フォースと共に

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:珈琲の記:2017 [2017年05月20日 01時00分]
コーヒーの「フォースウェイブ」(第4の波)とは何か? コンビニコーヒーハイテクコーヒー? ドリップバッグコーヒー? いや、野風俗なコーヒーかもしれない… ‘The 4th will be with you, always.’(フォースは常に君と共にある)
 
 フォースと共に (1)
 《日本のコーヒーショップ市場では、スターバックスがメジャーになって久
  しいが、そのスターバックス発祥の地、米ワシントン州では最近、別の
  種類のコーヒーショップが大きな注目を集めている。店自体は至って
  普通なのだが、普通ではないのが、店員のユニフォームなのだ。コー
  ヒーショップの名前は「ビキニ・ビーンズ・エスプレッソ」。その名から想
  像するところ、ビキニ姿の若い女性がカフェラテなどのコーヒーを淹れ
  て販売している店かと思いきや、それどころではない。なんと、もはや
  ビキニも脱ぎ捨て、おっぱい丸出しのトップレス・バリスタが、コーヒー
  をサーブしてくれるというのだ。(略) 近年日本では、スターバックスな
  ど“シアトル御三家”に継ぐ「サードウェーブコーヒー」が話題となってい
  るが、「フォースウェーブ」として、ぜひともトップレスコーヒーに上陸し
  てもらいたいものだ。》 (「おっぱい丸出しの美女が接客 「トップレス
  コーヒー」が全米でブームの兆し」/Webサイト「日刊サイゾー」 2017
  年4月5日)
 
私も《ぜひともトップレスコーヒーに上陸してもらいたい》と思ったが、品評会だの競売制だのでむやみやたらに値段が高い「トップ・オブ・トップ」のコーヒーは既に売れ行きが鈍って‘less’(より少なく)になり始めた。捨て置いても直ぐに日本のコーヒー市場は‘トップレス’になるだろう。けれども、コーヒーの「フォースウェイブ」はトップレスコーヒーではなくてカフェインレスコーヒーだ、という説もある… ‘Use the 4th.Feel it.’(フォースを使え、感じるのだ)
 
 《今のコーヒースタイルはサードウェーブの時代といわれていますが、で
  は、その後に来る「第4の波:フォースウェーブ」は、どんな波が来るの
  でしょうか? 流れから予想すると、カフェイン抜きのデカフェの時代が
  来るかも?とも言われています。》 (今井利夫 「次に来るコーヒー第4
  の波?『デカフェ・コーヒー』」/Webサイト「中日新聞プラス」 2017年
  4月22日)
 フォースと共に (2)
 《コンビニ大手のローソンが9日からカフェインレスコーヒーの販売を始
  めた。ローソンが新たに販売するのはカフェインを97%カットしたカ
  フェインレスコーヒー。(略) カフェインレスコーヒーは生豆の輸入量が
  この4年で約2倍に増えるなど市場が拡大している。ミスタードーナツ
  は去年12月から、スターバックスは今年1月から販売を始めていて
  競争が激しくなっている。》 (「日テレNEWS24」 2017年5月9日)
 
私は《カフェイン抜きのデカフェの時代が来る》としても、その流行はフードファディズムでしかないので、極力飲むべきではないと思っている。コーヒーの「フォースウェイブ」は、トップレスコーヒー? カフェインレスコーヒー? いや、ボーダーレスなコーヒーかもしれない… ‘The 4th is strong with this one.’(フォースが強い奴だ)
 
 フォースと共に (3)
 《コーヒー豆生産者への敬意と、彼らとのパートナーシップを表現するた
  めに従来からの「国・農園・品種・生産処理」といった表記のルールで
  はなく、「生産者の名前」を主とした銘柄表記へと順次切り替えてまい
  ります。それぞれの農園に固有の自然環境と、生産者の想いや考え
  方、生産方法で変わるコーヒーの豊かな個性の広がりを、いままで以
  上に味わっていただければ幸いです。》 (「シングルオリジンコーヒー
  の銘柄表記変更のお知らせ」/Webサイト「丸山珈琲」 2017年2月
  1日)
 
コーヒーの《「生産者の名前」を主とした銘柄表記》が盛んになればなるほど、従来からの生産国ごとに括られる共通の風味が鈍って‘less’(より少なく)になると私は思っている。例えば、「国境なき医師団」は《苦境にある人びと、天災、人災、武力紛争の被災者に対し人種、宗教、信条、政治的な関わりを超えて差別することなく援助を提供する》ことを憲章に掲げているが、国境や地方の境界では‘らしさ’を語ることのできないボーダーレスコーヒーは、生産者にも消費者にも人種・宗教・信条・政治的な関わりを超えて持続することができるのだろうか?… ‘I'm one with the 4th. The 4th is with me.’(フォースは我と共にあり、我はフォースと共にあり)
 
 《コーヒーのサードウェーブは米国のコーヒーの歴史における第三の波
  ではありません。なぜならば、そのような意味での第一の波も第二の
  波もないからです。第三の波がないので、第四の波という意味での
  「フォースウェーブ」も当然ありません。》 (伊藤亮太 『常識が変わる
  スペシャルティコーヒー入門』/青春出版社:刊 2016年)
 
コーヒーの「フォースウェイブ」は、トップレスコーヒーでなし、カフェインレスコーヒーでなし、マイクロロットやシングルオリジンなどのボーダーレスコーヒーでもないのだろうか? 《‘波’に本質は無い、空疎である》から、そもそも《「フォースウェーブ」も当然ありません》ということなのか? それでも人間は愚昧にも、‘less’(ほとんど無い)コーヒーの「フォースウェイブ」を求めるだろう… ‘May the 4th be with you.’(フォースと共にあらんことを)
 
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kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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