缶詰と歴史観

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2017年04月01日 00時00分]
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虚珈新聞 2017(平成29)年4月1日
 
「日本のコーヒー団体 米国企業3社と提携」 嘘か?真実か?
 
日本スペシャリティコーヒー協会(略称JSCA)は1日、オレゴンフルーツプロダクツ社・ドール社・ジャックダニエル社の3社と事業提携を結ぶと発表した。スペシャリティコーヒーの専門用語の認識を日本国内でも拡げて、欧米各国を中心とした国際的な動向に追従することをねらう。スペシャルティコーヒーの業界では、アメリカの団体がヨーロッパの団体を吸収合併するなど世界的規模で統合の動きが進んでいるが、日本の団体であるJSCAが合流するには課題が残る。その障壁の一つが、スペシャリティコーヒーの専門用語の取扱いだ。例えば、コーヒーの香味を表現する際に、「ブルーベリー」といえばオレゴンフルーツプロダクツ社のシロップ漬け缶詰を、「パイナップル」といえばドール社の缶詰ジュースを、「ウイスキー」といえばジャックダニエル社のテネシーウイスキーを指すことが規格化されている。
 缶詰と歴史観
 
JSCAの関本信慈会長は、「日本国内ではフレイバーホイールなどで使用する用語の参照規準が正しく認識されていない。このままでは国際団体に合流できない」と語る。JSCAでは、「今後は高品質のコーヒーを普及するよりも、専門用語の参照規準とされる商品の普及を最優先にする」として、「ブラックベリー」を表すスマッカーズジャムのJ.M.スマッカー社、「オレンジ」を表すトロピカーナジュースのペプシコ社、「ハーブ」を表すマコーミック社などとも提携する予定だ。このため、毎年秋に日本最大の規模で開かれるJSCAの催事では、今年度から海外のコーヒー以外の食品企業のみをスポンサーとして、8割以上のブースで提携先の缶詰など参照規準の商品を並べる予定で、コーヒー自体の出品は禁止される。
 
こうした動向に反発する声もあがっている。日本プレスティージコーヒー協会(略称PCAJ)の鳥目散帰山人会長は、「ウェルチのグレープジュースだけを規準にしてブドウの香味を表現するコーヒーなんて、山梨県民に申し訳ない。こうしたコーヒーの‘Sensory Lexicon’(感応レキシカン)の受容は我が国の‘歴史観’を揺るがすものであり、正に売国に等しい」と怒りを露わにした。PCAJは「世界のコーヒー全てを一つの缶詰にするような策謀に吞まれてはならない」と、JSCAの事業提携を批難する声明を発表した。また、海外ではココア・チョコレート系の香味表現に関わるネスレ社(トールハウス)とハーシー社とリンツ社の間で、JSCAとの優先提携の座を争う動きがみられるという。スペシャリティコーヒーにおける外圧が高まる中で、日本のコーヒー業界は身を捨てて画一化に屈するべきか、あるいは孤立を懼れず反旗を翻す多様性を求めるのか、予断を許さない厳しい局面が続く。
 
 ※「虚珈新聞」(キョコーシンブン)は「日本珈琲狂会」(CLCJ)が発信する不良メディアです。
 
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珈琲駄物

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2017年02月06日 01時00分]
日本珈琲狂会(Coffee Lunatic Club of Japan:略称CLCJ)は、2010年の2月6日に生まれた。創設7周年を迎えた今般、改めてコーヒーを想う。
 
 珈琲駄物 (1)
いったいコーヒー屋やコーヒーマニアが「たかがコーヒー」と言ったならば要注意だ。必ず後に「されどコーヒー」と続けるからだ。持ち上げたければ端(はな)から素直に頭上に掲げればよいのに、「コーヒーなんてとるに足りない」と一度地に落としてから「しかしながら」と拾い上げてみせる驕慢。一度や二度聞かされるくらいは我慢するが、濫用されると面白くもなんともない。芸が薄っぺらな連中のコーヒーは、香味も薄っぺらい。日本珈琲狂会はこう言う…「たかがコーヒー、たかがコーヒー」。
 
