祭典は変わらない

ジャンル:スポーツ / テーマ:WBC / カテゴリ:あ・論廻 [2009年03月24日 19時00分]
2009年のワールド・ベースボール・クラシック(略称WBC)で
日本チームが優勝した。日本国内の大多数が浮かれている。
私は慨嘆にたえない。

略称WBCは「世界一決定戦」と詐称している忌むべき祭典である。
サッカー界にFIFAがあるように、野球界にはIBAF国際野球連盟がある。
サッカー界にFIFAワールドカップがあるように、
野球界にもIBAFワールドカップは存在している(共に1930年代から)。

前回の略称WBC日本チームを率いた王貞治氏ですら、前回大会前に
「野球界で生きている者にとって、サッカーのワールドカップ(W杯)は、
うらやましかった。」とコメントし、今回大会前も
「アジアのリーグ予選が(サッカーの)ワールドカップアジア予選のように
盛り上がっていくことを期待する」旨の発言をしている。
私は、野球人として偉大な王氏には、
「サッカー界を見習って、野球界も既にあるワールドカップを盛りたてよう」
と言って欲しかった。

IBAF主導の世界野球を嫌い、USAのメジャーリーグ(MLB)が
欲得だけをむき出しにして創設した祭典、それが略称WBCである。
そのMLBの姿勢は、前世紀以来の帝国主義的ワガママで世界中に
迷惑を撒き散らしたUSAの政治や経済の姿勢と全く同じ臭いがする。

お手盛りの略称WBCでのアメリカチームの成績にMLBは関心が薄い。
MVPの松坂はメジャーリーガー、尻上がりに活躍した復活の英雄
イチローもメジャーリーガー、ダルビッシュも更にメジャーに目を向ける
だろう・・・それで充分なのである。
「MLBが世界の中心」認識祭典だから。

連続優勝に沸く日本国民がこの先、MLB祭典を冷静に検証して、
一国のエゴでカネにまみれた噴飯もののシステムと気づく日は遠いだろう。
気づいた時には、ベトナム、アフガニスタン、イラク・・・の民と同じように、
物悲しいがどうにもならないダメージが野球界にも残るだけだ。

私は、日本チームの活躍や優勝を嫌っているのでは無い。
職業野球人としての各国の選手たちを責めるつもりもない。
しかし、略称WBCは忌むべき存在であり、廃止するべき祭典だ。

「チェンジ!」を叫んだ政権に変わっても、MLBは変わらない。
そして更に憂鬱なのは、国政すら「チェンジ!」できない国の方々が、
同様に間違った存在でも現象だけ快ければ浮かれ続けていることだ。
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鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
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