  豆の特徴が別々に出ていてまとまっていないこと、面白い、という感想。

10.新宿の「ヤマモトコーヒー店」
  マンデリン・カロシー(?ママ)生豆500g(1630円)、
  コスタリカ生豆500g(830円)購入。
  マンデリン・カロシーって・・・今から考えれば古き良き時代だった、
  ということにしておこう(笑)。但し、業界全体で見れば本質的に
  変わっていない、という恐ろしさはあるけれど。

11.赤坂の「Cafe y arte(カフェ・イ・アルテ)」
  カフェ・メヒカーノを喫飲。
  メキシコ政府コーヒー公団直営の謳いに誘われた。
  民族衣装店として新橋に移転しているらしい。時の流れを感じる。

12.南青山の「大坊珈琲店」
  ブレンド1(30g100cc)を喫飲。
  コロンビア豆100g(600円)購入。
  「店の雰囲気が良い」という感想が真っ先にきている。
  決して間違っていないのだが、何故抽出した液体に震えなかったのだろう?
  液体を評価する舌を持っていなかった?それともこの時点で、
  既にそれは当たり前という高評価だったのだろうか?

13.南青山の「だいろ珈琲店」
  コーヒー(ブラジル)を喫飲。
  店がインテリ臭芬々という酷い感想だが、大坊の後だからか?
  苦味の効いたブラジルはまずまずか。

この後、上落合に前月から引越していた妹のアパートで泊。

この日だけで、コーヒー店9店で喫飲9杯、豆売店2店、
よく飲み回り、買い回ったものである。
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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