 珈琲駄物 (2)
いったいコーヒー屋やコーヒーマニアが「ミルクや砂糖はご自由に」と言ったならば要注意だ。必ず後に「良いコーヒーはブラックで味わえ」と続けるからだ。「お好みでどうぞ」と言われても、ミルクや砂糖を入れる者は邪道の辱めを懼(おそ)れ続ける。口では自由を唱えておきながら本意は違う、その余計を重ねる不自由さが実に腹立たしい。舌先と腹の中が異なる連中のコーヒーは、舌が痺れて腹を壊す。日本珈琲狂会はこう言う…「コーヒーをシュガーポットにぶちこんで、ミルクをおかわりしろ」。
 
 珈琲駄物 (3)
いったいコーヒー屋やコーヒーマニアが「美味(おい)しさの7割は生豆で決まる」と言ったならば要注意だ。必ず後に「焙煎や抽出にも手は抜けない」と続けるからだ。「生豆7割・焙煎2割・抽出1割」などと得意気に語る者のコーヒーが不味(まず)かったならば、「この不味さはどの段階が何割で不味いのか?」と訊いてやれ。菅原文太は蕎麦の味の良し悪しを「素材四分に人柄六分」と言っていた(季刊『新そば』97号/『そばと私』 文春文庫に収載)。コーヒーの香味の良し悪しを割や百分率で言い表す者は、人柄が理(わり)無い。日本珈琲狂会はこう言う…「美味しさは素材と技術と人柄を乗法(掛け算)した積で決まる」。
 
 珈琲駄物 (4) 珈琲駄物 (5)
コーヒーは嗜好品である。コーヒーという嗜好品は「世界」を彩る「趣向」の存在で、その実相は駄物である。「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」と相田みつをは書いたが、面白くもなんともない。日本珈琲狂会の主宰である鳥目散帰山人は、創設から8年目を迎えた今般、濃く淹れたコーヒーを混ぜた墨でこう書く…「苦くたってええぢゃないか 珈琲駄物(コーヒーだもの)」。
 
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豆の歌を聴け

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2017年02月01日 01時00分]
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虚珈新聞 2017(平成29)年2月1日
 
「豆の声を聞く焙煎 顔が見えるコーヒー」 嘘か?真実か?
 
 豆の歌を聴け (1)
日本プレスティージコーヒー協会(Prestige Coffee Association of Japan/PCAJ)は、家庭用コーヒー焙煎機とコーヒー生豆をセットで提供する事業に進出することを発表した。焙煎機はイギリスのベンチャー企業AWAKIと技術提携して新たに開発したもので、豆ごとの特徴をきちんと引き出すために「豆の声を聞く」機能を搭載している。焙煎機の本体に備えられたスピーカーを通じて煎りあがるまでの豆の声を聞くことが可能。また、焙煎プロファイルが適切な場合は豆が歌い出して歌声が聴けるので、焙煎機の名称は「豆の歌を聴け」とされた。日本プレスティージコーヒー協会の鳥目散帰山人会長は、「これまで豆の声を聞きながらコーヒーを焙煎すると言うと、病院を紹介されたり笑いものになったりなど迫害を受けていた方にも朗報だろう。愛情を持ってコーヒーに接すれば、豆は歌って応えてくれることもわかった。もう、ハゼ音を聞いている時代ではない」と、意味不明の意気込みを語る。
 
 豆の歌を聴け (2)
さらに、宅配で頒布される生豆は、コーヒー輸入商社の岩光商事が独自の厳しい基準で選出したスペシャルティ豆を揃える。これらの生豆は焙煎されると生産者の顔が豆の表面に浮かび上がる特殊なもので、正に生産者の「顔が見えるコーヒー」を消費者が手に入れることを実現した。鳥目散帰山人会長は、「もう包材のシールや印刷で生産者の顔を見せる時代ではない。誰によってどこで作られたコーヒーなのか、それをコーヒー豆そのものが自ら示すことで、消費者と生産者との絆がより確かになる。私たちが提供する顔が見えるコーヒーは、これまでのフェアトレードやダイレクトトレードを超えて、真のトレーサビリティやサスティナビリティに光を与えるものだ。新たな焙煎機と併せて、これからは心で焼く時代です」と、胡散臭い考えを力説している。
 
