Da!

ジャンル:映画 / テーマ:映画感想 / カテゴリ:観の記:映面 [2018年04月04日 01時30分]
1903年、ヴァレリアン(カノコソウ)を配合した薬「命の母」を笹岡省三が完成させた。1914年、異星のモンドシャワン人がエジプトの神殿から4つの鍵石と5番目の要素を持ち去った。デヴィッド・ボウイの歌「スペイス・オディティ」が出たのは1969年、バンドデシネ『ヴァレリアンとローレリーヌ』の「千の惑星の帝国」も始まり、それは映画『バーバレラ』公開の翌年だった。ソユーズ19号とアポロ18号がドッキングして両宇宙船の乗員が握手した1975年、『ヴァレリアンとローレリーヌ』の「影の大使」が出て、アレハンドロ・ホドロフスキーはSF小説『デューン』の映画化を始動した。その翌年にデヴィッド・ボウイは映画で『地球に落ちて来た男』になったが、ミラ・ヨヴォヴィッチが‘地球に落ちて来た女’になったのは映画『フィフス・エレメント』で2214年だった。この間、2135年に異星人コータン・ダフークが地球圏へ来て握手し、その後も続々と異星人がやってきたので宇宙ステーションは肥大し、これを外宇宙へ放つことをレプリカントにして世界連邦大統領のルトガー・ハウアーが宣言した。それから400年が過ぎ、時は2740年…Da(だ)!
 Da! (1) Da! (2)
 
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(Valerian and the City of a Thousand Planets) 観賞後記
 
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は冒頭で「スペイス・オディティ」をBGMに地球から宇宙への歴史が流れ、まるでTVドラマ『スタートレック:エンタープライズ』のオープニングクレジット(BGMはラッセル・ワトソンの‘Where My Heart Will Take Me’/原曲はロッド・スチュワートの‘Faith of the Heart’)のよう…Da! 惑星キリアンではローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ:演)がヴァルカン・サリュートで挨拶しやがって(だがLLAPとは言わない)、非論理的…Da!
 
 《本来ならベッソンの弱点である幼稚と言われかねない精神性やストーリー
  運びの杜撰さが、まるで奇跡のように本作の雑然とした魅力に直結して
  いるのだ。(略) ダメなところは山のようにある。むしろ珍品だと思うが、
  こっちまでつられて笑ってしまうようなハッピーなバイブスにあふれたSF
  大作なのだ。》 (村山章/Webサイト『映画.com』 映画評論 2018年
  3月13日)
 
 Da! (3) Da! (4)
さすがリュック・あばらかベッソン、村山章の必死の尻押しも空しく、《幼稚と言われかねない》のではなくて明瞭に《幼稚》…Da(駄)! ジョージ・ルーカスは『フラッシュ・ゴードン』のリメイク権が手に入らなかったので、『スター・ウォーズ』(1977)を作った。リドリー・スコット(とダン・オバノン)はホドロフスキー版『デューン』が頓挫したので、『エイリアン』(1979)を作った。だが、リュック・ベッソンは自ら作った『フィフス・エレメント』(1997)を20年も経って焼き直して『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017)を作る‘べけんや’…Da(駄)! 《むしろ珍品だと思うが、こっちまでつられて笑ってしまうようなハッピーなバイブスにあふれた》作品といえば、マイク・ホッジス版『フラッシュ・ゴードン』(1980)やデヴィッド・リンチ版『砂の惑星』(1984)に言えることで、あばらかベッソン版『ヴァレリアン』は笑えないしハッピーじゃないし「命の母」でもないの…Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da, Da(駄)!
 
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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