蕎麦に居るね 29

ジャンル:グルメ / テーマ:蕎麦 / カテゴリ:食の記 [2017年12月31日 23時30分]
《旧年を回顧し反省する気持ちで大晦日に食べるそば》を「思案蕎麦」というらしい(新島繁 『蕎麦の事典』/柴田書店:刊 1999)。2017年の大晦日、年越し蕎麦を食べながら思案する。トレラン大会へ出向く機会が減って、山間の蕎麦屋も訪ねなかったなぁ。何だか駄蕎麦ばかり食べていたような気がする。だが、駄蕎麦だって蕎麦だ!
 
2017年10月28日
 蕎麦に居るね29 (1)
自宅で、「マルちゃん 緑のたぬき天そば ぶ厚い特製天ぷら入り(東向け)」を食す。
東洋水産曰く、《ボリュームのあるぶ厚い特製天ぷらと、鰹だしの風味際立つこだわりのつゆに、なめらかでのどごしの良いそば。コンビニエンス向けの商品です》と。通常品より4グラム重いだけで‘ぶ厚い’というべきか思案する。こうした即席カップ麺は「和食;日本人の伝統的な食文化-正月を例として-」として無形文化遺産なのかを思い惑い、原産地が中国・アメリカ・カナダ・ロシアのソバ粉を使っても「和食」なのかを思い迷う。
 
2017年11月19日
 蕎麦に居るね29 (2)
「そば処 為治郎」で、「にしんそば」を食す。
江戸時代からの京都の老舗、八ッ橋屋(本家西尾八ッ橋)は前期の元禄年間に、蕎麦屋(松葉)は末期の文久年間に創業。で、後の明治期に松葉が看板メニューを案出して…その「にしんそば」を八ッ橋屋が東京一番街に出した蕎麦店で食べる。こうして順序も中身も場所もズレている店の駅蕎麦だから思案せざるを得ない。遅い昼飯として東京で食べた看板違いの「にしんそば」だが、一緒に出てきた八ッ橋ほどはウマくなかった。
 
2017年11月29日
 蕎麦に居るね29 (3)
「飛水庵」で、「天ざる(大盛)」を食す。
珈琲屋の樋口さんと岐阜市内は徹明町交差点近くの地下にある蕎麦屋で昼飯。この「飛水庵」は、品書きが蕎麦にうどんに丼物に定食まであって全席喫煙可、手打ち蕎麦屋だが大衆食堂でもある。だからといって、駄蕎麦扱いまではさすがにしないが、大盛りのざる蕎麦は海苔も大盛りで邪魔。気取った蕎麦話で思案するよりもひたすらズルズルと蕎麦を食べている方が好いけれど、海苔が邪魔。
 
2017年12月2日
 蕎麦に居るね29 (4)
「そば 居酒屋 かぐらや 秋葉原店」で、「牡蠣南蛮蕎麦」を食す。
東京で柳原通りのバザールを覘いた後に近くの(以前は高田屋だった)蕎麦居酒屋で昼食。師走の週末とあって満席で空き待ち20分。さらに10分待って出てきた「牡蠣南蛮蕎麦」は、甘汁の味は悪くないがヌルい、麺はずる玉を空煮えさせたように表面がネチャネチャ。こんなことなら「岩本町スタンドそば」へ行くべきだったなぁ。アスラポートに統合されたとり鉄の経営を思案しようにも、この蕎麦の仕立てには批難が先だ。
 蕎麦に居るね29 (5)
「そばいち 神田店」で、「落花生入り根菜かき揚げそば」を食す。
珈琲屋巡りの後に電車の乗り換え途中で神田駅構内の蕎麦屋で夕食。NRE(日本レストランエンタプライズ)の展開する駅蕎麦店で食べるのは2016年春の「いろり庵きらく 上野店」以来。NRE曰く、《クイックでありながらも、美味しい食事を楽しみたい、そんな願いを叶える粋でおしゃれなエキ蕎麦です》と。「きらく」では蛸だったが今般の「そばいち」は落花生入り、かき揚げを弄ることだけに思案しているようだけど確かに使える店だ。
 
2017年12月3日
 蕎麦に居るね29 (6)
「小諸そば 神保町店」で、「かき揚げそば(1.5倍)」を食す。
コーヒー催事前の昼飯に寄ること3回目の訪店。店内で催事参加者にバッタリ遇うことも3回目。事業を抱える三ツ和曰く、《小諸そばは、“早くて、安くて、おいしい プラス清潔で良いサービス”という商売の鉄則のもと…》と。そう、「小諸そば」は駄蕎麦の‘鉄則’を満たしているのであって、それ以上でもそれ以下でもない。「かき揚げそば」を食べながら「小諸そば」独自の味は薄いけれども、それでイイのかダメなのかを思案する。
 
2017年12月31日
 蕎麦に居るね29 (7)
自宅で、「日清のどん兵衛 鴨だしそば」を食す。
昼食に自宅で生蕎麦を茹でて「ざる蕎麦」を食べたが、本来の‘元日そば’に相当する年越し蕎麦は日暮れて夜更けてから食べるもの。思案して、即席カップ麺の「10分どん兵衛」を「きつねうどん」ではなくて「鴨だしそば」で挑んで年越し蕎麦とすることに。日清食品曰く、《食感がよく甘みのある下仁田系ネギを搭載し、鴨の脂の旨みがきいたやや甘めの上品なつゆが特長の鴨だしそば》と。「10分どん兵衛」の蕎麦バージョン、麺が汁を吸ったのに意外と食感はしっかりしている。カップ麺独特の臭みはむしろ減じたか。10分の方がイイとは言わないが、10分でもイイ。何だか駄蕎麦ばかり食べていたような気がするが、駄蕎麦だって蕎麦だ!
 
コメント (0) /  トラックバック (0)

コメント

この記事にコメントする

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://kisanjin.blog73.fc2.com/tb.php/1091-cc6d58f2
編集

kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

09 ≪│2018/10│≫ 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
Powered by / © Copyright 帰山人の珈琲漫考 all rights reserved. / Template by IkemenHaizin