 豆の歌を聴け (4) 豆の歌を聴け (3)
日本プレスティージコーヒー協会(PCAJ)は、家庭のコーヒー愛好者向けに焙煎機「豆の歌を聴け」と「顔が見えるコーヒー」生豆をセットで購入する先行予約を受付し始めているが、発売日は明らかにされていない。アドバイザーとして事業に参加している投下堂の伍島寝起氏は、「やはりコーヒーの美味しさは豆選びと焙煎で決まる。出どころ不明の豆の声は、焼くなよ焼くなよ絶対に焼くなよ…焼けよ、とふざけたものでした。高価な豆でもプロファイルを間違えれば、人類は我ら選ばれた優良種に管理運営されてはじめて永久に生き延びることができる、などと演説がスピーカーから流れてきます」と、調整の難しさを語っている。事業が軌道に乗るまでには時間がかかりそうだが、PCAJでは他にも「最低級の豆でも名店がハンドドリップで淹れた美味しさになるコーヒーメーカー」や「飲み手の味覚表現を数値で評価してWeb上に公表するIoTコーヒーカップ」などを開発している。今春でPCAJの創設から3年、コーヒー界には予断を許さない局面が続く。
 
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アウォード2016発表!

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2016年12月27日 05時00分]
日本珈琲狂会と日本コモディティコーヒー協会が、アウォード2016を発表する。
 
 
“CLCJ Award 2016”(日本珈琲狂会アウォード2016)発表!
 
 「ヴェルジ賞」(Verde Award)
  缶コーヒー「ダイドーブレンド うまみブレンド」 & 缶コーヒー「キリン ファイア」 :
  ダイドードリンコ株式会社 & キリンビバレッジ株式会社
 
 【授賞理由】 ダイドードリンコ株式会社は、米国のFutureCeuticals社が
  特許を有しているコーヒーノキの実の果肉部分より得た抽出物を混入し
  た缶コーヒーを2016年2月29日より発売した。キリンビバレッジ株式
  会社は、炭化する寸前まで深く焙煎した豆を10%~35%で使用した缶
  コーヒーを2016年11月4日より発売した。この2社に限らず缶コーヒー
  業界では、ナントカ製法とかダレソレ監修とかを謳って弥縫策で取り繕う
  欺瞞の喧伝が常套である。その低劣の中で、ダイドードリンコは‘うまみ’
  の語を軽易に付した「うまみブレンド」を、キリンビバレッジは‘焦がし’の
  語を安直に使って「ファイア」リニューアル群を、いずれも誤認すれすれ
  の強弁で売り出した。これらは生理学や焙煎技術の観点からも、悪しき
  謳いの製品であり、その汚穢なる姿勢に焦心せざるを得ず、ヴェルジに
  値する。
 
 【選評】 コーヒー製品の市場に缶コーヒーが登場して約半世紀、その存在
  自体は集合としてある種の‘文化’を形成していると日本珈琲狂会は認
  めるものである。しかしながら、近来における缶コーヒー市場は、その低
  迷に焦ってか、稚拙な発想を下卑た煽動で誤魔化す商品ばかりが登場
  して、その当座凌ぎに出まかせ紛いを謳う姿勢には‘文化’の香味を微
  塵も感じられない。また、‘リニューアル’と称して原価を抑えて商品を改
  悪する手法は、缶コーヒー以外のRTDコーヒー飲料やコンビニコーヒー
  にも伝染している。今般の2社の缶コーヒー「ダイドーブレンド うまみブレ
  ンド」と「キリン ファイア」は、これら悪しき実態を甚だしく代表するものと
  判じられて、見事に「ヴェルジ賞」を獲得するに至った。日本珈琲狂会は、
  この授賞を機に、軽挙妄動を続ける缶コーヒー業界とその放恣を問責す
  ることのない無能なる日本のコーヒー業界関係者に対しても痛罵する。
 
 
“CCAJ Award 2016”(日本コモディティコーヒー協会アウォード2016)発表!
 
