風も心も荒れた

ジャンル:スポーツ / テーマ:マラソン / カテゴリ:走の記:大会編 [2009年04月27日 02時00分]
当初の春の連戦は計5レースの予定だったが、
最後にフルマラソンを追加して6連戦。

2009年4月26日
『第4回 掛川・新茶マラソン』 フル

この大会は、3年前は人生初のフルマラソンとして、
昨年は完走フルワースト記録として、因縁深い。
(詳しくは、いずれも『走の回顧』の「サブフォーへの道程」
(3)いきなり初フル挑戦&(8)歩かないマラソン を参照)
しかし、5連戦で身も心も「春のレースは終了」宣言している。
「どうせ連戦するならば、過剰にするとどうなるか?」
これが今回の大会参加テーマであり、
「走り」そのものには積極的な目標も目論見も何も無い、
という自暴自棄なものであった。

隣市の実家に前泊し、電車とバスで会場へ向かう。
1カ月前のトレイルレース以降に抱えた膝損傷は治っていない。
2週間前のトレイルレース以降に抱えた気道炎も治っていない。
思いのほか回復した天候だけが気分を晴らしてくれる、
と思ったが甘かった。
空(そら)や気温の調子は良いのだが、「風」が物凄い!

最初のエイドステーションで他のランナーが捨てた
紙コップが宙を舞い、私の頭部を直撃。
後のエイドステーションで他のランナーが捨てた
スポンジが宙を舞い、私の胸部を直撃。
この間にも、(帽子にさした)サングラスが吹き飛び、
続いて、その帽子そのものも吹き飛ぶ。
最も笑えたのは、アゲインストの強風に必死で逆らい、
エイドステーションに近づいていくと・・・
数十個大小の紙コップが右から左から道を転がり
襲ってくるではないかっ!
「ローリーング紙コップアタック」、恐るべし!
コーナーを曲がるごとに、風向きにあわせて
前に右に左に身体を傾けて走る。
この突風に比べれば、過去に経験した
「いびがわ」の山風や「荒川」の川風なぞ、そよ風である。

持参して途中2度ほど口にした塩が効いたのか、
私には毎度おなじみの筋ケイレンは最後までこなかった。
ところが、吹き荒れる風を理由にはできないほど、
最初から体が重く、足が前に出ない。
そして、後半は「心の戦い」になった。
攣らなくても足は痛いし、息も上がってきている。
それにしても、1年前のワースト記録ランも含めて、今までの
フルマラソンよりも肉体的にはまだマシな状態なハズなのだ。
だが、「苦しい」と思い、「止まれ」と思い、
「DNFでもいいか」と思い・・・情けない感情ばかりが湧き続く。
30Kを過ぎても、「よし、完走だ」という気にならず、
情けない精神状態を情けなく思う、という悪循環で失速していく。
結局、「マラソンは走るか止まる、歩かない」という
ムラカミルール(村上春樹氏の姿勢から私が勝手に命名)を
守るのが精一杯で、1年前の走り再現である。

タイム 4h16分17秒

過剰に連戦してみる、という酷い挑戦に、予想を裏切ることなく
私の心身は応えてくれた。しかし、予想通りとはいえ、
「虚ろな心の消耗」に抗することは、自分なりに凄絶な戦いだった。
それでも、ラスト500mはスパートしてフィニッシュ、
春の連戦全てを完走できた満足感を味わった。
2009年4月27日追記

春の連戦が終わった。

2月22日 犬山 ハーフ
3月8日  藤枝 ハーフ
3月15日 荒川 フル
3月29日 新城 トレラン32K
4月12日 ダイトレ トレラン36K
4月26日 掛川 フル

約2カ月の中9週間で計6大会、
計200K弱を計31時間余走っていた
(トレランはかなり歩いているが)わけだ。
全て予定通り出場し、
苦楽泣き笑いの全てを味わい、
それなりに満足している。

この合計した距離や時間の世界を、一発の大会で
味わうことになるウルトラ級のロングランとは、
一体どんなものなのか?
怖くもあり、興味もあり・・・
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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