映画は問うに落ちない

ジャンル:映画 / テーマ:映画 / カテゴリ:観の記:映面 [2009年04月14日 03時00分]
そもそも『相棒』というTVドラマの存在すら知らなかったし、
昨2008年「劇場版」を観に行った動機も、
「東京(ビッグシティ)マラソンを舞台にした」という設定による。
が、人物設定などが妙に面白く感じて、
以来「チョットだけ俄か」の『相棒』ファン(?)になった。

で、遅ればせながら『鑑識・米沢守の事件簿』を観た。
シリーズのスピンオフドラマとして悪くない出来栄えだと思うし、
面白かったか?と問われればYESと答える。
だが、大スクリーンで是非ご覧ください、と
わざわざ小屋(映画館)にかけるほどの「映画」ではない。

勝手を言えば、
「無理に次期本編(シーズン8)の新『相棒』を作るよりも、
『鑑識・米沢守の事件簿 TVシリーズ』でも1シーズン分を作って、
その最初のスペシャルドラマとして放映する位がほど好い」
という程度であろうか・・・

とは言え、今回の主人公・米沢とシリーズ本編の主人公・杉下が
共に「落語好き」という人物設定も、古典落語好きの私には嬉しい。
今回の映画でも(ワザとだがクドく)流れる米沢のケータイ着メロが、
五代目古今亭志ん生の出囃子「一丁入り」であるのも好い。

但し、誰かと同様に
「細かいところまで気になってしまうのが自他ともに認める悪い癖」・・・

まず、事件の解決手法のヒントとなる杉下が米沢に貸したCDが
確か「志ん生の『四段目』」となっていたこと。
志ん朝(志ん生の次男)なら理解できるが、「志ん生の四段目」?
そんなものがあるのか、と映画を観ながら思考が脱線してしまった。

さらに、その落語の内容から主人公・米沢が
「語るに落ちる」解決手法を思いつき、口にするのだが、
ここは「問うに落ちず、語るに落ちる」と説明した方がよかった。

「ああ、そうそう。あと、もう一つだけ」・・・
「驚愕の事実」として、
米沢が落語の演目を「よんだんめ」と言っていた。
品格の無い政治家などなら未だしも、落語通のハズの米沢が
「よだんめ」を言い間違えるドラマなど、
「とうてい許されるべきことではありませんっ!」
と、杉下右京を真似て、独り製作者に届かぬ怒りを吐きながら
映画館を去った。
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
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