 「CCAJ賞」(CCAJ Award)
  『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』(講談社:刊) :
  旦部幸博
 
 【授賞理由】 2016年2月に刊行された『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこ
  で生まれるのか』は、その書名に厳たる‘科学’を付して全く恥ずるところ
  がない。理系や自然科学系の学究者が一般向けのコーヒー本を著した
  場合に、自らの愛好に気が緩みその述懐に有理や整合を失うことが大
  方である。だが、旦部幸博氏はその罠に嵌ることなく、科学の目で怜悧
  かつ温和にコーヒーの世界を語っている。本書は、分野や立場を問わず
  コーヒーの世界を探究する者に不可欠なものであり、裨益するところは
  広くまた深くて計り知れない。その内容の重宝も好ましく、称讃に値する。
 
 【選評】 今期のCCAJ賞の候補は3つの出版物に絞られた。刀根里衣氏
  が描いた『モカと幸せのコーヒー』(NHK出版:刊)は、その主題と表現が
  見事に調和した絵本であり、老若男女を問わず心を癒されるであろう温
  かみに満ちた作品である。臼井隆一郎氏が著した『アウシュヴィッツの
  コーヒー コーヒーが映す総力戦の世界』 (石風社:刊)は、コーヒーを軸
  としてドイツから世界の歴史を眺め直した人文書であり、差別や戦争か
  ら目を逸らさないでその苦みを味わうべき傑作である。『コーヒーの科学
  「おいしさ」はどこで生まれるのか』と『モカと幸せのコーヒー』と『アウシュ
  ヴィッツのコーヒー コーヒーが映す総力戦の世界』、これら3冊に対して
  最後まで選考に悩んだところは、分野も様式も全く異なるからではない。
  3つの作品は共通に、「コーヒーとはなんだろう」という問いを人類社会
  に対して訴えている。業界の商売っ気などとは無縁に素直な訴えをみせ
  る著者らの姿勢も3冊に共通である。この意義と姿勢では、3冊に優劣
  の差はない。最後はコーヒーそのものを味わう際の具現の有用性をもっ
  て、『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』に授賞を決した。
 
 
上記2つのアウォードは、日本珈琲狂会(CLCJ)と日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)により、2016年(選考対象期間:2015年12月1日~2016年11月30日)のコーヒーに関連する事象を選出して、その可能性や成果を認めたものを選り分けて授賞とした。この2つのアウォードに関しては、過去6年(2010年2011年2012年2013年2014年2015年)の授賞と同様にして、CLCJ主宰及びCCAJ創設者である鳥目散帰山人の独断にて発表したものである。したがい、選考から授賞まで、授賞理由や選評を含めて鳥目散帰山人の責である。ここに、「ヴェルジ賞」の受賞者には哀哭の罵声を、「CCAJ賞」の受賞者には賞賛の拍手を贈らせていただく。
 
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コーヒーピラミッド禁止

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2016年04月01日 00時00分]
コーヒーピラミッド禁止 (1)
虚珈新聞 2016(平成28)年4月1日
 
「コーヒーピラミッド禁止 PCAJが世界初」 嘘か?真実か?
 
 コーヒーピラミッド禁止 (2)
日本プレスティージコーヒー協会(Prestige Coffee Association of Japan/PCAJ)は、コーヒー豆の流通量や品質の階層が積み重なる「コーヒーピラミッド」を2016年度から禁止することを発表した。コーヒーピラミッドは、高価格コーヒーであるスペシャルティコーヒーの伸張とともにコーヒーの業界団体や販売業者の間でよく宣伝に使われているが、近年は段数や高さを競う傾向にあり、専門家からも危険性が指摘されてきた。日本コーヒー協会(東野友秀専務理事)によれば、コーヒーの業界団体がコーヒーピラミッドを自ら禁止することは、PCAJが世界初。天候不順や病虫害の拡がりに苦しむコーヒー生産地では、コーヒーピラミッドの評価基準が崩れて不当に扱われるコーヒー生豆が流出したり、階層の下段で支えるコーヒー農家が傷つく事態が生じた。一部の業界団体ではピラミッドの階層を4段までに制限していたが、段数を規制した後も評価の転落や品質の落下などの事故が起き続けていた。
 
