よそばか走談

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2017 [2017年09月10日 23時00分]
2017年9月10日、「吉岡コーヒー」が出張喫茶店を開くらしい。「BIO Mart & Kitchen」曰く、《ネパールのコーヒー生産者ボダさんの来日中に合わせ、桜山にある「吉岡コーヒー」さんがBIOで出張喫茶を開店♪(略)ボダさん、池島さんの来店は15時前後の予定しています。ネパールでの様子など直接お話を聞くことができる貴重なひととき》と…行ってみよう!
 
 よそばか走談 (1)
陽がじりじりと射して、気温は摂氏30度を超えている秋晴れの昼下がり、自宅からゆっくりと走り始める。庄内川と矢田川を渡り、市街見物しながら南へ進み、斜めに交差する飯田街道を突っ切り、目的地へ約13.5kmを約1時間50分(信号待ち含む)。…ん? バックパックに塩が吹いている。それで好い、ココは塩付通なのだから(笑)。喫煙しながら汗が引くのを待って、「BIO Mart & Kitchen」を訪ねる。
 
 よそばか走談 (2)
昨2016年のコーヒー催事以来435日ぶりの池島英総氏に「お久しぶり」、ボダラジ・アリヤル氏には「初めまして」。出張喫茶で吉岡知彦氏の淹れたネパール・カレンダーラ(パルプトナチュラル)は、コクありキレよい甘苦で上出来。これを飲みながら、ネパールの豪雨災害や隣国インドのダージリン地方の紛争などの近況も交えて、ボダさんと談議。池島さんとも、シャンジャでのコーヒー以外の産品の流通に関して意見を交わす。私自身のコーヒー探究にとっても、意義ある時間だ。
 よそばか走談 (3)
 
 《約10年前、ネパール、シャンジャ郡は植栽されていた多くのコーヒーの木が
  切り倒されようとしていました。コーヒーの木は病気になりやすく、収穫して
  も豆はなかなか売れないといった理由で、「コーヒードリーム」を諦め、多く
  の村人は村を出て都市部や海外に出稼ぎにいってしまう状況でした。 そ
  んなシャンジャの村で、農業で村おこしをしたいと考える村人ラズさんのも
  とに、世界のコーヒーを飲んで回っていた一人の日本人がたどり着きまし
  た。「村に残って農業をするなんて、ばか者だ」と言われたラズさんと日本
  から来たよそ者池島さんが出会った瞬間です。 二人で村を奔走し、今で
  は180軒の農家がコーヒー生産に加わるようになりました。村のばか者と
  日本からのよそ者によるコーヒー生産をきっかけに村が変わっていく、そ
  んな彼らの経験は、途上国でのコミュニティ開発や日本国内の村おこしを
  考える上で様々な示唆を与えてくれるでしょう。》 (「〈よそ者〉と〈ばか者〉
  が村を変えた!? ~ネパールのコーヒー作りから学ぶ村おこし」/「シャ
  プラニール=市民による海外協力の会」 2017年9月18日催事案内
 
 よそばか走談 (4)
「吉岡コーヒー」の出張喫茶店を去って地下鉄で帰る途に、「星屑珈琲」でほろ苦いコロンビア(22g85cc濃厚ネルドリップ)を喫しながら、コーヒーの「よそ者」と「ばか者」について考える。池島さんは「よそ者」だろうし、ボダさんは「ばか者」だろうが、「よそ者」も「ばか者」も彼らだけではあるまい。世界中のコーヒー生産地域の植生にとって、栽培されるコーヒーノキは「よそ者」である。そのコーヒーの香味を嗜好して、品質やら技法やらを喧喧と燥ぐ人間は「ばか者」である。「よそ者」結構、「ばか者」上等。私もコーヒー界を走って談じて、「よそ者」と「ばか者」であり続けたい…コーヒー「よそばか走談」の半日を想い返した。
 
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Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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