カフェ・デ・オロ

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2018 [2018年10月12日 05時00分]
【大杉漣とコーヒーとオロナミンC】
 カフェ・デ・オロ (1)
大杉漣は、映画『風のたより』(2015)で仙台の喫茶店主である吉井健を演じた。東日本大震災により閉じられた過去の店は「カフェ モンサンルー」が、再建する新たな店は「オーサム カフェ」がロケ地となり、「珈巣多夢」の伊藤強がコーヒーの抽出を指導した。徳島県出身の大杉漣は、2003年5月18日に「カフェ ケストナー」へ訪れて以来、店主の佐藤文昭と交流するようになった。TV番組「大杉漣の漣ぽっ」(BSフジ)の初回(2013年4月13日放送)でも、「カフェ ケストナー」と佐藤文昭が登場した。2018年2月21日に大杉漣は逝き、佐藤文昭は大杉漣が愛好したイエメン・モカを棺に入れて偲んだ。
 カフェ・デ・オロ (2)
大杉漣は、大塚製薬の炭酸飲料オロナミンCのCM「ハツラツタワーのある街」シリーズで理髪店を営む町内会長の小林清治を演じた。第1話「帰郷」篇(2016年12月)から第5話「行列」篇(2017年10月)まで、小林清治は三波元気(永山絢斗:演)を励ましていたが、大杉漣が逝った後の第6話「一年」篇(2018年3月)では登場していない。また、2018年7月に公開される予定だった第7話「神輿篇」は、オロナミンC商品回収問題が生じて未公開である。「ハツラツタワーのある街」は元気ハツラツか? 「ハツラツタワーのある街」のロケ地は千葉県香取市佐原だが、大塚製薬の発祥の地は徳島県である。
 
【カフェ・デ・オロ】
2018年10月5日、Twitterで《コーヒー風味炭酸飲料。コーヒーにオロナミンCを入れると意外にいける》、と旦部幸博がつぶやいた。私は、ソーダ水やコーラ類など他の炭酸飲料とコーヒーを合わせて飲んだ体験ならばある。だが、コーヒーとオロナミンCドリンクを合わせたことはなかった。やってみよう!
 カフェ・デ・オロ (3)
コーヒーはコスタリカ・サンタアニタ農園・ホワイトハニーを自家焙煎した豆(「珈琲遊戯」の「カフェ サウィン 2018」)を使用、これをクリスタルドリッパーで抽出した。冷蔵してあったオロナミンCと冷やしたコーヒー抽出液を各100ml、グラスに注ぎ入れて、これを攪拌した後に飲んだ。…香りも味もコーヒーとオロナミンCとが一体化しない。やや渋い奇妙な後味が残る(これはさらに深煎りのコーヒーで強まる予感)。ならばと、コーヒーにオロナミンCを少量(1割ほど)入れた液体でも、オロナミンCにコーヒーを少量(1割ほど)入れた液体でも、験してみたが印象は変わらなかった。今般にコーヒーとオロナミンCを合わせた液体は、不味くて飲めないとまでは言わないが《意外にいける》とも言えない。
 カフェ・デ・オロ (4)
1965年に大塚製薬から発売されたオロナミンCの商品名は、同社が1953年より発売したオロナイン軟膏の‘オロナ’を転用したものである。そこで次に、コーヒーとオロナインH軟膏を合わせてみた。コスタリカ・サンタアニタ農園・ホワイトハニーをクリスタルドリッパーで抽出した温かいコーヒー160mlにオロナインH軟膏を3gほど入れて、これを攪拌した後に飲んだ。…香りも味もコーヒーとオロナインHとが一体化しない。油っぽい奇妙な後味が残る。今般にコーヒーとオロナインHを合わせた液体は、《意外にいける》こともなく不味い。
 カフェ・デ・オロ (5)
オロナミン(Oronamin)Cの名はオロナイン(Oronine)軟膏に由来し、オロナイン軟膏の名はアメリカ合衆国の石油企業スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(Standard Oil of California:略称SOCAL)の製薬部門のブランドであるオロナイト(Oronite)に由来し、オロナイトの名はスペイン語で石油を意味するオロ・ネグロ(oro negro:黒い金)に由来する。つまり、オロナミンCドリンクもオロナインH軟膏も、その名に‘オロ’(oro:金)を含んでいるのだ。だから、コーヒーと合わせた今般の飲料は、「カフェ・デ・オロ」(Café de Oro:金のコーヒー)と名付けよう。今のところ、「カフェ・デ・オロ」は、疎良し(おろよし)だが…。
 
 カフェ・デ・オロ (6)
さて、大杉漣とコーヒーとオロナミンCとカフェ・デ・オロはつながるのか? 大杉漣が逝った翌日、Twitterで《大杉漣さんの「漣」の由来は、 昭和40年代発売していた弊社のコンドーム「漣(さざなみ)」だそうで、当時話題にしていただき、社員一同大変嬉しく思っておりました》、とジェクスはつぶやいた。そのコンドームの箱には「漣」の文字が金色に輝いていた。もしも、「カフェ ケストナー」のイエメン・モカとオロナミンCドリンクを合わせた「カフェ・デ・オロ」を大杉漣が飲んだならば、《意外にいける》と言っただろうか? それとも、疎良し?
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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