 コーヒーピラミッド禁止 (3)
日本プレスティージコーヒー協会の鳥目散帰山人会長は、「PCAJでは、従来のコーヒー階層を超えた圧倒的な威光による‘プレスティージ’や、サードウェイブコーヒーの倍返しとして‘シックスウェイブ’(第6の波)を掲げてきたが、‘上から目線’でコーヒー界を変えることはできない。コーヒーピラミッドによる事故を放置すれば、世界中に多くのコーヒー難民がさらに流出するわけで、禁止はやむを得ない」と意味不明の理屈を語る。また、約20年振りの改変が進んだコーヒーの「フレイバーホイール」に関しても、「ホイールをドレスアップしただけでコーヒー界の燃費やコーナーリングが向上するわけではない。スポーク数や華美な装飾にも規制が必要だ」と、PCAJでは禁止も視野に入れて検証を進める方針という。
 
 コーヒーピラミッド禁止 (4)
さらに、関係筋からの情報によると日本プレスティージコーヒー協会では、昨今のコーヒー業界で賑々しい出版事業に乗り出す動きもあるらしい。『コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか』や 『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』など、いわゆる「のか」本を研究するふりをして実質は盗用する『コーヒーのか学』を出版する予定。「第1章 コーヒーとはなんなのか?」 「第2章 コーヒー時雨の化」 「第3章 コーヒー武韋の禍」 「第4章 死んで花実が咲くものか」 「第5章 遠きは花の香 近きは糞の香」 「第6章 焼けているのか?」 「第7章 コーヒー初七日」 「第8章 コーヒー芝蘭の化」という章立てだけが発表されている。これに対して、「ピラミッドもホイールも勝手に禁止とされた上で出版にまで口出しされれば、恰好だけで商売をする新鋭のコーヒー屋は大打撃を受ける」と、PCAJの動向に早くもコーヒー業界から反発の声があがっている。PCAJの創設から2年、コーヒー界には予断を許さない局面が続く。
 
 ※「虚珈新聞」(キョコーシンブン)は「日本珈琲狂会」(CLCJ)が発信する不良メディアです。
 
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ブルーバックスコーヒー

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2016年02月06日 01時00分]
日本珈琲狂会(Coffee Lunatic Club of Japan:略称CLCJ)は、2010年の2月6日に生まれた。創設6周年に悦喜して、2月6日に生まれた人人の箴言を糧に改めてコーヒーを想う。
 
 《人生なんて夢だけど、夢の中にも夢はある。悪夢よりは楽しい夢がいい。》
  (『人生なんて夢だけど』 フレーベル館:刊)
  やなせたかし(1919年2月6日生まれ/2013年死亡)
 「珈琲なんて夢だけど、珈琲の中に夢はない。悪夢よりは旨い珈琲がいい。」
 
 《恋をすると頭に火がついて、それが身体中かけめぐって 爪先まで下りて 耳
  鳴りが残る。》 (『突然炎のごとく』〔Jules et Jim〕)
  フランソワ・ロラン・トリュフォー(1932年2月6日生まれ/1984年死亡)
 「珈琲をのむと頭に火がついて、それが身体中かけめぐって 爪先まで下りて
  耳鳴りが残る。カフェインの作用か?」
 
 《目覚めのコーヒー苦く 飲みほす 朝の景色 霞んでる 今頃どうしているのかと
  カレンダーを覗く 最後の夏 あざやかな shiny blue 胸の奥が切ない story》
  (『サヨナラ言えなくて』 ZARD)
  坂井泉水(1967年2月6日生まれ/2007年死亡)
 「目覚めのコーヒー苦く 飲みほす 朝の新聞 霞んでる いつ頃焙煎するのかと
  カレンダーを覗く 今年の豆 あざやかな shiny blue 胸の奥が切ない story」
 
マーラ・ダンコーン(1969年2月6日生まれ)は、バンド「THE LARK」(ザ・ラーク)の25周年(途中12年ほど活動休止)再結成コンサートを2015年7月下旬に湯島のバー「ホワイトレインボー」でメンバーと共に催した(「ヨルタモリ」 2015年8月16日放映)。ギターを奏でながらマーラが歌った「コーヒールンバ」も好かったが、メンバー吉原らと共に歌ったバンドのテーマソング「スカイラーク」はさらに好かった。
 
