アウォード2011発表!

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2011年12月25日 05時00分]
「CLCJ Award 2011」 並びに 「CCAJ Award 2011」 を発表する。
 
 
“CLCJ Award 2011”(日本珈琲狂会アウォード2011)発表!
 
 「ヴェルジ賞」(Verde Award)
  『SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキシビション 2011』
   (SCAJ World Specialty Coffee Conference and Exhibition 2011)
  (一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会)
 
 【授賞理由】 日本スペシャルティコーヒー協会は“Quality Quality-er Quality-est”
  という野暮な表現で意図も不得要領なテーマを掲げ、2011年9月28日より3日間の
  会期で年次総会の催事を開いた。本催事における展示やセミナーなど、前年までと
  ほとんど代わり映えしない設定及び運営であって、進取の気概が全く感じられない。
  特にイベントステージにおいて開催される「バリスタ・チャンピオンシップ」、「サイフォ
  ニスト・チャンピオンシップ」、「カップテイスターズ・チャンピオンシップ」などの決勝戦を
  含む競技会に関しては、競技者が属する会員企業の顔ぶれが露骨に固着し新味が
  無くなり、「マンネリ」・「お手盛り」・「楽屋落ち」など芳しくない評判も聞かれ始めた。
  「驚きと感動」、「更なる高品質」、「正しい透明性」などの掲げたキーフレーズに自ら
  ことごとく反し、斬新さも面白味にも欠けた催事運営は、「スペシャルティ」を名乗って
  いながらも全く「スペシャルティ」では無い。その企画力・実効性・将来性のいずれも
  低く評価されて、ヴェルジに値する。
 
 【選評】 「ネスカフェ 香味焙煎」(2010年ヴェルジ賞)に続いて連続受賞する勢いで
  「ネスカフェ 生豆ブレンド」を発売したネスレ日本株式会社であったが、その拙劣な
  商材が海外では2009年秋より先行発売されていたこと、その拙劣な広告表現には
  取り沙汰する価値すら無いこと、などを持って惜しくも最終選考から漏れ、落選した。
  対して、「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC)」を日本国内において併催
  した2007年以降は漫然と余韻のみで運営し続けている日本スペシャルティコーヒー
  協会(SCAJ)が、その拙策の積み重ねも手伝って最終選考まで残り、今般見事に
  「ヴェルジ賞」を獲得するに至った。そもそも自ら‘From Seed to Cup’を掲げて
  おきながら実状では生豆の差別化ばかりをスペシャルティコーヒーとして定義付け
  ていること、また本来はそうしたスペシャルティコーヒーの定義に縛られることですら
  不要な各種競技会を抱え込んでいること、これら打開すべき曖昧な実態を放置して
  いるSCAJに対しては、「ヴェルジ賞」授賞を機にその存在の意義自体を問いたい。
  日本珈琲狂会は、SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)基準に阿諛追従し
  日本独自に整合性のある規準を見出せないSCAJに対して、解散を含めた出直しを
  提言する、「諸君らは本来の『社団法人』を名乗るだけの社会的価値を失っている」。
 
 
“CCAJ Award 2011”(日本コモディティコーヒー協会アウォード2011)発表!
 
 「CCAJ賞」(CCAJ Award)
  『田口護のスペシャルティコーヒー大全』(NHK出版:刊)及びその「関連事象」
  (田口護/中川文彦/旦部幸博/岡崎俊彦)
 
 【授賞理由】 今やいわゆる「御三家」の一角として著名な田口護氏が著した新刊書は、
  2011年5月より発売された。スペシャルティコーヒーの焙煎論と抽出論を解説した
  図表豊富な書籍は、日本初の試みであり、「わかりやすい味に仕立てること、それ
  が大事なのだ」という意図を具現化する試みは、結果としてその範疇を「スペシャル
  ティ」に限らない汎レギュラーコーヒーの「大全」最新版としても結実させている。
  また本書の刊行に連動した形で、中川文彦氏が“HOT by Bach Kaffee”内で
  「Tips ティップス」を、また旦部幸博氏が“百珈苑BLOG”内で「ふるへっへんど」を、
  加え岡崎俊彦氏が“設計屋のBLOG”内で「コーヒー大全の補遺」を、各人ブログに
  おいて発表したことも、Webを利用した本書読者に対する極めて有益な補足や
  解題となった。この「関連事象」は、コーヒー界における紙媒体とWebとの連繋に
  よる即時性かつ利便性をともなった情報発信として斬新であり、「スペシャルティ」を
  名乗るに相応しい「スペシャルティ」な成果である。その企画力・実効性・開明性の
  いずれも高く評価されて、称讃に値する。
 
 【選評】 『田口護のスペシャルティコーヒー大全』という著作物のみでも、川島良彰氏
  『コーヒー栽培の基本 アラビカ編』DVD(2010年CCAJ賞)に匹敵する価値を
  予感させていたが、その陣容となった関係者各自の「関連事象」が加わったことで
  迷い無く最終選考を突破して、今般見事に「CCAJ賞」を獲得した。日本コモディティ
  コーヒー協会は、シリーズ前著の『田口護の珈琲大全』、限定復刻された『コーヒー
  自家焙煎技術講座』(柄沢和雄・田口護:著)に重ねた『田口護のスペシャルティコー
  ヒー大全』と連繋ブログ記事に対して、コーヒー業界に対する実用情報の集積を
  意義深く認めるとともに、内容の深化と発信の工夫において今後より一層の開展を
  期待するものである。尚、授賞者には田口護氏をはじめ複数の受賞者と交誼を
  結んでいる事実があるが、選考ならびに授賞にあたっては下世話な情実など一切
  働いていないことを断言しておく。むしろ、日本スペシャルティコーヒー協会の理事
  にして副会長を現任する田口護氏に関しては、今般にCLCJ「ヴェルジ賞」と同時
  受賞となった皮肉な状況を軽んずることなく受けとめるべきである、と諫言しておく。
 
 
上記のアウォードは、日本珈琲狂会(Coffee Lunatic Club of Japan:CLCJ)と
日本コモディティコーヒー協会(Commodity Coffee Association of Japan:CCAJ)
とにより、2011年(選考対象期間:2010年12月1日~2011年11月30日)のコーヒー
に関連する全ての事象を対象とし、その可能性や成果を認めたものを選り分けて、
授賞とした。この2つのアウォードに関しては、昨2010年時の授賞と同様にして、
CLCJ主宰並びにCCAJ創設者である鳥目散帰山人の独断にて発表したものである。
したがい、選考から授賞まで授賞理由及び選評を含めて鳥目散帰山人の責である。
現時点では何らの賞品も用意は無いが、「ヴェルジ賞」の受賞者には哀哭の罵声を、
「CCAJ賞」の受賞者には賞賛の拍手を贈らせていただく。
 
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kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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