 ♪ 青い空を 飛ぶ鳥 様々な飛び方あるけど
   長い時間かけて 長い距離を飛ぶ 渡り鳥もいれば
   俺たちは 長くは飛べない 青い空に染まって
   大地と空の間を 行き来する鳥になる
   ラーク ザ・スカイラーク ラーク ザ・スカイラーク
   スカイラーク スカイラーク 大地と空の間を飛ぶ
   ザ・スカイラーク ザ・スカイラーク 大地と空の間を飛ぶ
   ザ・スカイラーク スカイラーク 大地と空の間
   ザ・スカイラーク スカイラーク 大地と空の向こう
   スカイラーク スカイラーク 大地と空の向こう
   スカイラーク スカイラーク スカイラーク スカイラーク ♪
 
 bluebucks.jpg
奇しくもブルーボトルコーヒーが日本へ侵攻して1周年を迎える今般2016年2月6日、日本珈琲狂会は、最好の‘コモディティコーヒー’である「BLUEBUCKS COFFEE」(ブルーバックスコーヒー)を掲げる。日本珈琲狂会は、スターバックスコーヒーやブルーボトルコーヒーに阿媚(あび)しない。いかなる勢力や陣営や潮流にも諂諛(てんゆ)しない。染まるのは青い空のみ、その意は「ブルーバックスコーヒー」の色として‘shiny blue’に示される。だが、カネ(dollars=bucks)には憂鬱に(blue)なるほど縁遠いので、「ブルーバックスコーヒー」である。日本珈琲狂会は、「ブルーバックスコーヒー」を掲げて、群れて流されるだけの低劣なるコーヒーの向こうへ飛ぶ。私たちは、長くは飛べないが、青い空に染まって、大地と空の間を行き来する鳥になる。
 
7年目を迎える日本珈琲狂会と、その主宰である鳥目散帰山人は、孤往独邁の珈琲狂として、コーヒーのすべてをさらに追究する。たとえ人類とその社会を滅ぼしても、「コーヒーに生きる」…
 
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アウォード2015発表!

ジャンル:グルメ / テーマ:コーヒー / カテゴリ:日本珈琲狂会 [2015年12月27日 05時00分]
日本珈琲狂会と日本コモディティコーヒー協会が、アウォード2015を発表する。
 
 
“CLCJ Award 2015”(日本珈琲狂会アウォード2015)発表!
 
 「ヴェルジ賞」(Verde Award)
  「コーヒーサンバ」 : 一般社団法人全日本コーヒー協会
 
 【授賞理由】 一般社団法人全日本コーヒー協会は、2015年より10月1日を
  「国際コーヒーの日」と定めて、これを一般消費者に広く伝えることを目的と
  したプロモーション動画(PV)「コーヒーサンバ」を制作した。これは、日本が
  国際コーヒー機関(ICO)に6年ぶりに再び加盟し、そのICOが10月1日を
  「International Coffee Day」と制定した2015年の動向を背景にしたも
  のである。全日本コーヒー協会は、《日本に流通するコーヒーの3割以上が
  ブラジル産》で《日本でコーヒーといえば「ブラジル」》(プレスリリース)という
  理由で、「コーヒールンバ」(日本語詞:中沢清二)を「コーヒーサンバ」へと
  安直に改変した。このPV「コーヒーサンバ」の制作と発表は、原曲が生み出
  されたベネズエラへも、ルンバではない曲を「コーヒールンバ」と名付けられ
  たキューバへも、歌詞で唐突にモカマタリを歌われたイエメンへも、さらに全
  くサンバになっていない改変をされたブラジルへも、非礼極まりないものであ
  る。国際的にも日本のコーヒー業界全体を代表するべき立場にある全日本
  コーヒー協会が、身勝手で国際的な視点や配慮に欠けた宣伝活動をする
  ことは、到底許されない。この蒙昧かつ浅慮な全日本コーヒー協会による
  暴挙と醜態は明白に批難されるべきであり、ヴェルジに値する。
 
 【選評】 エチオピアコーヒー商標問題(2005年~2010年)での係争と敗訴
  や、レギュラーソリュブルコーヒー問題(2013年~2014年)でのネスレ日
  本の協会離脱など、これまでもガバナンスの欠如を露呈し続けてきた全日
  本コーヒー協会であるが、今般の「コーヒーサンバ」制作については選考過
  程でも他の候補を全く寄せつけることなく、圧倒的な醜態と判じられて見事
  に「ヴェルジ賞」を獲得するに至った。日本珈琲狂会は、この授賞を機に軽
  挙妄動を続ける全日本コーヒー協会の解体を求めると共に、その放恣を問
  責することのない無能なる日本のコーヒー業界関係者も痛罵する。
 
 
“CCAJ Award 2015”(日本コモディティコーヒー協会アウォード2015)発表!
 
 「CCAJ賞」(CCAJ Award)
  『森は消えてしまうのか? エチオピア最後の原生林保全に挑んだ人々の記録』
  (佐伯印刷:刊) : 松見靖子
 
 【授賞理由】 2015年2月に刊行された『森は消えてしまうのか? エチオピア
  最後の原生林保全に挑んだ人々の記録』は、エチオピアで独立行政法人
  国際協力機構(JICA)が2003年から2012年まで展開した「ベレテ・ゲラ
  参加型森林管理計画」を描いた本である。その試行錯誤した実情を多様な
  視点を織り交ぜつつ《筋(ストーリー)をつけ、つなぎあわせ》て一つの物語
  に仕立て上げた松見靖子氏の著述には、著者の意企をも超えた力を感じ
  る。この森林保全プロジェクトはレインフォレスト・アライアンス(RA)認証を
  取得したコーヒーを日本へ輸出するに至っており、本書はエチオピアにおけ
  るコーヒー産業を「エスノグラフィー」(民族誌)という新たな手法で描いた本
  として稀有である。現代のコーヒー生産において必ずしも喜べない客観的
  事実を、《ベレテ・ゲラの森も、早晩失われていくのかもしれない》と主観で
  物語として再構築した、その著述の意義も好ましく、称讃に値する。
 
 【選評】 今期のCCAJ賞の候補は早くに2つのコーヒー本に絞られたが、その
  いずれを授賞の対象とするのか、最後まで選考に悩んだ。木村衣有子氏
  が著した『コーヒーゼリーの時間』(産業編集センター:刊)は、その題名の
  通りに「コーヒーゼリー」に着眼した類い稀な本であり、巷間に溢れる疎放
  な‘カフェ本’などとはひと味もふた味も異なる、綺麗で魅惑に満ちたものに
  仕上がっていた。『コーヒーゼリーの時間』は、《きっとあなたも、そんなコー
  ヒーゼリーのファンになる》という著者の意企を見事に具現した点で、授賞
  した『森は消えてしまうのか?』を凌駕している、と讃える。また、『森は消え
  てしまうのか?』に関しては、(本来は本文中で使用されている通りに‘天然
  林’と言うべきところを)書名の副題に‘原生林’という語を用いるなど、不純
  なる作為や錯誤が散見された。だが、《もちろん本書で描かれているストー
  リーに「事実誤認だ」と言いたい関係者もいるかもしれない。しかし、「そうい
  う視点があるのだ」という気づきにつながってこそ、プロエス(プロジェクト・
  エスノグラフィー)は将来の開発援助のより効率的、より持続的な実施に貢
  献することができる》(佐藤寛「解説」)という、ある種の捨て身とも開き直り
  とも捉えられる不気味さを呑み込んで、これを面白味として選考を突破した。
  いずれにしても、コーヒーを描くに未踏の境地があることを、2つのコーヒー
  本は共に示したのである。
 
 
上記2つのアウォードは、日本珈琲狂会(CLCJ)と日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)により、2015年(選考対象期間:2014年12月1日~2015年11月30日)のコーヒーに関連する事象を選出して、その可能性や成果を認めたものを選り分けて授賞とした。この2つのアウォードに関しては、過去5年(2010年2011年2012年2013年2014年)の授賞と同様にして、CLCJ主宰及びCCAJ創設者である鳥目散帰山人の独断にて発表したものである。したがい、選考から授賞まで、授賞理由や選評を含めて鳥目散帰山人の責である。ここに、「ヴェルジ賞」の受賞者には哀哭の罵声を、「CCAJ賞」の受賞者には賞賛の拍手を贈らせていただく。
 
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kisanjin

Author:kisanjin
鳥目散 帰山人
(とりめちる きさんじん)

無類の珈琲狂にて
名もカフェインより号す。
沈黙を破り
漫々と世を語らん。
ご笑読あれ。

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